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パタヤ近況

急展開のパタヤの夜:ツリータウンは厳戒態勢で殺人事件も発生

投稿日:

カウントダウンが終わり、年が開けたパタヤはオミクロン株の流行にさらされた。
特にツリータウンでは感染爆発状態となり、ATKを用いて積極検査したところ陽性率は実に25%にも上った。
ランダム検査では、パタヤのオミクロン株の割合は81%以上。
ツリータウンはオミクロン株の温床と化した。
ツリータウンだけでなく、パタヤのアルコール提供施設や混雑エリアで感染が拡大。
そこで1月2日から、各エリアで緊急ATK検査場を設置することになった。
感染爆発のツリータウンでは殺人事件まで起きてしまった。

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パタヤ規制強化とパタヤの臨時ATK検査

1月2日から5日まで、午後5時よりATK検査場が設置されることになった。
保健当局による運営で費用は無料。

検査場は以下の4つ
・ツリータウン入口
・ソイLKメトロ
・ウォーキングストリート、Stones House前
・ビーチロードソイ6-9

また、パタヤでは規制が厳しくなり、酒類提供レストランでは従業員は毎日ATK検査を実施、入店する客も入店時のATK検査ないし72時間以内の陰性証明書の提示が必要となった。

では、実際のパタヤの様子はどうなのか。

昨日の昼間は、特に大きく変わった様子はなかった。
普通にバーやレストランで酒を出していた。
ただ。ツリータウン付近でパトロールする警官の姿が目立った。

夜。
21時過ぎの様子を見てきた。

ウォーキングストリート

ウォーキングストリート入ってすぐ右手でATK検査場が設置されていた。

大晦日と違い、ウォーキングストリートを歩く人影はかなり少ない。

営業店舗はこれまでどおり。
ライブ演奏バーは営業、タントラとピンナップも営業。
どこも客足はまばら。
でも、ニューヨークダイナー付近だけは相変わらず駐車車両とバイクが大量だ。これはすなわちi-barが大入りであることを示している。
ニューヨークダイナー入口で独自のATK検査を実施しているようには見えなかった。

ソイ6

ソイ6内にも検査場が設置されていた。

ソイの中ほどの路上に防護服を着た一団が待機していて、ちょっとびっくりする。
検査場の背後にあるバービアが普通に営業している光景はいっそシュールであった。
まわりのバーも通常営業。
ファランがノーマスクで歩きまわり、バー内で騒いでいる。

ただ、客足自体は鈍い。

あくまで噂レベルではあるが、ソイ6のバーでも感染が多いとの話だ。
公的なレポートではツリータウンでの感染増加が報告されているが、ソイ6でのクラスターは公式情報ではない。

事前告知では、ソイ6から9で検査場を設置とのことだったが、昨日はソイ6しかやっていなかった。
日によって場所を変更するのかもしれない。

LKメトロ

LKメトロでは、ソイブッカオ側の閉鎖中バーの前にATK検査場が作られていた。

表側のテラスのカウンター席に防護服を着た人たちが並んで座っていて、これまたびっくりした。
新手のバービアの呼び込みスタイルかと一瞬錯覚してしまった。

検査場の隣の店舗では、絶賛バービアとして営業中。
普通にファランたちが飲んでいる。
さすがに防護服の人たちが並んでいるすぐ脇のバービアで飲むのはきついと思うのだが、彼らは平気のようだ。
また、ノーマスクのファラン酔客がLKメトロ内を闊歩。

とはいえ、こちらも大晦日よりは客足は少ない。

ツリータウンは厳戒態勢で殺人事件も発生

ツリータウン前での検査場が一番大規模だった。
英語でマイク放送が流されていて、ツリータウンマーケットに入る人は検査してください云々と言っていたように思う。

この写真以外にも検査場があり、けっこうな人が順番待ちしていた。

ものものしい警戒態勢ではあるが、ツリータウンの各店舗は通常通り営業していた。
周辺にあるバービアも営業していて、入場時のATK検査などなく、普通に入って酒が飲める。

裏手にあるBeach ClubやAREA39では、独自のATK検査を実施。

Beach Clubは夜9時半頃に通りかかったが、こちらも防護服を着た担当者が数人待機していた。
ツリータウン入口とは違い、私設の検査場となり、おそらくは有料だ。
年末は大繁盛していたピーチクラブだが、軽く外から中をのぞいた感じでは、客は少なかった。

ちなみに、このピーチクラブ前では、夜10時頃に乱闘騒ぎが起こり、一人のタイ人がナイフにより刺殺された。
事件発生のわずか前に現場を通りかかったが、その時は何もなかった。
ツリータウン関係者同士のいざこざで、外国人観光客は巻き込まれなかったようだが、あやうく現場に出くわすところだった。

さて、これでけ大々的に検査を実施し、ツリータウンでの感染拡大が報じられているだけあって、ツリータウン周辺の客は減ったように思う。
また、通りを歩くファランのマスク着用率も少し上がった気がする。
大晦日に比べれば、マスク姿のファランがたしかに増えた。

一方、まったくお構いなしに、ノーマスクで歩き回るファランはまだまだいる。いや、かなりいる。
顎マスクや手にマスクを持っているのはかわいいほうで、マスクなどそもそも着用するが皆無という意気込みのファランは根強い。
グループ全員がノーマスクで大声でしゃべりながら飲み歩いている。

施設によっては入場時検査が必要だが、いわゆる普通のバービアは完全ノーチェック状態だ。
何の検査もなく入ることができる。
で、ファランたちはノーマスクでうろつき、酒を飲んでいる。

この状況でもツリータウンで飲む歩き騒ぐ人たちがいるという現実。
でも、当局はツリータウンを閉鎖はしていない。
検規制措置を守れば営業してもいいことになっている。

感染爆発に殺人事件、それが今のツリータウンだ。
総じてゴーストタウン状態が続いていたパタヤにあって、ツリータウンだけが一極集中で客が集まっていた。
客が集まれば、金も集まる。
金が集まれば、トラブルも増える。

オミクロン株の感染率が高く、絶妙なタイミングで欧米から旅行者がツリータウンにやって来る。
ウイルスもやって来た。
客も金もウイルスも一気に集中してしまった。
トラブルになるのは必然であった。

まとめ

1月3日午後の時点では、新たな規制措置は発表されていない。
本日以降も、バーはあくまでレストランという形態において営業継続が可能だ。
ルール上は、店員全員のATK検査必須、客も入店時のATK検査か陰性証明書の提示が必須。
でも、昨晩の状況を見たかぎり、守られていない。
現実問題として、そんなもの不可能だ。
小さなバービアやレストランでいちいちスタッフと客の全員のATK検査を実施するなんて非現実的だ。
たしかに一部のバーはすでに閉店していた。でも大多数のバーは営業継続。
さて、明日以降どうなるか。

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