タイとラオスの国境の街であるノンカーイ。
メコン川沿いに街が広がっている。
川沿いのホテルやゲストハウスに宿泊すれば、まったりとした川の流れを眺めながら過ごすことができる。
そんなメコン川沿いのゲストハウスの一つを紹介。メコン川が目の前という、日本から遠く離れた地でありながら、日本語がそのまま通用するという空間だった。
目次
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ザ リム リバーサイド ゲスト ハウス (The Rim Riverside Guest House)
これは2022年6月のレポートとなる。
ラオス・ビエンチャンからメコン川にかかるタイ・ラオス第1友好橋を渡ってタイに入国すると、そこがノンカーイだ。
ノンカーイ陸路国境検問所から街中までは微妙に離れている。
国鉄ノンカーイ駅までは、1.8kmで徒歩25分くらい。
メコン川沿いにあるインドシナ市場あたりまでは4.5kmある。
今回泊まるゲストハウスまでは3.2km、徒歩40分の道のり。
さすがにしんどいので国境検問所近くで待機しているトゥクトゥクを利用する。
このあたりにたむろしているトゥクトゥクはほぼ一律で100バーツと言われる。
距離からすると高いが、しょうがない。
ゲストハウスまで送ってもらう。
道を間違えたがなんとか到着。
THE RIM RIVERSIDEと看板が上がっている。
敷地に入って右側が管理室と宿泊部屋。
左側の建物は、1階がカフェ兼売店、2階が宿泊部屋らしい。
敷地内には誰もおらず、声をかけると管理室からおじさんが出てきた。
しかも日本語で話しかけられた。
そこそこに流暢な日本語である。ちょっとびっくり。
中庭のテーブルに座ってチェックイン開始。
手続きはすべて日本語でオッケー。
タイで100軒近くホテル泊まっているけど、オール日本語でチェックインしたのは初めてかも。
おじさんは、かつては日本でずっと働いていて、地元ノンカーイに戻ってからここでゲストハウスを経営しているそうだ。
なるほど。
スタンダード(低層階)
宿泊するのはスタンダードルーム。
アゴダでは、「スタンダード(低層階)」という名称だった。
管理室があるほうの建物の1階部分の部屋だ。
部屋は広い。無駄に広い。
シングルベッド2つ。
化粧台と冷蔵庫。
無料の水は2本。
コンセントは冷蔵庫近くと、ベッドと窓の間くらいに設置してある。
丸テーブルと椅子のセットもある。
PC作業する際には、このセットを窓側に移動させて利用した。
タンスの中にはハンガーがあるだけ。セーフティボックスは無し。
窓からはゲストハウスの中庭が見える。川は見えない。
浴室も広い。
いたって普通のタイスタイルのシャワーとトイレだ。
電気式のシャワーの水圧と温度も普通。ちゃんと熱いシャワーが浴びられる。
部屋は清潔に維持されており、特に不満は感じなかった。
Wi-Fiも普通に使えた。
敷地内からメコン川を眺める
部屋は禁煙。
タバコは、中庭の屋根付きテーブルで吸うことができる。
ここはちょうど川沿いの遊歩道の真横にあたる。
遊歩道より一段下がった場所にあるため、川はぎりぎり見える程度だ。
でも、この雰囲気は好き。
夜はとても静か。というか怖いくらいの静寂だ。
これもまた良し。
管理室向かいの棟の1階はカフェ兼売店。
ビールも販売。
BON CAFEのアイスコーヒーが80バーツ。
川を眺められるテーブルと椅子もある。
また、カフェの2階が宿泊部屋となっている。
クイーンルーム バルコニー付きという部屋。
カフェ横に階段があって2階に上がると、バルコニーと宿泊部屋だ。
この時は宿泊者がいて、2階のバルコニー部分に行くことができなかった。
メコン川沿い遊歩道からゲストハウスを見たところ。
2階のバルコニーからは、ばっちりメコン川の流れを眺めることができる。
どうせメコン川沿いのホテルに泊まるならば、部屋から直接メコン川が見えるところがよさそうだ。
メコン川
ゲストハウスから数秒でメコン川。
遊歩道の雰囲気はいいねえ。
少し先に見えるのが、ラオスからタイに渡ってきたばかりの友好橋だ。
ノンカーイの市場や夜市までは徒歩7,8分くらいだろうか。
メコン川を眺めつつ、遊歩道をほてほてと歩いていけばいい。
夕暮れの雰囲気やさらによし。
夜は本当に真っ暗になる。
聞こえるのは虫の音だけ。
地図と周辺施設
メコン川沿いのゲストハウスの中では、かなり西寄りに位置する。
中心部からは少し外れるため、不便な面あり。その分、本当に静かだ。
近くにノンカーイ病院があり、病院前には朝と昼は屋台がたくさん出る。
すぐ近所にはコンビニはないが、ローカル商店ならある。日中の買い物なら大丈夫。
近所にバービアの看板があったが、実際には営業していないようだった。
夜中は何もない。
静寂を楽しむべし。
ノンカーイバスターミナルまでは歩いて25分ほど。
日本語が話せる人にお願いすれば、ターミナルまで送ってもらえるとのこと。
宿泊料金と予約先
2022年6月時では、一番安い部屋が700バーツほどだった。
この時期と施設からすると、少し高く感じた。
でも他のゲストハウスも似たような価格帯で、かつ営業再開しているホテルも少なかった。
メコン川沿いのゲストハウスやホテルは少々割高となるようだ。
でもどうせ川沿いのホテルに泊まるなら、部屋からメコン川を眺められるところにしたほうがいいと思う。
このリムリバーサイドゲストハウスなら上層階がベター。ちょっと高くなるけれど。
なお、2023年6月時点でも、ザリムリバーサイドゲストハウスの営業は確認。日本語を話せるおじさんがいるかはわからないが。
まとめ
メコン川沿いで日本語が通じるゲストハウスは貴重。
でもまあ日本語よりも、メコン川の眺めと雰囲気が大事だ。
宿泊施設としては、ごく普通のゲストハウス。部屋がちょっと広いくらい。価格はゲストハウスとしては割高感があるし、立地もちょっと不便。
でも雰囲気重視ならあえて泊まってみてもいいかも。
ここに多くを望んではいけない。何もないことを楽しまねば。
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