店内飲食が解禁となったパタヤだが、バーもマッサージ屋も映画館もビーチも閉鎖されたままだ。
食事はデリバリーか自炊ですませることが多い。
外出してもほとんどすることがない。せいぜい近所のコンビニかスーパーに買い出しに行くだけ。
世界屈指の歓楽地で引きこもり生活である。
が、たまには外に出て、息抜きがてらに街の様子でも見に行かないとやってられない。
どうせ何もないのはわかっていても、夜のパタヤをさまようのだ。
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パタヤビーチ
もうくどいほど述べてきたが、現在のパタヤビーチとその周辺では運動のみが許される。
ビーチに座って飲食するのは禁止だ。
遊歩道でジョギングする際であってもマスク着用は必須となっている。
夜のパタヤビーチは静まり返っている。
これで夜の9時ころである。
ビーチロードはそれなりに車が走っている。
むろん、通常時の土曜日夜の交通量と比較すれば、絶望的なまでに少ない車の数だが。
歩いている人はほぼ皆無。
営業再開したフーターズはファラン客がちらほら入っていた。
他に行くところないしねえ。
でもアルコール提供は不可なので営業的には苦しいだろう。
Hopsはやはり営業していない。
ウォーキングストリート
入り口のネオンサインだけが明るいウォーキングストリートである。
中に入ると、単なるシャッター街。
たまにバイクが走るだけ。
営業している店は、ガンジャカフェとコンビニが1,2軒のみ。
あとは壊滅。
For Rentの貼り紙が増えてきた。
限界を越えた店がいかに多いことか。
SimonバービアコンプレックスもFor Rentに。
それぞれのバービア単体ではなく、スペース全体を貸し出している。
横幅22メートル、奥行き50メートルとのこと。
もうバービア群そのものをやめてしまうようだ。
あのSimonですら匙を投げてしまうのか。
営業できない状態がすでに1年2ヶ月以上経過した。
いかに深刻な事態かを物語っている。
ウォーキングストリート内にもう一つあるSimonバービア群は、完全にシャッターで覆われてしまった。
暗すぎて何がなんだがわからない。
ノースパタヤのドリンキングストリートははもっとやばそうだ。
セカンドロードとサードロードとサウスパタヤ
セカンドロードは走る車が少ない。
ローカル向けのサードロードですら交通量が減っている。
繰り返すが、土曜日の夜である。それも深夜ではなく、午後9時台だ。それでも車が走っていないし、人も歩いていない。
サウスパタヤ通りのスクンビット近くへ。
ビッグC手前には、The Garden168というローカルに人気のオープンパブレストランがある。
感染第3波発生初期では、毎日のように感染者タイムラインに名前が上がっていた。それほど人気で毎日客が集まっていたということでもある。
現在は、ほとんど屋台村のような形態でかろうじて営業しているようだ。
大きくノーアルコールと書いてあった。
当局の巡回を警戒しているのかもしれない。
ガーデン168の裏手の一角には屋台がたくさんあったものだが、現在は屋台が少なく、広場全体が暗い。
日本式焼き肉屋もあったが、どうなったのだろうか。
Grassコンド付近にある、バーカディンといったムーガタとチムチュムのオープンレストランはかろうじて営業。
土曜日夜だが客の姿は少ない。
ローカル向けの店でも経営は厳しい。
パタヤで一番でかいと評判のセブンイレブンは営業中。
パタヤ中心部のセブンイレブンは半分くらい閉店しているような気もするが、さすがにここは潰れない。
サウスパタヤロードとソイコーパイの交差点には信号機が設置されている。
この付近の道路工事もほぼ終了しており、中央分離帯も撤去された。
ソイコーパイ側からサウスパタヤロードに入る際には信号機がない。
まあ、現在の交通量では信号がなくても問題なさそうだ。
ついでにソイコーパイの様子を見て回る。
完全ローカル向けのエリアで、小さな食堂や屋台は多く営業している。
ビーチロードやセカンドローとは大違い。
ここでも安いムーガタ屋が増えている印象だ。
テパシット通り近くにあるローカル日本食屋は営業継続。
風情のある建屋とラーメンと書かれた赤ちょうちんが妙に郷愁を誘う。
なお、ソイコーパイからテパシット通りに抜ける際には右折できなくなっている。
たしかにここで右折するバイクや車が多くて、少々危なかった。
テパシットソイ8も同様に右折禁止になっているかもしれない。
LKメトロとツリータウン
ソイブッカオも見ておく。
LKメトロは真っ暗だ。
キルケニーとi-roversは営業。
あとは本当に真っ暗だ。
人が集まっているのは、やはりツリータウン周辺となる。
ツリータウン前の段差には、ファランとタイ人女性(一部男性含む)が一時の逢瀬を楽しんでいる。
ビールは向かい側のセブンイレブンで購入する。
昨年のロックダウン時にはツリータウン前が青空パーティ会場と化していたが、今回はそこまで派手ではない。
でも暇を持て余したファランが集まってきている。
本当、他に行くところなんてない。
ビーチでたむろしたら摘発される。
酒を提供するレストランで飲酒していたら逮捕される。
日本では考えられないが、タイでは本当に逮捕されるのだ。
まあ、ツリータウン前で集まって飲酒していてもアウトなのだが、これくらいならまだ当局も見逃してくれそうだ。これが今のパタヤの限界。
まとめ
やっぱり夜のパタヤには何もなかった。
それを確かめるだけに街中をさまよったことになる。
気分転換になったような気もするし、惨状を目にして落ち込んだ結果になった気もする。
パタヤ復活の道のりは遠い。
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