2月1日にTest&Goでのタイランドパス新規申請が再開された。
全世界の国と地域のワクチン接種済み旅行者を対象にタイは開国した。
入国にはタイランドパス申請と承認が不可欠となっている。
本日のCCSA発表より、タイ入国者とタイランドパス強化措置についてまとめておく。
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タイ再開国後の入国者数と感染者数
CCSAでは、タイ空路入国旅行者のデータを発表している。
2月1日から10日のタイ入国者
合計55,823人
Test&Go23,036人
サンドボックス27,667人
隔離5,120人
検査陽性者1,832人(3.28%)
タイへの旅行者の出発国トップ10
1.ロシア4,103
2.ドイツ3,984
3.イギリス3,517
4.フランス3,089
5.アメリカ2,366
6.オーストラリア2,020
7.UAE1,943
8.シンガポール1,937
9.カザフスタン1,537
10.スウェーデン1,279
日本はトップ10から外れている。
2月1日から10日の海外からの旅行者トップ10の検査陽性率
ロシアからは旅行者4,103人中768人が陽性となり、18.72%。断トツの最高率。
2番目に旅行者が多いドイツからは2.38%、
カザフスタンは7.03%とかなり高い割合となっている。
2月11日本日発表の海外からの感染確認例は182で、そのうちロシアから58人。
ロシアからの旅行者の感染事例が飛び抜けて多い状況が続いている。
こちらは、昨年11月1日からのタイ入国者の変動グラフ。緑がTest&Go、青がサンドボックス、黄と赤が隔離。
昨年11月1日に最初のTest&Goが開始され、ぐんぐんとTest&Go入国者が増えていった。
12月22日にTest&Go新規申請が停止となり、その後はTest&Go入国者が下降していき、サンドボックスが上昇。
2月1日にTest&Go新規申請が再開され徐々にTest&Goが上昇しつつあるのが現状である。
サンドボックスはTest&Goより制限が多いため、新規申請者のほとんどはTest&Goを利用するだろう。
よって、これからはTest&Goでの入国が大半となるはずだ。
タイランドパスホテル&スワブシステム
2月11日のCCSA本会議では、新しい入国制限については発表がなかった。
これまで通りの入国規則を継続する。
Test&Goでのタイ開国計画は続行となる。
Test&Goでは、1日目と5日目のSHA++ホテル、2回のPCR検査、1回の空港送迎の事前予約が必須のままだ。
到着1日目のホテル予約には、PCR検査1回と空港送迎を含める必要がある。5日目のホテル予約にはPCR検査1回を含める。
料金はすべて支払い済みでなくてはならない。
入国規則に変更はないが、タイランドパス申請後の承認プロセスが以前よりも強化される。
タイランドパスホテル&スワブシステム(TPHS)というシステムで、ホテルとPCR検査予約の確認が厳格に実施される。
タイランドパスホテル&スワブシステム(TPHS)
ステップ1
・旅行者は、ホテルを介してPSASシステム経由で1回目のPCR検査を予約する
・2回目の検査を予約
1日回目のホテルは部屋予約と1回目のPCR検査と空港送迎費用支払い済みを確認
2回目のホテルは部屋予約と2回目のPCR検査支払いを確認
この確認は30時間以内に実施ない承認されず却下となる
*TPHSは10-15分で承認する
ステップ2
旅行者はタイランドパス申請、1日目と5日目のホテル詳細を記入
*タイランドパス承認には7日かかる
ステップ3
タイランドパスシステムは、TPHSシステムに1時間ごとに情報を送る
このような説明をしているが、正直、よくわからない。
タイランドパスシステム、PSAS、TPHSと3つのシステムがあって、かなり混乱する。
簡単に言えば、本当に2日分のホテルと2回のPCR検査と1回の空港送迎が本当に支払い済みで予約されているかを、ホテル側とタイランドパス側できっちりと確認し合うということのようだ。
タイランドパスを申請する旅行者は特に考える必要はなさそう。というか何もできない。
ホテル予約をしたら、ホテル側からComfirmation Letter(予約確認書)を送ってもらう。
予約確認書には、きちんと、1日目ホテルならPCR検査と空港送迎が含まれているか、2日目ホテルならPCR検査が含まれているかをチェックする。
その予約確認書をタイランドパス申請時にアップロードする。
旅行者ができるのはここまで。
どうやらホテル予約が確定したら、旅行者側のタイランドパス申請を待たずに、ホテル側はTPHSに確認情報を送信するようだ。(以前の発表ではタイランドパス登録後にタイランドパスがホテル側に予約情報を送信して、30時間以内に確認せよという話だったはず)
旅行者がタイランドパス登録を済ませたら、タイランドパスシステムがTPHSにホテル予約情報をTPHSに送り、突合を実施するという流れに変わったと読み取れる。
どっちみち、タイランドパス申請者にできることはない。
ただ、新しいシステムのほうがタイランドパス承認までのスピードは早くなりそうだ。
ホテル確認後は、疾病管理局がワクチン接種証明書の確認を行う。
ホテルとワクチン接種証明書の確認後は、タイランドパス承認QRコードが自動的に送信されるとのことだ。
まとめ
タイ入国制限に変更なし。
タイ再開国は継続し、Test&Goは現状のまま続行する。
タイランドパス承認システムに少し変更があり、安定するまでは承認に時間がかかる可能性あり。うまくいけば短縮化されるかもしれない。
旅行者としてできることは、タイランドパス申請時にきちんと書類を揃えて提出することのみ。
あとは体調を整え、タイ入国を確実なものとすることに専心を。
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