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日本食

南国パタヤでおせち

投稿日:

2023年の正月三が日。
パタヤでは大晦日のカウントダウンからのハッピーニューイヤーの流れが祝いムードの頂点で、1月1日の夜には早くも通常ムードに戻る。というか、カウントダウンで飲みすぎて、みんなグロッキー状態だ。
日本のように年明け3日間とも祝うという概念には到達しそうにない。
そういえば、1月3日の為替市場開けでは、一気に円高が進み、1ドル129円台にまでなった。
バーツは、1円が0.2607バーツにまで上昇。
ちょっとしたお年玉プレゼントなった。
そうだ、本当におせちを食べよう。

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やよい軒のOSECHI

元日は、おせちがわりと称してブレックファーストを食べた。
パタヤにはおせちなんてない。
まあ日本人経営の日本料理店ではおせち料理を提供しているところがあるかもしれないが、それはそれ。
パタヤでおせちは諦めていた。

と、思いきや、タイのやよい軒の広告がネットで流れてきて、びっくり。
OSECHIがあるではないか。

さっそくパタヤタイにあるビッグCへ。

ターミナル21やセンタンは観光客が利用するが、ここはローカルタイ人と長期滞在外国人がメインで、やよい軒も比較的空いていることが多い。

店頭のメニュー紹介には、おせち、OSECHIと書いてある。199バーツより。

あと、大阪コロッケも新登場。

ベーコンコロッケとカニかまコロッケの2種類で99バーツ。
いや、普通のビーフコロッケにしてほしい。

夕方前という時間帯もあり、店内はがらがら。
でも、そのあと家族連れのタイ人が連続して入店してきた。

ヘルシーおせち

おせちは4種類。

Wealthy,Victory,Happy,Healthy
韻を踏もうという努力の跡が顕著だね。
この中でもなんとなくおせちっぽい、ヘルシーにしておく。199バーツと一番安いし。

ヘルシーの内容は日本語でも解説あり。

天ぷら盛り合わせ、チキンのスパイシー炒め、筑前煮、たまご、わかめサラダ、かまぼこ、そば

温かい緑茶は38バーツ。

急須で提供される。
落ち着く味や。三が日は温かいお茶がいい。

客が全然いないのにかなり待たされた。
あまりにも遅いんで、オーダー忘れかとクレームを入れそうになった。
25分くらいかかって、ようやく配膳。

ちょっと切れそうになっていたが、盛りだくさんな内容を目にすると、怒りはおさまった。
文句を言うより、目の前の食事を楽しもう。

天ぷらは、エビ、かぼちゃ、正体不明の白身魚の3種類。衣多すぎだけど、天つゆもあって天ぷら気分は味わえる。

筑前煮は作り置きを冷蔵庫に入れておいたのだろうか、かなり冷たい。
でも味がすごく染み込んでいて、まあ日本の味。
筑前煮なんて、日本でも滅多に食べないもんなあ。

かまぼこと卵焼きがいちばんおせちっぽい。わかめサラダはいらないかな。

鶏肉スパイシー炒めは、よくわからない味。日本料理でもないような気もする。

他のおせちメニューは味噌汁だけど、ヘルシーセットだけはそばになる。

年越しそばを食べていなかったので、これはちょうどいい。
薄味の出汁だけど、ちゃんとしたそばだ。
海老天を入れてやると、天そばになった。
そばの量多め。

ご飯まですべて完食すると満腹だ。

これがおせちだと言われても納得率は20%くらいだけど、スパイシー炒めとわかめサラダ以外の80%は立派な日本食。
筑前煮とそばがよかった。

おせちが199バーツ、お茶が38バーツ、支払い合計は237バーツ。
この日のレートで、909円。
この内容で1000円未満なら上出来かと。
パタヤでこんなおせちセットが食べられれば満足だ。

満腹でビッグCを出ると、大きなヤシの木が目に飛び込んできた。

日本は寒いだろうけど、パタヤは南国。
南国でおせち。
妙にいい気分。

やよい軒はめったに利用しない。年に1回くらい。
来年のお正月にもまたおせちをやってほしい。

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