タイ・ノンカイからラオス・ビエンチャンへ国境越えをする場合は、バスを使って友好橋を通るのが一般的だ。
バス以外にも電車を使って国境を越える方法もある。
鉄道ならたったの20バーツ、時間は15分だ。
また、国境列車をビエンチャン駅まで走らせる予定にもなっている。
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ノンカイ-タナーレーン国際列車
タイ国有鉄道（SRT）がノンカイ-タナーレーン間の国際列車の運行状況を改めて告知している。
タイのノンカイ駅を出発し、そのまま国境を越えて、ラオスのターナーレン駅に到着する短い国際列車だ。
パンデミック中は運行が停止していてたが、2022年9月16日に再開となった。
運賃は20バーツ（約80円）
所要時間は15分。
外国人旅行者でも普通に利用できる。
旅行者はパスポートあるいはボーダーパスを携行のこと。
ラオス側のタナーレーン駅ホームにパスポートコントロールがあり、ここでタイとラオス双方の出入国手続きを行う。
現在、1日4本の列車を運行。
481 ノンカイ発07：30 タナーレーン着07：45
482 タナーレーン発10：00 ノンカイ着10：15
483 ノンカイ発14：25 タナーレーン着15：00
484 タナーレーン発17：30 ノンカイ着17：45
友好橋の渋滞に巻き込まれることなくラオスへ渡れる。
なお、ノンカイバスターミナルやウドンタニーバスターミナルからビエンチャンへの国際バスは昨年7月頃に運行再開済み。
現在は2時間に1本の割合でバスが出ている。
運賃はウドンタニーから80バーツ。
タナーレン駅からカムサワート駅への延伸
ラオス側のタナーレーン駅は、友好橋の国境検問所からは離れている。
またビエンチャンから約17kmの距離にある。
かなり中途半端な立地だ。
タナーレーン駅地図
タナーレーン駅からビエンチャン市内への公共交通機関がないようで、せっかく鉄道で国境越えしても、そのあとの移動手段に苦労するという話だ。
場合によっては、友好橋のバス乗り場まで30分かけて歩く必要があったりという話も聞く。
利用時には注意が必要。
この不便さはもうじき解消されるかもしれない。
タイ国鉄の話では、ラオスの鉄道当局と強力して、鉄道線をビエンチャンのカムサワート駅までつなげる予定だという。
2023年中頃には開通予定とも言われているが、今のところはっきりした日程は不明だ。
カムサワート駅地図
ビエンチャン市街中心部までは少し距離があるものの、タナーレン駅よりは市内に近い。
なお、ラオス・中国高速鉄道のビエンチャン駅は、また別にある。
ビエンチャン駅
ビエンチャン市内からビエンチャン駅までは、タラートサオバスターミナルから直通バスが運行されている。
ラオス・中国国際列車は、ビエンチャンと中国・雲南省の間ですでに開通済みだ。
ゆくゆくはビエンチャン駅とタナーレーン駅をつなげる計画となっているようだ。
タナーレーンからはタイ側のノンカーイへ行く。
ノンカーイからはバンコクにつながる。
つまり、中国からバンコクまで線路でつながることになる。
まとめ
とりあえず、タイからラオスへ列車で国境越えすることは可能だ。
本数が少ない上に、ラオス側の駅からの移動手段に乏しいなど、不便な点はあれど、列車での国境越えには旅情をかきたてられる。
できるだけ早く、タナーレンからビエンチャンまで延伸してほしいところだ。
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