ここ数日、チョンブリ県内の新規感染者が増加している。
パタヤでもクラスターが発生し、過去最悪レベルの感染状況となっている。
現在の規制では、バーやパブなどの営業は禁止、レストランでのアルコール提供も禁止されている。
また、ビーチでの飲酒や宴会も禁止されている。
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パタヤで逮捕者100人以上
6月26日にパタヤ数カ所で警察の手入れがあった。
まず、1軒目がサウスパタヤにあるThe Garden 168という店だ。
表向きはレストランとして営業していたが、中では客にアルコールを提供していた。これにより、客28人と店の関係者1人が逮捕された。
The Garden168は、もともとは屋外型パブ。まだ比較的新しい店だが、ローカルタイ人からの人気が高い。
今は、バーの閉鎖と店内飲酒禁止により、このあたりは屋台村のような形態で営業している。
食べ物屋台がいくつかあって、テーブルで食べられる。
これは5月末の様子。
はっきりと、No Alcoholと謳っている。
が、ちゃっかりと酒を提供していたことになる。
屋外型だし、外から丸見え。これはさすがに摘発される。
2軒目の摘発は、ウォーキングストリート近くにあるMo Salahというレストラン。
ソイ16にあるといえば、ピンと来る人も多いだろう。通称ソイアラブだ。ここには多くのアラブ系レストランやシーシャカフェが並んでいる。
騒音がして人が集まっているとの通報を受けた警察が深夜のMo Salahへ。周辺にはたくさんの車両が駐車してあったという。
1階部分は普通のレストラン。
上階を捜索すると、多くの部屋とテーブルがあり、酒とシーシャを提供しているのを発見。
一部の客は窓から飛び出したりと脱走を図ったそうだ。
結局、タイ人と外国人の72人を逮捕した。吸引器具30個も押収。
最後の摘発はパタヤビーチ。
深夜のビーチ上で、集まって酒を飲み宴会していた20人を逮捕。
ビーチでの飲酒と宴会は厳に禁止されている。
逮捕された全員がパタヤ警察署に連行された。
取り調べを受け、夜が明けても拘留はとかれず。
次に、バンラムン病院からスタッフが警察署に来て、コロナ検査を実施。
結果が判明するまでおおよく24時間ほどさらに拘留されることになった。
逮捕者の合計は121人に及ぶ。
検査の結果で多数の感染が確認されれば、建設現場労働者キャンプでのクラスターとあわせて、今後のパタヤ観光再開にも悪影響を及ぼしかねない。
参照:https://www.facebook.com/STVPattaya/posts/4348058505215050
パタヤ市警察でも、怒りに満ちた投稿をしている。
パタヤの感染者が過去最大規模となっているのに、なぜまだ遊び回っているのだ?
ルールは明らかなのになぜ無視をするのか?
地元メディアの報道では逮捕された人にはモザイクをかけていることが多いが、警察は容赦なく全公開。
今のパタヤで違法営業店やパーティで逮捕されるとこうなる。パタヤに限らずシラチャーでもバンコクでも同じだろう。
2ヶ月前には、シラチャーで多くの日本人が逮捕され、本名やパスポート番号まで明かされた例もある。
人によっては規制そのものを疑問視したり敵視するかもしれないが、現在のルールは明らかだ。店で飲むな、ビーチで宴会するな。違反が見つかれば逮捕。ただこれだけ。
夜のパタヤビーチ
昨日6月26日の夜9時過ぎ、パタヤビーチの様子を見てきた。
その前にソイ6を通ってみる。
真っ暗だ。
店は何もやっていない。
クラスター発生とオンラインバー摘発もあり、ソイ6ではライブストリーミング配信をやめたのかもしれない。
ソイ6からビーチロードへ出ると、ビーチの遊歩道付近に大きなテントが設営されている。
どうやらワクチン接種登録会場のようだ。そういえばパタヤ市がシノファームワクチン10万回分を独自購入してパタヤ市民に接種するという話だった。
パタヤに住居登録している人が対象で、登録にはIDカードと住民登録証が必要らしい。6月28日から7月2日まで受け付け。
ソイ6住民はイサーンの田舎に住所を残したままだろうし、たぶん無理っぽい。
ソイ6住民こそ優先的に接種が必要じゃあるまいか。
ビーチロードをパタヤカン付近まで進むと、急ににぎやかになってくる。
イリュミネーションがあり、タイ人が多く集まっている。
絶好の写真撮影スポットだ。
ビーチロード脇には駐車車両がずらりと並ぶ。
パタヤカンとの交差点からソイ10前あたりまでが最も人が集まっているゾーンだ。
ビーチ上にはけっこうな人がいて、ゴザを敷いてくつろいでいる。
遠目で見たところ、酒を飲んでて宴会しているわけではなさそう。
ビーチ沿いには警官の姿も見受けられる。
パトロールを実施しているようだ。
昨日の今日で、さすがに派手に宴会しているグループはいない。
ソイ10前を越えると、どんどんと人は減っていく。
ウォーキングストリートまで入ると、完全に誰もいなくなる。
パタヤビーチには思ったよりも人が出ているが、一部に集中しているだけ。
あとはがらがらで、真っ暗。
宴会すれば問答無用で逮捕され、署に連行だ。
バンセーンビーチは夜間閉鎖命令
26日夜に、チョンブリ県より新たな命令が発出された。
チョンブリ県命令第41号
・ムアンチョンブリのポンサック市場閉鎖、6月27日から7月10日まで
・ムアンチョンブリにあるバンセーンビーチなどのビーチを夜間20時から午前4時まで使用禁止とする。6月27日から新たな指示があるまで。
バンセーンビーチはローカルタイ人に人気のビーチだ。
パタヤビーチよりもはるかにタイ人の利用者が多いと聞く。
涼しくなる夜間にタイ人はビーチに集まってくる。
ムアンチョンブリではクラスターがいくつも発生しており、ビーチでの感染拡大を防ぐために夜間のビーチ利用禁止命令を出すことなった。
なお、サタヒップの海軍エリアのビーチも閉鎖された。こちらは終日利用禁止のようだ。
今のところバンラムン・パタヤエリアのビーチに関する規制強化は出ていないが、バンラムンの感染拡大がおさまらず、違反者も続出するようであれば、ビーチ利用禁止措置が復活してもおかしくない。
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