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タイ国内情勢

タイ国内状況1月29日:新ゾーニングと規制緩和承認、バンコクはバー閉鎖、パタヤはバー再開可能

投稿日:

1月29日のタイ国内状況。
ここ数日は同じ状況が続けている。サムットサコーンでの大規模積極調査で700人前後の感染者が発見される。
CCSA本会議にて2月1日からの全国的な規制緩和が承認された。
バンコクとパタヤでは内容が大きく異なる。

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タイ全国の感染状況

1月29日発表、タイの新規感染確認者は802人
(累計17.023人)

外国からの入国:21人(正規入国19人、違法入国2人)
国内感染:89人
積極調査:692人
死亡:0人(累計76人)

国内感染県別
サムットサコーン79
バンコク7
など

サムットサコーンの積極調査で724人の感染が確認された。
他に、バンコクで3人、ノンタブリ、サケオ、ラヨーンで1人ずつ。

国内で感染された感染者のほとんどがサムットサコーン。781人中765人。

1月の感染者数の推移

左から国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。

国内市中感染は昨日より上昇。
サムットサコーンでの積極調査の結果は連日同じ程度の感染者が見つかっている。
サムットサコーンでは、3週間にわたり積極調査を継続する計画となっている。

チョンブリ感染状況

1月29日発表、チョンブリの新規感染確認は0人
(累計648人)

これでチョンブリ県の新規感染者は8日間続けてゼロ。
バンラムン(パタヤ含む)にかぎると、14日連続となる。

パタヤではついに2週間感染者ゼロを記録。

昨日の夜の県知事命令によって、チョンブリ県内のホテルや観光施設は閉鎖されることになった。

関連記事:チョンブリ・パタヤのホテルに閉鎖命令。学校は2月1日再開へ。

これは政府の社会保障制度を利用できるようにするためのいわば救済措置であって、ロックダウン規制措置強化ではない。
むろん、営業継続を選択することも可能。
ロングステイヤーがいるようなホテルはそのまま通常通りに営業する。

政府ブリーフィング概要

毎日行われている政府ブリーフィングの概要。

・オーストラリアのLowy Instituteによるコロナ対策管理ランキングで、タイは世界第4位にランクインした。トップはニュージーランド。
・今朝のCCSA本会議にてゾーニングに応じた規制緩和策を承認した。
・新しいゾーニングは2月1日月曜日に実施
・新しいゾーニングは5つ
・各ゾーンごとに規制緩和措置は異なる

2月1日規制緩和と新ゾーニングが承認

本日開催のCCSA本会議にて2月1日実施予定の新ゾーニング設定と規制緩和が承認された。

先だってのCCSA小会議で提案された内容がほぼそのまま採用されている。
ただ、店内アルコール提供やバーの再開について少し相違もみられる。

新しいゾーニング

全部で5段階にわかれる。
該当なしとされていたグリーンゾーンが復活している。
サムットサコーンが唯一のディープレッド(マルーン、赤黒色)ゾーン。
チョンブリはディープレッドから2段階下がってオレンジゾーンへ。
バンコクはレッドゾーンに残った。

ゾーンごとの規制措置内容

ディープレッドゾーン(厳重高度管理地域):サムットサコーン1県のみ
・学校閉鎖
・バーやパブなど娯楽施設閉鎖
・ジム、フィットネス閉鎖
・レストランは午後9時まで営業、アルコール提供不可
・フリーマーケットは午後9時まで営業可
・ショッピングセンターは午後9時まで営業可

レッドゾーン(高度管理地域):バンコク、サムットプラカン、ノンタブリ、パトゥムタニ
・学校は制限付きで再開可。現場授業とリモート授業を併用して選択肢を増やす。全校生徒数120人までは通常再開可能。
・バーやパブなど娯楽施設は閉鎖
・レストランの店内飲食は午後11時まで、アルコール店内消費は不可、持ち帰り用アルコール販売は可能
・セミナーやイベント開催は100人まで可能。アルコールやダンスは禁止
・デパートやショッピングモールは営業可能だが、人が集まる活動やプロモーションは禁止
・コンベンションセンターや展示会は開催可能
・移民労働者の移動は制限し、県をまたぐ移動には許可が必要
・マッサージとスパは営業可能
・マッサージパーラーは閉鎖
・ジムとフィットネスは営業可能
・ボクシングは観客なしで試合可能

オレンジゾーン(管理地域):カンチャナブリ、チャンタブリー、チャチュンサオ、チョンブリ、チャイナット、トラート、ターク、ナコンナヨック、ナコンパトム、プラチンブリ、ペッチャブリ、ラヨーン、ラチャブリ、ロッブリー、サムットソンクラーム、サケオ、サラブリ、スパンブリ、アユタヤ、アントンの20県
・バーやパブなどの娯楽施設は再開可。アルコール提供可。営業時間は午後11時まで。生演奏可能だが客のダンスは不可。
・レストランは午後11時まで店内飲食可。アルコール提供は可能。
・セミナーや宴会は300人以下まで開催可能。アルコールやダンスは不可。
・学校の再開は可能だが、クラスの人数は最小限にすること。全校生徒120人までの学校は通常再開可能。
・デパートやショッピングモールは通常通り営業可能。ただし人を集めるプロモーションは不可。
・コンベンションや展示会は許可
・ジム、フィットネスは再開可能
・ボクシングは観客人数制限ありで試合開催可能
・マッサージ、スパは再開可能
・マッサージパーラーは顧客人前制限ありで再開可能

イエローゾーン(高度監視地域):ナコンラチャシマ、スコータイ、スラタニなど17県
・バーやパブなど娯楽施設は24時まで営業可能、アルコール提供可能、顧客人数制限あり
・レストランは24時まで営業可能、アルコール提供可能
・デパートやショッピングモールは通常通り営業可能。ただし人を集めるプロモーションは不可。
・高リスクエリアからの旅行者はスクリーニングチェックを受ける
・マッサージ屋やスパは通常通りに営業可能
・MPも営業可能
・ジムやフィットネスは営業可能
・ボクシングは観客人数制限ありで試合開催可能

グリーンゾーン(監視地域):チェンマイ、プーケットなど35県
・娯楽施設は通常通り営業可能。生演奏、ダンスも可能。
・マッサージパーラー営業可能
・観客人数制限ありでボクシングの試合開催可能

参照:https://www.nationthailand.com/news/30401990
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2059315/covid-control-restrictions-eased-from-monday

バンコク・パタヤ・プーケット規制緩和まとめ

ざっくりまとめる。

バンコク:バー閉鎖、MP閉鎖、レストラン店内飲酒不可
パタヤ:バー再開、MP再開、レストラン店内飲酒可能、ただしバーもレストランも営業時間は11時まで、ダンス不可
プーケット、チェンマイ:バーやクラブは深夜まで営業、ダンスもオッケー、MPも営業、全部オッケー

ただし、規制緩和の最終判断は各県知事の裁量による。
CCSAにより規制緩和が認められても県によってはなおも規制を継続する可能性あり。
各県の正式命令書が出ないことには決定ではない。

チョンブリ県ではまだ新しい命令書が出ておらず、2月1日からバーが再開できるかは現時点では不明。
1月29日午後5時時点では、2月1日よりバーの再開が予定されているが、最終調整中であり、最終決定ではない。
おそらく今晩か明日には正式な命令書が公布されるはず。今少し待つこと。

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