プーケットサンドボックスに続いて、7月15日にサムイプラスがいよいよ開始された。
ワクチン接種済み旅行者は、14日間強制隔離を免除され、タイに入国することができる。
条件は厳しいが、タイ隔離無し観光旅行の幅が広がる。
初日の様子を公式発表をもとに見てみる。
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サムイプラス初日の様子
7月15日午前11時35分、サムイプラス初のフライトとなるバンコクエアウェイズPG5125便がサムイ島に到着した。
乗客はイギリス人、ドイツ人、フランス人の5人のメディア関係者。
ピパット観光大臣やスラタニー県知事などが空港でボードを持って出迎えした。
その後のフライトでは、香港やシンガポールからも到着し、計9人がサムイプラス初日の旅行者となった。
前日の発表では11人の到着があると発表されていたが、結局は9人となったようだ。
この9人は、メディア関係者やインフルエンサーなどで、サムイプラスの認知度を高める計画として、TATが招待したものだという。
初日は純然たる観光客は一人も到着していない。
午後6時半からは、サムイ島のホテルで、サムイプラス開幕式が開かれた。
ピパット観光大臣、スラタニー県知事、TAT総裁などが参加した。
自宅隔離中のプラユット首相はオンラインで参加。
ピパット観光大臣は、「サムイ島、パンガン島、タオ島の観光再開は、首相が発表した120日以内のタイ全面再開という方針を達成するため、プーケットに続いての重要なステップだ。他の観光地は、予定された順番どおりに進んでいくだろう」と述べた。
2021年9月1日に開放する次なる観光地は、クラビ、パンガー、チェンマイ、パタヤ、ブリラム。
10月1日再開予定は、バンコク、チャアム、ホアヒン。
そして、10月中にはタイ全土が開放される予定となっている。
参照:https://www.facebook.com/covidcenterkohsamui/
サムイプラス日報と感染状況
7月15日のサムイプラスモデル日報が発表された。
旅行者9人
感染者0人(結果待ち4人)
バンコクエアウェイズフライト
PG5125(11:35)
PG5151(16:05)
PG5171(18:40)
感染状況
新規感染者1(国内1、海外から0)
サムイ島・パンガン島・タオ島感染状況7月15日
サムイ島で1人。
パンガン島とタオ島はゼロ。
サムイ島で11日ぶりの新規感染者となる。
パンガン島は34日間、タオ島は75日間新規感染告なし。
サムイプラスには、中止や見直しを行う条件が設定されている。
・サムイプラスモデルでの旅行者の新規感染者が2週間で20人を越えると、ALQホテルでの強制隔離期間が3日間から14日間に延長される。(つまり通常の強制隔離あり入国と変わらない)
・3島での新規感染者が2週間で40人を越えると対策措置が強化される。サムイ島疾病対策センターが、サムイプラスモデルを一時中止するかどうかを決定する。
まとめ
サムイプラスは初日に9人、招待客のみとなった。
本日7月2日には4人の観光客が到着する予定だという。
プーケットサンドボックスよりは出足が遅い。プーケットサンドボックスは最初の2週間で5,473人が到着している。
サムイプラスは最初の1ヶ月で1,000人の到着を見込んでいるという。
タイの観光業界では、外国人観光客はタイ国内の感染状況を見極めている状態で、状況が改善すれば今年10月以降に観光客が増えると見ている。
現状はなかなかに厳しいものがあるが、サムイプラスが成功すれば、次は9月1日のパタヤ開放に光がさす。徐々に進めていくしかない。
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