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タイ入国情報

日本の水際対策強化、中国からの入国では空港検査必須に

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緩和が続く日本の水際対策だが、中国の状況を受けて、規制強化を打ち出した。
中国からの入国では空港で検査を実施する。

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中国の隔離措置撤廃

まず、中国の動きを見ておく。

12月26日の夜、中国政府は水際対策の大幅緩和を発表した。
来年1月8日より、入国者の隔離措置を撤廃することになった。
現行措置では、強制隔離5日間と自宅待機3日間なっているが、これを廃止する。入国時の検査も不要。
ただし、出発前48時間以内の陰性証明書取得は必須のままとする。
また国際的な人の往来を再開していくため、中国を発着する国際線便数制限も撤廃する方針だ。
さらには、現在は実質的に制限されている中国人の海外旅行は、秩序ある形で再開させていくとしている。
陽性者の隔離措置や濃厚接触者の扱いも停止するという。

中国開国といっていい内容だ。

一方、中国国内では感染拡大が止まらない状況とされる。
12月1日から20日までで2億5千万人が新規感染したという報道もある。中国政府は新規感染者の公表を停止した。

日本の水際措置強化

中国の状況を受けて、本日12月27日午後、日本政府より水際措置強化の正式発表があった。
臨時的な措置を講じるとのことだ。

中国からの入国者・帰国者に対する水際措置の見直し(2022年12月30日以降適用)

12月27日、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置見直しの詳細が公表されました。12月30日午前0時(日本時間)以降適用される臨時的な措置の概要は以下のとおりです。

1.入国時検査の実施
中国(香港・マカオを除く)に渡航歴(7日以内)のある全ての入国者に入国時検査を実施する。また、中国(香港・マカオを除く)からの直行便での入国者については全員入国時検査を実施する。

2.直行旅客便の到着空港の限定等
中国(香港・マカオを含む)と日本の間の直行旅客便については、到着空港を成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港の4空港に限定し、増便を行わないよう、関係する航空会社に対して要請する。

⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C115.html

報道によれば、入国時検査は検査キットを用いて実施するとのこと。
以前実施されていた抗原定量検査によるものなのかは不明。
(以前からPCR検査は実施されていない。抗原定量検査だ。)

もし空港検査で陽性となった場合は、検疫所長の指示に従い、指定する施設での療養が必要とのこと。実質的な強制隔離措置だ。

中国以外からの日本入国では、現在の水際措置が継続される。変更はない。
タイからの日本帰国では、ブースター接種済みのワクチン接種証明書あるいは出発前72時間以内の陰性証明書の提示が必要。あとの規制はない。

12月30日より、中国からの日本入国・帰国では、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書に加えて、日本の到着空港での検査も必要となる。
また、中国・香港・マカオから日本へのフライトは、成田・羽田・関空・中部の4空港のみ可能となる。

現在中国政府は、国際フライトの便数を制限しているが、1月8日からは制限を撤廃する。それに対して、日本はフライトを制限し、増便もしないよう要請する。

中国政府の発表直後に、日本政府はカウンターパンチを繰り出したような状態となった。
今回の日本政府の対応措置は素早い。

なお、在中国アメリカ大使館では、すでにビザの発行を停止しているとのことだ。

日本の空港検疫

12月30日より日本の水際措置見直しにともない、到着空港の検疫では混乱が起こるかもしれない。
現場でどのような運用となるかはわからない。
中国からの到着便と、それ以外の到着便でレーンを分ける必要がありそうだ。

現在は、出発国にかかわらず、一律に列に並ぶ。

Visit Web Japanでファストトラックが青色画面になっていれば、実質的に検疫はスルーできる。青色画面を見せながら、すいすい進むだけだ。

11月に関空に帰国した際の検疫状況
日本帰国最新事情:Visit Japan Webのファストトラックと税関QRコードで待ち時間ゼロ

12月30日からは、中国滞在歴がある人と中国からの直行便到着者はすべて検査が必要となる。
直行便到着者はレーン分けが簡単だが、中国から第3国を経由して到着する中国滞在歴のある旅行者をどうするのか。
正直に滞在歴を申告するならば、Visit Japan Webの登録内容を見れば、チェック可能だ。
でも虚偽の申告をされるおそれもあるため、検疫での質問が強化されるかもしれない。
12月30日以降に日本入国予定に人は注意が必要。
タイからの帰国では何の心配もいらないのだが、空港検疫は混雑するかも。
Visit Japan Webでのファストトラック登録は絶対必須条件ではないが、やっておくこと。

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