本日日本時間午後7時より、岸田首相の記者会見が開かれた。
ここ数日話題になっていた日本の水際対策緩和についても発表があった。
大まかな方針発表のため、詳細は各省庁の発表を待つ必要があるが、3月1日以降日本入国時の待機期間は条件次第では免除となることが明らかとなった。
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日本の水際対策緩和
水際対策に関する首相会見を抜粋する。
・出国時検査と入国時検査に加え、3日目検査で陰性ならば、原則7日間の待機を3日間に短縮する
・感染リスクの高い入国者は引続き施設待機とする
・非指定国からの3回目ワクチン接種済みの入国者は待機期間ゼロとする
・1日あたりの入国者上限は3500人から5000人に
待機期間に関してはこれ以上の詳しい情報は発表されていない。
事前に出ていた案とほぼ同じ内容だ。
もっとも緩和される条件は、ブースターワクチン接種済み者の非指定国からの入国で、これなら待機は不要となる。
タイからの日本帰国
首相会見の内容をタイから日本への帰国にあてはめてみる。
現行の水際対策では待機期間は7日間。
現時点では、タイは感染指定国のため、日本入国時は3日間の施設待機(強制隔離)がかせられる。その後、4日間の自宅待機が必要だ。
新しい水際対策では、待機期間は原則3日間となるとのこと。
でも、感染指定国からの入国では引続き強制隔離が求められる。
ということは、タイが感染指定国のままだとすると、やはり強制隔離も引き継がれる。
現行措置では、強制隔離滞在3日目に検査を実施して、陰性であれば施設を出て、自宅待機へ移行することになっている。
新しい水際対策では、強制隔離3日目検査で陰性であれば、強制隔離ならびに待機期間が終了するという流れになりそうだ。
ただ、事前案では、待機期間短縮はブースター接種が条件という話が出ており、どうにもはっきりしない。
ブースター接種していない場合は、これまでどおりの強制隔離後の自宅待機期間も必要となるかもしれない。
詳細発表を待ちたい。
もしも、タイが指定国から解除されると、3日間の自宅待機となる。
3日目に検査を行い陰性であれば、待機は終了。
検査をしない場合はおそらく7日間待機が必要なはずだが、この点も詳細発表待ち。
さらに、3回目ワクチンブースター接種済みであれば、待機はそもそも不要となる。
タイからの帰国ではまだまだ厳しい条件となるが、隔離無し入国がいよいよ目に見えてきた。
強制隔離ありだとしても、待機期間が3日間でいいのなら、大幅な前進といえる。
新しい水際対策の開始時期や詳細な中身は、おって、外務省や厚労省から正式文書が出る。
待機期間中の公共交通機関利用などのルール変更があるかは不明。
詳細を待ちたい。
(追記)
日経新聞による追加情報では、待機期間は原則7日のままで、3日目の検査で陰性であれば待機は終了となる。
感染指定国からの入国では、政府指定施設での待機が必要だが、3回目のワクチン接種済みであれば自宅待機を認める。
非指定国からの入国では、3回目ワクチン接種済みで、入国時検査で陰性であれば隔離を免除する。
ということは、現行では感染指定国とされているタイからの帰国では、待機期間は7日のままで、最初の3日間は強制隔離となる。ただ、ブースター接種済みならば強制隔離ではなく自宅待機が可能で、そのまま7日間の自宅待機となる。この際、3日目に検査をして陰性であれば待機終了とできるかは不明。
また、自宅待機するための移動で、空港での検査後24時間以内であれば、公共交通機関の利用が認められるとのこと。
自宅待機期間中の公共交通機関の利用は不可ということのようだ。
これらの情報も、外務省による詳細の正式発表待ち。
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