パンデミック中にパタヤで登場した新サービスが配車アプリのBoltだ。
同様の配車サービスアプリとしては、Grabがあった。
Grabも便利だったが、価格は高めで、それほど利用する機会はなかった。
Grabを打ち破るべく登場したBoltはとにかく低価格が売り。当初はGrabの半額ほどだった。その後、徐々に値上げしていったものの、今でもGrabよりBoltのほうが安い。
利用できる台数も多くて、パタヤ中心部であればすぐにつかまえられる。
もはやパタヤ旅行や生活に欠かせないものとなった。
Boltは、パタヤ以外でも使用可能。バンコクやプーケットなど大きな観光地では使える。
ただ地方都市ではBoltがなく、Grabだけしかやっていない。
パタヤやバンコクなら問題なし。
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Boltの登録方法
先月、約3年ぶりにパタヤ旅行にやって来た友人。
Boltの話は聞きつけており、ぜひ使ってみたいと言われる。
スマホの扱いが苦手なようで、パタヤ到着後に合流して、その場で登録を代行してあげた。
日本で契約しているSIMカードが入ったスマートフォンでも、タイのSIMカードを挿しているスマートフォンでもBoltのインストールと登録は可能だ。
日本からでも登録することもできる。日本ではまったく使えないが。
Android端末であれば、グーグルプレイでBoltと検索。
インストール後、アプリを立ち上げる。
位置情報アクセスを許可。
登録を開始する。
電話番号あるいはグーグルかFacebookのアカウントでサインインする。
電話番号で登録していく。
タイのSIMカードを使っているなら、タイの電話番号を。
日本のSIMカードを使っているなら、日本の電話番号を。
電話番号を送信すると、4桁のセキュリティコードがSMSで届く。
日本の電話番号で登録する場合は、SMSを受信できるようにしておくこと。日本で先に登録しておいてもいい。
タイで使うものだから、タイのSIMカードを挿しておき、ネットや電話できるようにしておくのがベター。というか、ネットが使えないと、屋外でBoltの手配ができない。
セキュリティコードを入力すると、プロフィールの登録。
特に身分証明書などは必要ない。
Eメールで続けるか、グーグルもしくはフェイスブックで続ける。
Eメールを登録しておく。
Eメールには、Boltの利用履歴などが送られてくるだけで、別に何かの認証作業が必要なわけではない。
これでBoltの設定は完了。
ものの2,3分でできる。
Boltの利用方法
さて、次は実践だ。
Grabを立ち上げると、地図が出てきて、現在地がピンで表示される。
基本的にはGPSでこちらの居所を知らせているので、何も指定はいらない。
ただ、たまにGPSの位置がずれていることがあるので、その時は手動で訂正できる。
Where to?と書かれた欄に目的地を入力する。
たとえば、Tree Townとか、Central Festivalとか。
Busと入力するだけで、Bus Terminalなど自動候補が出てくるので選択できる。
中には、日本語でも検索できるものもある。ツリータウンは日本語でオッケーだ。ただ、日本語表記は一部しかないため、英語でやったほうがいい。
また、どうしても目的地がリストに現れないことがある。その際は、地図上で直接ピン指定することもできる。
ノースパタヤバスターミナルからツリータウンまでを検索。
地図上の車のアイコンが近所で利用可能な車ということになる。
これは早朝4時に検索しているため台数が少ないが、日中はむちゃくちゃ多い。
4席のTaxiが84バーツ。3分で車が迎えに来る予定。
Motorはバイクのことで40バーツ。4分で迎えに来る。
Economyは普通車で69バーツ。
車種を選択して、最後にコンファーム。
するとマッチングした車の車種、色、ナンバープレート、ドライバーの名前と写真が出てくる。
あとは到着を待つだけ。
マッチング後にドライバーからメッセージが届くことがある。
タイ語で入力したものでも英語に自動翻訳してくれる。
大した内容ではなくて、「今から向かいます」とか「もうすぐ到着します」とか簡単なもの。
返事はしなくてもいいけれど、定型文を貼り付けることもできる。あとは「ok」とでも返信すればいい。
ホテルの入口などわかりやすい場所で待機しておくと合流しやすい。
