沈没日記51
アクションストリート
ソイブッカオのバービアめぐり定番スポットの一つにアクションストリート(ACTION STREET)がある。
南北に長いソイブッカオの南端寄り。
アーケードは立派だ。
新しくできた当初は、地面がきちんと舗装されておらず、ほぼ砂利道だった。よって、わたしの仲間内では「ジャリのバービア」と呼ばれている。さらに短くして、通称「ジャリ」。
現在は一応舗装されているものの、やっぱり埃っぽいし、ちっとも垢抜けていないのは昔と変わらず。
ちなみに、アクションストリートの近所にあるブルーラトゥリーバービア群は、通称「二階建て」となる。
二階建てはかなり没落してしまったが、アクションストリートは、なんとか生き延びている。
バーの移り変わりは激しいが、それなりに流行っている店もあって、チェックは欠かせない。
ごくたまに若い新人嬢が紛れ込んでいることがあるのは、まあ、どこのバービア群も同じ。
昨日今日パタヤへ来たばかりの夜遊び旅行初心者には、ちょっときついかもしれないが、少しパタヤに慣れてきたバービア好きなら、当然のようにパトロールコースに入れるべきバービア群である。
こういった場所でも平気で飲めて、バービア嬢探しをしないと、ブッカオ界隈でいいバービア嬢に巡りあうのは難しい。
もちろん、過度の期待は厳禁。バービアめぐりの90%以上はハズレに終わることを覚悟すべし。
18歳バービアギャル嬢
さて、このジャリのアクションストリートに入って左側一軒目のバービア。
ここにバービアではめったに見かけないレベルの若くてかわいいバービア嬢がいる。
アクションストリートには似つかぬルックスとスタイルだ。ハズレじゃない10%の中の、そのまたトップグループ。
こういった出会いが、バービアめぐりの醍醐味である。
もちろん、通りかかるたびに気になっていた。
が、わたしの経験上、これはペイバー不可ではないかと、遠目で観察しながらも警戒してしまう。
何となく雰囲気でわかってしまうものだ。
バービアでもペイバー不可嬢は、ちょこちょこと存在している。
ママさんないしボスの娘や親戚の子で、学校が休みの間だけアルバイトに来ているなどのケースだ。
中には、田舎から出稼ぎに来て、給料とドリンクチップだけで頑張るなんてバービア嬢もいるが、そのほとんどは薄給に耐え切れず、ペイバーに応じるようになるか、ゴーゴーバーに転職したりする。
また、バービアで働くおばさんバービア嬢のリアル娘が、母親と同じバービアで働いているケースもある。
これは、ペイバーできる子と、不可の子に分かれる。
昨年の話だが、アルバイトで働いている19歳女子学生をペイバーした。この子の母親が、同じバービアで働く現役バービア嬢だった。
関連記事:19歳現役女子大生バービア嬢をペイバー
で、今回のアクションストリートのバービア嬢はどうか?
直感ではペイバー不可と踏んでいる。
いや、でも実際に話をしてみないと、はっきりしない。
とりあえず話だけでもしてみるかとバービア訪問。
間近で見ると、そこまで可愛くはないが、それでもバービアの平均レベルは大きく上回る。
スタイルもいい。
年齢を尋ねると18歳という。数えで19歳かな。
顔やスタイル、服装の雰囲気は、いまどきのギャルって感じだ。田舎臭さは低め。
パタヤで働いて1ヶ月くらい。
うーん、これでペイバー可能だったら、まさに大当たりなのだが。
あまりノリはよくないけれど、徐々に打ち解けて、話をするようになってきた。
わたしが日本人だとわかると、日本語を教えて欲しいといわれる。
いらっしゃいませ
こんにちは
あいしてる
とか、どうでもいいような日本語を伝授。
舌っ足らずでたどたどしい発音の「いらさいませ~」は、萌え要素あり。
ついでに、「やりたい?」も教えておいた。
アオカンマイやシーカンボーのことだよ、と。
いまいち受けなかったけど。
そうこうしていると、レディボーイのバービア嬢が絡んできた。
レディボーイというより、単に化粧を施しただけの男だ。
「マッサージしてあげる。うっふーん」とわたしの肩を揉み、あげくの果てには両足までマッサージ。
ああ、18歳が遠のいていく。
なんとか化粧おっさんを回避しつつ、18歳との距離を縮めたい。
が、18歳は、同じバービアで働くおばさんとずっと話をしているか、スマフォをいじってばかり。
あまりわたしには興味がないようだ。
そろそろ時刻は深夜3時。閉店の時間だ。
棚に並んだ酒瓶を収納して、冷蔵庫に鍵をかける。
サインの明かりも消して、リアル閉店。
「じゃあ、帰って一緒に寝よう」と冗談めかして、18歳に誘いをかけてみる。
返事はなかった。薄ら笑いされただけだった。
で、彼女はずっとおしゃべりしていたバービアのおばさんと仲良さそうに帰っていくのであった。
たぶん、親子だな。
やっぱりペイバー不可のようだ。
念のため、数日後、もう一度バービアへ。
18歳は、わたしのことなどまったく覚えていなかった。
日本語教えたでしょと指摘するも、何のことでしょうという顔付き。
ま、ペイバー可能か不可かは別にして、まったく相手にされてませんでしたな。
ペイバーできたとしても、楽しい時間が過ごせるとは思えない。
お互いに相性が良くなかったのだ。
いくら見た目がよくても、こういう子はペイバーしてもダメ。
何となく、ファラン目当てのような気がするなあ。
でもわからない。
他の日本人ならうまくいけるかも。
わたしは、もうやる気が失せてしまいました。
誰か、攻略しに行って下さい。
たぶん、まだ働いているでしょう。