7月21日からの規制強化により、ダークレッドゾーン発着のタイ国内線フライトは運航停止となった。
サンドボックスに関連するフライトのみ運航される。
ダークレッドゾーンに指定されていない地方都市同士を結ぶフライトはルール上は運航可能だが、各航空会社は全面的な運休となった。
スワンナプーム空港とドンムアン空港が使えない状況では致し方ないところ。
そんな中、ノックエアがウタパオ空港を拠点として運航再開することになった。
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ノックエアのウタパオ空港拠点化
ウタパオ国際空港は、パタヤ空港と呼ばれることがあるが、実際にはラヨーンにある。
パタヤ(チョンブリ)はダークレッドゾーン指定のため民間旅客機の運航は不可。でも、ラヨーンはダークレッドゾーンではないため、フライトの離着陸ができる。
また、スワンナプームとドンムアン以外では、バンコクに最も近い国際空港。
2008年のスワンナプーム空港占拠事件の際には、ウタパオ空港から多くの国際線が急遽運航された。
決して大きな空港ではないが、ハブ空港として使えないわけではない。
ノックエアの発表は以下のとおり。
2021年7月24日以降、ノックエアはウタパオ国際空港で通常通りの運航を継続する。
ノックエアでは、今でも旅行が必要な人に対してサービスを提供し、医療品や機器の輸送を行う。
サービスは、関係機関が定めた厳格な衛生管理と疾病管理規則のもとで提供される。ソーシャルディスタンスシートや、HEPA空気循環システムなど。
乗客は各県の定めるスクリーニング規則に従う必要がある。
ウタパオ空港を発着するのは全部で6路線。チェンマイ、サコンナコン、プーケット、ウドンタニー、ウボンラチャタニ、ナコンシータマラート。
チェンマイ07:00-ウタパオ08:30
ウタパオ17:10-チェンマイ18:40
ウタパオ09:15-サコンナコン10:40
サコンナコン11:10-ウタパオ12:35
ウタパオ13:20-プーケット14:40
プーケット15:10-ウタパオ16:30
ウドンタニー07:00-ウタパオ08:20
ウタパオ17:10-ウドンタニー18:30
ウタパオ09:15-ウボンラチャタニ10:35
ウボンラチャタニ11:05-12:25
ウタパオ13:20-ナコンシータマラート14:30
ナコンシータマラート15:00-ウタパオ16:10
これにより、ウタパオを起点として、遠く離れた地方都市同士の往来も可能となる。
たとえば、北部のチェンマイからプーケットに行くには、朝7時にウタパオ行きのフライトに乗り、その後ウタパオで13時20分発のプーケット行きに乗り換えればよい。車で移動すること考えれば、大幅な時間短縮となる。
また、地方都市からスワンナプーム空港やバンコクへ移動したい場合、一度ウタパオ空港へ飛んでから、陸路でスワンナプームへ移動するという方法が取れるようになった。
ウタパオ空港からパタヤまでは車で40分から50分くらい。
ウタパオ空港からスワンナプーム空港へは、高速7号線が延伸されたので、2時間から2時間半で行けそうだ。
運航開始は、本日7月24日から。
チケットは7月23日から販売している。
いつまでこの措置が続くかは不明。
スワンナプームとドンムアンの国内線離発着禁止命令が解除されるまでは継続するとみられる。
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