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各国開国情報

東南アジアの開国状況:各国の入国要件をタイと比較する(3月27日アップデート)

投稿日:2022年3月21日 更新日:

東南アジアが一気に開国へ進んでいる。
タイは昨年7月1日にプーケットサンドボックスで一部開国し、その後11月1日からはTest&Goで開国した。ただまだ面倒な手続きや検査要件などが残っている。
ここに来て、タイ以外でも東南アジアの国々が開国が進む。中にはタイよりも緩い規制の国もある。
開国する東南アジア各国の入国要件をまとめておく。
(2022年3月27日アップデート)

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東南アジア各国の開国状況

開国の定義は様々あろうが、とりあえず、観光客の受け入れ再開ならびに入国時の隔離なしを条件とする。
ここでは、日本から観光目的での入国する場合の要件について取り上げる。

タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、シンガポールの東南アジア各国だ。ブルネイは割愛。

タイと比較するとわかりやすいかもしれない。
このうち、ミャンマー、ラオス、シンガポールは日本からの観光目的での入国は不可となっている。ビジネスなどの目的では入国可能だ。(4月1日からシンガポールが開国し、短期旅行者受け入れ再開)
あくまで日本からの観光目的での入国がメインなので、あまり深くは踏み込まない。

事前にビザを手配することなく、日本からノービザもしくは到着ビザで観光目的で入国し、隔離なしに滞在して、また日本に帰国するという観光旅行を想定する。

以下の情報は、各地の日本大使館からの発表を元にしているが、一部情報はまだ日本大使館が正式にアナウンスしておらず、他の情報源を使っていることもある。
なお、タイ以外の国の入国ルールに関してはざっと調べたただけなので参考程度にしてほしい。
渡航の際は必ず公式情報をチェックすること。

タイ

2021年7月1日にプーケットサンドボックス、11月1日Test&Goにてすでに開国済み。
日本からはビザ免除措置で観光目的の入国が可能。
現在は3月1日から新しくなったTest&Goルールにて隔離無し入国ができる。

必要書類と手続き
・ビザ免除
・ワクチン接種証明書
・到着初日のホテルとPCR検査と空港送迎がセットになった予約が必要
・最低2万ドルをカバーする医療保険加入
・出発72時間以内の陰性証明書の取得(4月1日より廃止)
・タイ到着後の隔離は不要だが、検査結果が出るまでは事前予約したホテルで待機する
・ワクチン接種非接種者は強制隔離10日間(4月1日より5日間に短縮)

フィリピン(3月26日アップデート)

2月10日より開国している。

・ビザ免除
・ワクチン接種証明書
・出発前48時間以内のRT-PCR検査陰性証明書もしくは24時間以内の抗原検査陰性証明書
・最低35,000ドルをカバーする医療保険加入
・到着時検査なし
・入国後隔離は不要で7日間は自己健康観察
・ワクチン非接種の外国人の入国は不可

⇒https://tokyo.philembassy.net/ja/01announcements/advisory-testing-and-quarantine-protocols/

(3月26日アップデート)
4月1日より全面開国することが発表された。
これまでは日本を含めたビザ免除国からの旅行者が対象だったが、4月1日よりすべての国からの旅行者が対象となる(国によってはビザが必要)。事前の入国許可の取得が不要となる。

マレーシア

3月31日まではランカウイ以外への観光目的での渡航は不可。
4月1日からは観光目的での入国が全面解禁される予定。

4月1日からの入国要件
・ワクチン接種証明書
・出発前2日以内のPCR検査陰性証明書
・医療保険加入(額面不明)
・入国時検査は不要で、入国後24時間以内に専門家による迅速抗原検査を受けること
・ワクチン接種済みであれば入国後の隔離は不要
・ワクチン未接種の場合は強制隔離5日間

ビザ免除が適用になるかは記載がないが、事前のアプリ登録で入国可能となるようだ。

⇒https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01086.html

ベトナム

3月15日より入国規制が緩和され、開国となった。

・日本人はビザ免除で15日間滞在可能
・日本出発前72時間以内のRT-PCR/RT-LAMPでの陰性証明書、もしくは24時間以内の迅速抗原検査での陰性証明書
・ワクチン接種は入国条件に含まれず
・入国前のオンライン医療申告が必要
・入国後の隔離不要で、10日間の自己健康観察

⇒https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20200731nyuukoku.html

カンボジア

2021年11月15日に入国制限緩和され開国となっている。
さらに2022年3月17日には検査要件が廃止された。

・ワクチン接種証明書
・出発前陰性証明書は不要(出発前のATKを推奨)
・到着時ATK検査は不要
・到着ビザが再開、陸海空路の旅行者に適用
・ワクチン未接種なら強制隔離14日間

⇒https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000754.html

インドネシア(3月25日アップデート)

3月7日よりバリ島では日本を含む23カ国の外国人観光客に対する到着ビザ発給を再開しており、観光目的での入国が可能となった。ビンタン島とバタム島はすでに再開済み。

バリ島入国要件
・出発前48時間以内のPCR検査陰性証明書
・ワクチン接種証明書
・3泊4日以上のホテルの支払い済み予約確認書
・2万ドル以上をカバーする医療保険
・到着時にPCR検査
・ホテルに直行して部屋で検査結果を待ち、陰性ならバリ島内にかぎり行動可
・滞在3日目にPCR検査が必要、3泊4日後はバリ島を出て自由に行動できる

