7月15日発表のチョンブリ県の感染状況。
新規に確認された感染者は増加。4日連続で過去最多を更新した。
チョンブリ県からの新たな命令が続々と発表。工場や労働者キャンプの閉鎖が続いており、シラチャーでは日系企業関連の閉鎖命令も出ている。
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チョンブリ県感染状況
7月15日、チョンブリ県発表による新規感染者は523人(前日513人)。
累計13,526人
回復済み 8,333人(+212)
治療中 5,2121人
死者累計72人(+2)
新規感染者内訳
ムアンチョンブリ地区 102人(累計3,606人)
シラチャー地区 117人(累計2,937人)
バンラムン地区(パタヤ)93人(累計3,462人)
他
各地区別感染者推移
上から、バンラムン(パタヤ)、シラチャー、ムアンチョンブリ。
4月、5月、6月の各月累計と7月各日の数値が並ぶ。
バンラムンは5月6月と減少していたが、各地でクラスターが発生し、大きく増加傾向に。
チョンブリ県全体では過去最多数を連日更新している。
タイ全国での新規感染者は9,186人。
タイ各県の新規感染者上位10県
バンコク2,224人、サムットプラカン846人、サムットサコン640人に続き、チョンブリの523人は全国4番目の多さとなった。
新規感染者の感染経路内訳
・バンブン地区の工場でクラスター 87人
・ボートン地区の工場でクラスター 12人
・バンブン地区の施設でクラスター 7人
・バンブン地区の工場でクラスター 3人
・医療従事者 3人
・不特定多数の人と接する高リスク職業 2人
・他県への旅行 バンコク1人、ラヨーン1人
・シラチャーの労働者居住地で調査 38人
・バンラムンの市場で調査 4人
・ムアンチョンブリ地区のスクリーニング検査 14人
・ラヨーンの工場 1人
・バンコク旅行歴のある感染者と接触 14人
・感染者と濃厚接触 11人
・パーティ参加者と接触 1人
・家族間で感染 86人
・職場で感染 71人
・調査中の感染者と接触 81人
・調査中 86人
903人の接触者と1,896人の積極調査による検査の結果を待っている。
チョンブリでは検査件数を発表している。7月14日の検査件数は5,142件で、うち陽性確認が513件。単純計算による陽性率は9.9%。
バンラムン保健局発表のバンラムン感染状況
新規感染者93人。うちノンプルーが54人。
センタン従業員に関連した感染が7例となっている。
センタンは本日臨時休業し全館消毒作業を実施した。明日16日から営業再開予定。
チョンブリ県リスクスポット
チョンブリ保健局では、感染者タイムラインを元にした感染リスクスポットを発表。
(他多数あり)
(一部抜粋)
・Makro(ノースパタヤ)
・パートンレストラン(サウスパタヤ)
・ホムヌーイレストラン(サウスパタヤ)
・ファーサンムーガタ(サウスパタヤ)
・D-JAI to go by Dusit Thani Pattaya(ナックルア)
セントラルフェスティバルパタヤビーチ
・Melissa Shop(1階)
・Super Sport(4階)
・Cartier Clinic
・ベビー用品店(4階)
・CPS CHAPS
・Adidas
・Guess
・NAGA(Boots)
・Koi The バブルティー屋(G階)
・Thomas Sabo (G階)
・バンコク・フアランポーン駅発サタヒップ行き鉄道
タイムラインの数が一気に増えてきた。
新たな工場閉鎖命令
7月14日付けでチョンブリ県命令第56号が発出された。
・バンブン地区にある2つの工場を閉鎖
・シラチャー地区のNippon Konpo(Thailand)にある建設会社の労働者キャンプを閉鎖
当局の許可なしに出入りすることを禁ずる。
7月14日から8月10日まで有効。
次に7月15日付けで、チョンブリ県命令第57号が発出。
シラチャーにあるJWS建設会社の労働者キャンプを閉鎖。
当局の許可なしに出入りすることを禁ずる。
7月15日から8月12まで有効。
50人以上の集まりを禁止
チョンブリ県が改めて警告を出している。
7月14日以降、当局の許可なく50人以上が集まる行為を禁止している。
これは、食料配布や炊き出しといった慈善行為を想定したもの。あまりにも多くに人が集まってしまい、感染拡大が懸念されるため、事前に当局の許可を取るように促している。
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