タイとラオスを結ぶ国際列車の延伸は今年5月に実施されそうだ。
1月下旬頃の発表では、今年4月より、ラオス側の駅をタナレーンからビエンチャン(カムサワート)駅まで延伸するとのことだった。
現行の国際列車は、ノンカイからタナレーンまでとなっている。これをよりビエンチャン市内に近い新設のビエンチャン・カムサワート駅まで延伸させることで利便性がアップする。
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国際列車運行開始は5月に延期
1月下旬以降の新しい情報がなかったが、ようやく新しいニュースが出てきた。
4月に運行を開始する予定だったが、これを5月に変更するという。
5月13日から20日かけて運行する。
ノンカイ=ビエンチャン(カムサワート)が1日1往復。
バンコク=ビエンチャン(カムサワート)も1日1往復。
列車番号も明らかになった。
現行の列車をビエンチャンまで延伸する形での運行となる。
現行列車は以下のとおり。これをビエンチャンまで延伸させる。
列車番号133 バンコク(クルンテープ・アピワット)-ノンカイ
バンコク発午後9時25分、ノンカイ着午前7時55分
列車番号134 ノンカイ-バンコク
ノンカイ発午前6時、バンコク着午後5時20分
この2本が、バンコク-ビエンチャンに変更となる。
運賃は、バンコク-ノンカイまで3等車が211バーツ。
ノンカイからビエンチャンまでの乗車だと運賃がプラス60-70バーツとなる見込み。
バンコクからビエンチャンまで一本の列車で行けるようになる。しかも激安だ。とはいえ、3等車で夜通し乗車するのは苦行そのものだろうが。
ノンカイ=ビエンチャンへと延伸されるのは以下の列車。
列車番号481 ノンカイ-タナレーン
ノンカイ発午前7時30分、タナレーン着午前7時45分
列車番号482 ノンカイ-タナレーン
タナレーン発午前10時、ノンカイ着午前10時15分
この列車がビエンチャンまで延伸されることになる。
現行運賃は20バーツだが、延伸にともない60‐70バーツとなるもよう。
出入国のパスポートコントロールは、ノンカイとビエンチャンでそれぞれ行う必要あり。いずれは一度の手続きで済ませられるよう調整していくとのことだ。
路線拡大により、ウドンタニー駅、ノンカイ駅、タナレーン駅、ビエンチャン(カムサワート)駅では多くの乗客が利用すると予想される。
タイ人よりもラオス人の需要が高いようだ。
買い物やビジネスだけでなく、病院での治療のためにウドンタニーの病院へ出向くラオス人が多いとのこと。
現在ビエンチャンからウドンタニーへの公共交通機関は国際バスしかないが、国際列車が運行開始となれば、ラオス人利用者が増える。
参照:https://www.facebook.com/TransportDailynews
ビエンチャン・カムサワート駅
ビエンチャン・カムサワート駅
現在のタナレーン駅からビエンチャン・カムサワート駅までは7.2kmの距離。
カムサワート駅からビエンチャン市内へは7-9km離れているが、タナレーン駅からビエンチャン市内へはもっと離れている。
まとめ
どうやら5月には本当に運行開始となりそう。
まずはノンカイ発もバンコク発も1日1往復での運行でスタート。
バンコクからビエンチャンまで直通列車で行けるといっても寝台列車ではないし、日本人旅行者の利用ハードルはかなり高い。でも激安でビエンチャンまで直接行けるようになる。
あくまで予定に過ぎないので期待半分で待っているのがいいかと。
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