タイのソンクランは一昨年と昨年の2年連続で水かけが行われなかった。
今年2022年も水かけは禁止となる。これで3年連続だ。
帰省や伝統的なイベント開催は許可される。
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ソンクラン中の規制措置
3月18日のCCSA決定を受けて、ソンクラン期間中の規制措置が3月30日夜に官報掲載となった。
これにより公式に規制内容が決定された。
この官報をもとに各都県が県内の規制措置を定める。
官報の内容は、すでにCCSAが定めた規制と同じもの。
4月1日から規制は有効となる。
・県をまたぐ移動や旅行は規制されないが、完全なワクチン接種と旅行前72時間以内にATK検査を受けること
・高齢者や脆弱なグループはブースター接種を受けること
・ソンクランから自宅に戻ってから7日間は健康状態を自己監視し、混雑した場所は避け、感染疑いがある場合はATK検査する。
・ソンクランイベント開催は可能だが、お年寄りの手に水を注ぐといった伝統的水かけ、パレートやコンサートなど文化的伝統的活動のみ許可される
・会場での粉塗りと泡パーティ、酒類提供と消費は禁止
・イベント参加者は、スクリーニング(ワクチン接種あるいは陰性証明書)と登録が必要
・イベント参加者の人数制限をもうけて、お互いの距離が4メートル離れるようにすること
・イベント会場では、COVID Free Setting措置に厳格に従うこと
・大きなイベント開催には当局の許可が必要
・道路など公共エリアでの水かけは禁止。泡パーティと粉塗りも禁止。
ざっくり以上のような規制内容となっている。
すでにバンコクやチェンマイでは同様の規制措置を発表済みだ。
簡単にいえば、「水かけ禁止!」に尽きる。
街中で水のかけあいはするな。ウォーターバトル禁止。
帰省はオッケー、伝統的な行為だけを行うイベント開催もオッケー。
水かけ、粉塗り、泡パーティ、飲酒はやめろ。
帰省とイベント参加には、ワクチン接種とATK検査をしろ。
帰省後とイベント参加後は、大人しくしておけ、ATK検査受けろ。
パタヤのチョンブリ県ではまだ命令が発出されていないが、政府決定どおりにソンクラン規制措置を定めるしかないわけで、パタヤでは今年も水かけは禁止となる。
パタヤ市長の発言では、4月19日のワンライは伝統的な行事に関しては開催可能としている。
街中でのウォーターバトルは禁止だ。
バービアでの水かけは?
曖昧な部分は残っている。
公共エリアでの水かけは明確に禁止、イベント会場での水かけも禁止。これはわかる。
でも、ありとあらゆる場面でのありとあらゆる水かけを禁止しているわけではない。よって、私有地内で仲間内同士で勝手に水かけすることまでは制限されていないとも解釈できる。
イベント会場での酒類提供ならびに飲酒は禁止だが、イベントを開催していないレストランやバーでは酒が飲める。これも確かだ。
では、ソンクランイベント開催と銘打っていない屋外のレストランやバーなどで、客が勝手に水鉄砲を持ち込んで、客同士で勝手にウォーターバトルする場合はどうなるんだろうか。
イベントじゃないから、酒は飲めるし、水かけもできてしまう。
まあ実際にはバービアやレストラン敷地内で水かけが行われることはないだろう。
小さな水鉄砲で挨拶程度に軽い水かけはあるかもしれないが。
2020年4月と2021年4月のソンクラン期間中は、どちらもバーは閉鎖されていた。
2020年は3月18日にバーが閉鎖、2020年は4月10日にバーが閉鎖となった。
ちょうどソンクラン期間中は閉鎖のまま。
今年は3年ぶりにソンクラン期間中にバービアが営業可能となる。
通常、パタヤの水かけバトルは、バービアが中心部となる。
ソイ7やソイ6が最激戦区だ。
でも、今年のパタヤのソンクランは、バービアで酒が飲めても、水かけはなし。これが原則。
仲間内で軽い水かけはあるかもしれないが、その程度。
まあ、実際は当日になってみないとなんとも言えない。
跳ねっ返りのファラン酔客が水鉄砲ぶっ放す可能性もある。
さて、どうなることか。
ソンクランの水かけ好きは、今年は我慢。
来年の復活を期待したほうがいい。
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