迎えの車の車種と色とナンバープレートをよく確認しよう。
ナンバープレートが合致すれば、手で合図して、停車してもらう。
稀に合流場所がわからないドライバーから直接電話がかかってくることがある。パタヤだけにドライバーには簡単な英語なら通じる。たまに日本語が通じることもあってびっくりするが。
車に乗り込んだら、ドライバーから目的地の確認をしてくる場合がある。何も言わずに出発するドライバーもいるが。
あとはナビが道案内してくれるので、こちらから何かを伝える必要はない。指定があれば、そこらへんで止めてとか適当に。
目的地に到着したら、もともと表示されていた金額を払う。
特にチップは不要だけど、84バーツであれば90バーツか100バーツ渡してあとはお釣り不要としている人が多いようだ。タクシーと同じパターン。
もちろんきっちり額面通り払っても問題ない。
Grabは事前登録しておいたクレジットカードでの決済が可能だが、Boltは基本現金払いのみ。銀行アプリでQR決済もできなくもないが、旅行者は現金払いとなろう。
1000バーツ札ではお釣りがないケースもあるので、なるべく細かい札を用意しておこう。これまたタクシーと同じ。
とにかく便利で安い
3年ぶりにパタヤを訪れた友人。
Boltの登録が完了し、さっそくBoltを使って夜のパタヤへ出かけることにした。
ホテルは、パタヤカンソイ12にあるアーデンだ。
ここからソイチャイヤプーンまでBoltで移動する。
ソイチャイヤプーンでは検索リストに表示されないため、地図上でサードロードとソイチャイヤプーン交差点を示し、車種を選択。
Taxiで60バーツほど。
すぐに車が迎えに来た。
3人で乗って60バーツ。
友人はあまりの安さと手軽さにびっくりしていた。
もしバイタクだったら、一人で60バーツかかるぞと。
それなのにBoltだったら、3人で60バーツだ。一人20バーツ。
しかもエアコン付きの車で快適ときたもんだ。
すぐにBoltの使い方をマスターした友人。
バービアで飲んだあとの帰り道もBoltを利用する。
バーから連れ出した女性も一緒に乗車して60バーツ。
以前だったら、バイタクの後ろに2人乗りして、合計120バーツ払い。
半額で済む上に、エアコン付きで快適。
素晴らしいと絶賛していた。
別の日は、総勢6人でカオトムプラジャンバンで食事会を開いた。
ここから6人まとめてホテルに戻る。
こんなときもBoltが活躍する。
Economyは普通車なので6人は乗車不可。でも、ミニバンバンタイプも手配可能だ。乗車可能人数をチェックすること。
料金はさすがに高くなり、エコノミーが60バーツのところ120バーツくらいにはなる。
台数は少ないため、待ち時間は10分ほどかかったが、ちゃんとミニバンがやって来た。
後部は3列仕様になっており、ゆったりと6人で座ることができた。
これで120バーツ。
もしそれぞれがバイタクを利用していたら、一人で60バーツとして、合計360バーツかかったことになる。
いや、本当に安い。そして、便利。
パンデミックのため、3年ぶりのパタヤ訪問となった友人だが、Boltの登場には本当に感心していた。
こんな便利で安い乗り物ができたのかと。
ほんと、パタヤの移動に革命が起きたといえるくらいの衝撃だ。Boltは。
実は登場当初はもっと安かった。
現在の価格が50バーツとすると、当初は30バーツ程度だった。
さすがに安すぎたようで、徐々に価格は上昇。それでも今も安い。
まとめ
とにかく楽。
ひたすら楽。
面倒な交渉いらずで、目的地へさくっと移動できる。
しかもバイクタクシーやソンテウチャーターよりもよっぽど安い。
個人的には、パタヤではバイタクもソンテウも長いこと利用していない。バスターミナルへ行くなど、ちょっとした移動では、Bolt一択となっている。
配車アプリなんてと思っている人もいるかもしれない。でも一回使ってみれば、その便利さと安さにびっくりして、もうBoltなしでも旅行できない体になってしまうだろう。
ちなみにBoltが使えない時はGrabを使うが、使用法はほぼ同じ。
タイ旅行では、もはやBoltとGrabの導入は必須といえる状況である。どちらもインストールしておこう。
いやはや、時代はあっという間に移り変わるものですな。
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