CCSAの決定により、9月1日の規制緩和が実現する。
すでに政府の定めた新しい規制措置内容については官報に掲載済みだ。
あとは各県で詳細を定める段階となっている。
バンコク都は政府決定と同じ内容の規制措置を発表した。
パタヤのあるチョンブリ県では、8月29日時点ではまだ発表がない。
とはいえ、ほぼ政府決定どおりの内容となるのは間違い無いところ。
いよいよ再開へ向けて動き出す。
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店内飲食再開へ
現在の規制では、レストランの営業はテイクアウトとデリバリーのみ認められる。ショッピングモール内にあるレストランはデリバリーしか対応できない。
9月1日からは、店内飲食が許可される。
ソイブッカオ界隈では外国人向けのレストランは今もテイクアウトのみで営業を続けているところが多い。
ファランが多く滞在しており、ハングリーヒポなど人気店では続々と注文が入っている。なんとかやっていけるようだ。
店で聞き取り調査したところ、9月1日から店内飲食を再開するとのことだ。
ただ、問題が一点。
政府が定めたコロナ共生方針のCovid Free Settingにより、店内飲食に店舗スタッフ全員のワクチン接種証明書とATK検査陰性結果、また客側にはワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示を求めるという義務がある。
この点についても聞いてみると、現時点では県からの正式通達書が届いてないのでわからないとの返答だった。
現場では混乱している。
ただ、現実問題として、9月1日からいきなりすべての店舗にそのような命令を強制するのは不可能だし、徹底もできない。
チョンブリ県からの正式通達待ちだが、実際には店内飲食の再開は問題なさそうだ。
ただ、エアコン付きの屋内店舗は本来のキャパシティの50%まで、屋外店舗は75%までに客数は制限される。
これまでのパターンだと、ショッピングモール内にある大型チェーン店やフードコートでは客数制限が守られるが、ローカル店舗ではアバウトになっていた。これまでずっとそうだった。
モール内店舗でもそのうちなし崩し的にどこでも座れるようになったものだ。
マッサージ屋と散髪屋再開
ソイブッカオ北端には多くのマッサージ屋と散髪屋が並んでいる。
現在はすべてクローズだ。
が、9月1日からの規制緩和では、マッサージ屋と散髪屋の再開が認められる。
理髪店や美容室は、一人1時間まで利用可能。基本は散髪のみ。事前予約が基本となるようだ。
マッサージ屋は、フットマッサージのみ認められる。ボディや頭への施術は禁止だ。
時間制限はないようだが、これも事前予約が必要となっている。
パタヤにあるマッサージ屋では、再開準備を進めているところがある。
パタヤカンにある100バーツマッサージ屋では人が出入りして、掃除など進めていた。
再開へ向けて動きだしている。
ローカルニュースの報道では、再開準備中の店主が気にしているのは、やはりスタッフのワクチン接種と検査義務について。
現状では一部のスタッフが1回目のワクチン接種を終えただけで、店主ですらワクチン接種をしていない状態。
週1回のATK検査でもいいとしても、店側には費用が大きな負担となる。
政府にはワクチン接種の供給を急いでほしいという。
レストランと並んで、マッサージ屋も高リスク業種と見られており、再開にあたってはワクチン接種と陰性証明書が求められる。客側も同じだ。
が、これもすぐには適用されないと思われる。
9月1日には再開できるはずだ。
再開率はさほど高くないかもしれないが。
ラン島再開
9月1日の規制緩和に先立ち、ラン島の再開が発表された。(追記:再開は9月1日からのようだ)
これまでラン島は封鎖されており、外部からの入島は禁止されていたが、再開が決定した。
ボートは1日3往復で運航予定。
7時、12時、17時30分。
バリハイ埠頭にスクリーニングポイントが設置され、タイ人はIDカード、外国人はパスポートの提示が必要。
移民労働者は渡航が禁止される。
島内の規制措置はチョンブリ県の規制内容に準ずる。
よって、ラン島のビーチも利用禁止となる。
ただ、9月1日以降の規制緩和によってビーチの利用が解禁される可能性もある。これはチョンブリ県による新しい命令次第だ。
まとめ
再開へ向けてようやく動き出したパタヤ。
詳細な規則はまだはっきりしないが、レストラン店内飲食、マッサージ屋、散髪屋、ショッピングモールの再開は間違いない。
ビーチの再開はまだわからない。コンドミニアムやホテルのスイミングプールの再開についてもまだ不明。
とりあえずは、レストランの店内飲食から。
徐々に進んでいくしかない。
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