タイの伝統的行事であるロイクラトンは毎年開催日が異なる。タイ旧暦の満月の日に実施される。
今年は11月8日がロイクラトン。
タイ全国各地で祭りが開催される。スコータイなど一部ではすでにイベントが始まっている。祭り本番は11月8日だ。
今年のロイクラトンは満月かつ月食となる。
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月食のロイクラトン
タイ政府広報より。
2022年11月8日はタイでも月食が見られる。
月が地球の影となり、赤銅色の月を肉眼で確認できる。
タイ時間で15時2分から20時56分まで月食が起きる。タイから見られるのは月が昇る17時44分より。月がレンガのように赤く見える。最大食は18時44分に終了。
なお日本では11月8日の19時16分から20時42分に皆既食が見られる。
パタヤのロイクラトン
パタヤ市はロイクラトンフェスティバルパタヤシティを開催。
場所は、セントラルパタヤエスプラネード。(いわゆるセンタンの屋外イベントスペース)
伝統文化の紹介とコンサートを開く。
イベント参加者はマスクの着用と社会的距離を取るよう協力を求める。
制限エリア内では酒類飲酒禁止。
昨年はビーチ上にステージを設置してフェスティバルを開催した。
昨年の様子⇒ロイクラトンフェスティバルパタヤシティの様子
ロイクラトンでは、ロウソクをつけたクラトン(灯籠)を川に流す(ロイ)。
これといって大きな川のないパタヤでは、パタヤビーチから海に向かって灯籠を流すのが一般的。
ロイクラトン当日にはパタヤビーチに多くのタイ人が集まってくる。
パタヤビーチの遊歩道沿いにクラトン売り場がずらりと並び、価格に応じた灯籠を買うことができる。中には手作りできるコーナーもある。
各自自由にクラトンを流す。
タイ北部のロイクラトンでは、空に向かってランタンを飛ばすのが有名。
が、パタヤでは、ランタンを空に飛ばす行為は禁止されている。
違反者には最大懲役3年/罰金6万バーツが課させる場合あり。
パタヤビーチでもこっそりと売りに来る物売りが出没するが、警察に見つかると摘発されるおそれがある。
以前は普通にランタンを飛ばしていたものだが、年々取締が厳しくなっている。手を出さないのが無難。まあ外国人観光客が捕まることはないだろうけど。
パタヤビーチから離れたエリアでは、ランタンを飛ばしている光景はまだまだ見かける。
パタヤビーチのロイクラトンは、大きな祭りといった感じではなく、わりとまったり。平和な雰囲気だ。
来週の火曜日は、パタヤビーチで赤レンガ色の月を眺めながら、灯籠を海に流そう。
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