⇒https://www.id.emb-japan.go.jp/info20_20j_nyukokuFAQ.html#no3

(3月25日アップデート)
3月23日より、空路入国者の隔離を撤廃するとの発表があった。バリ島だけでなくインドネシア全国で適用。

・出発前48時間以内のPCR検査陰性証明書
・ワクチン接種証明書
・到着時にPCR検査し、ホテルで待機して、陰性であれば自由に行動できる
・ワクチン非接種者は隔離5日間

事前のホテル予約、医療保険加入が必要かは不明。
ジャカルタ到着の場合の到着ビザ発給は不可のようで、事前のビザ取得が必要。

ミャンマー

国際旅客便の運航は禁止されており、外国人の入国は許可された者のみ可能。観光目的での入国は不可。
4月17日より国際旅客便運航を再開するとの発表があったばかり。
外国人観光客も受け入れる。ただし、1週間の隔離(2回のPCR検査)が必要で、完全なワクチン接種も求められる。ビザ要件などの詳細は不明。
現時点ではまだ鎖国状態にある。

ラオス

ビジネス目的で許可された外国人は入国可能。
観光目的での入国は不可だが、グリーントラベルゾーンというシステムでツアー参加のみ観光旅行が許されるという話も出ている。実態は不明。
実質的にまだ観光目的での入国は不可。

シンガポール(3月27日アップデート)

3月31日までは、日本からの短期滞在者の入国は不可。観光目的での入国は不可。
日本はワクチントラベルレーンの非対象国。(タイは対象国となっており、タイからシンガポールへは観光目的であっても入国可)

⇒https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

3月24日にシンガポール政府より入国制限大幅緩和の発表があった。
4月1日より(正確には3月31日23時59分以降)、すべての国からのワクチン接種済み者は隔離を不要とする。日本からの短期旅行者も対象。

・ワクチン接種証明書は必要
・ワクチン非接種者は隔離7日間
・タイランドパスのような事前の入国申請は不要(健康申告書は必要)
・出発前48時間以内の陰性証明書(PCR検査もしくは迅速抗原検査)は必要
・最低3万シンガポールドルをカバーする医療保険加入が必要
・シンガポール到着時の検査不要、隔離不要、在宅通知不要

4月中旬まで状況を監視し、陰性証明書撤廃を検討するという。

日本はビザ免除対象となり、観光目的での短期旅行も可能となる。

また、3月26日の日本の水際対策変更ににより、シンガポールは感染指定国を解除され、日本入国時の強制隔離対象ではなくなった。

日本帰国時の隔離について

日本帰国時には検疫があり、感染指定国と感染非指定国からの帰国、ワクチンブースター接種の有無によって条件が異なる。

3月26日時点
感染指定国:インドネシア、ベトナム、ミャンマー
感染非指定国:タイ、フィリピン、マレーシア、カンボジア、インドネシア、ラオス、シンガポール

感染指定国からの帰国
・ブースター接種なし:3日間の強制隔離
・ブースター接種あり:自宅待機7日間、3日目の自主検査で以降の待機不要

感染非指定国からの帰国
・ブースター接種なし:自宅待機、3日目の自主検査で以降の待機不要
・ブースター接種あり:待機不要

たとえば、感染非指定国のタイからブースター接種済みで帰国する場合は、日本到着時の空港での検査で陰性であれば、空港を出て即座に自由な行動が可能となる。完全に隔離も待機も不要だ。
タイ入国も日本入国も隔離なしでの往来が可能。

感染指定国であるベトナムから帰国する際は、ブースター接種済みであっても最低3日間の自宅待機は必要。完全な隔離なし往来はできないが、どちらも強制隔離は回避することができる。

日本からの観光目的での隔離なし入国要件一覧表

各国の入国要件を表にまとめておく。
ミャンマー、ラオスは日本からの観光目的での入国が不可のため詳細は省略。ビジネス渡航者は各自お調べを。

日本からの観光目的での隔離なし入国要件

(2022年3月27日時点情報)

タイとの比較

ワクチン接種が条件となっていないのはベトナムのみ。あとの国では隔離免除措置を受けるにはワクチン接種が必須となっている。

事前の陰性証明書取得が不要なのは、カンボジアとタイ(4月1日より)。

全面開国の国のうち、到着時のPCR検査が必要でさらに結果判明まで事前予約したホテル内で待機する必要があるのはタイだけ。
ホテルの事前予約が必要なのもタイとインドネシア。
フィリピン、ベトナム、カンボジアでは、到着時検査は不要。マレーシア(4月1日より)では、空港ではなく街中にある施設で24時間以内のATK検査をすればいいことになっている。

タイ、フィリピン、ベトナム、カンボジア、マレーシアの5カ国を比較すると、タイがもっとも厳しい条件となる。

インドネシアは4月1日よりバリ島以外のインドネシア全国を開放するが、タイと似たようなホテル待機が必要。

シンガポールは4月1日開国が決定し、日本からの短期旅行が可能となる。タイよりも制限は少ない。

ミャンマー、ラオス、まだ開国していない。

まとめ

まだまだ開国には遠い国もあるものの、東南アジアは一気に開国へ進んでいるのは間違いない。
タイは一足はやく観光客受け入れを再開したが、ここに来て、近隣諸国に遅れをとりつつある。
事前のホテル予約や到着時のPCR検査と結果判明までの待機など制限が多い。
このままではより制限の緩い国に観光客を奪われてしまうおそれがある。
4月1日から事前の陰性証明書取得が不要となるが、それだけでは不十分かもしれない。

なお、各国の入国条件は随時変更されている。
渡航希望の人は必ず最新の公式情報で確認することを推奨。

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