タイ運輸省が、タイ行きの国際フライト10路線の再開を認めたと発表した。
パンデミックの状況が改善したためとのこと。
すべての乗客はCCSAの定めるガイドラインに従う必要がある。
タイ入国時には14日間の隔離検疫が必須。
また、フライトは、セミコマーシャルフライトと見なされ、定期運航便の完全再開というわけではない。
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バンコク行きフライト運行再開路線
1.エミレーツ航空 EK384(毎日)
2.カタール航空 QR830とQR836(毎日)
3.エティハド航空 EY406(毎日)
4.キャセイパシフィック航空 CX653(10月7日から週4便)
5.シンガポール航空 SQ976(10月16日から週3便)
6.ルフトハンザ航空 LH772(10月16日から週3便)
7.スイスインターナショナルエアラインズ LX180(10月17日から週3便)
8.オーストリア航空 OS025便(10月17日から週3便)
9.エバー航空 BR211(10月25日から週2便)
10. KLM航空(10月25日から、便数不明)
エミレーツ航空などは9月1日からすでにバンコク行きフライトを毎日運航していた。
今回タイ運輸省が改めて発表した形だが、すでにヨーロッパのタイ大使館では、他の航空会社のセミコマーシャルフライト情報が公になっていた。
各国航空会社がバンコクへのセミコマーシャルフライトを運行開始。エミレーツ、エティハド、カタールは毎日運航。アジアではSQやCXが週数便。
在ベルンタイ大使館より。⇒https://t.co/qHrKleUcYA pic.twitter.com/qpBzIVe2AE— パタヤ千夜一夜 (@PattayanNight) October 11, 2020
スイスのベルンにあるタイ大使館情報だ。
今回の運輸省の発表は、ほぼこれと同じもの。
タイ航空とエアフランスが抜けているだけ。
タイ航空はバンコク発ヨーロッパ・アジア方面のスペシャルフライトは運航している。
どうやら、タイ航空は、各国が入国制限をしている状況で定期運航便を再開していも利益が出ないからと運行再開を見合わせているもよう。
実際、今年いっぱいの運休をすでに発表している。
関連記事:タイ国際航空、日本・バンコク路線の今年末までの運休が決定2
ただし、日本発バンコク行きの特別便は運航を続ける。
キャセイパシフィック航空のバンコク行きフライト
ためしにキャセイパシフィック航空の11月のフライトをチェックしてみた。
たしかに週3便運航予定となっていて、ホームページでチケットの購入が可能だ。
往復で2348香港ドル(約32000円)から。
滞在期間一ヶ月以上の往復チケットでも、5,198香港ドル(約7万円)
日本からバンコクへの特別便が片道10万円以上することを考えれば劇的に安い。
ただし、すべてのフライトに共通することだが、タイ入国には制限がかけられており、必要なビザやCOE(入国許可証)がないとフライトそのものに搭乗できず、入国は不可となっている。
入国時の14日間強制隔離は必須のまま。
また、日本から香港経由でタイに入国できる航空券をもとにしたCOEを日本のタイ大使館で取得できるかは不明。現時点ではおそらく無理だと思われる。
まとめ
はたして各地からこれだけのフライトを運航して、どれだけの人が搭乗するのかは少々疑問は残る。
とはいえ、タイ入国制限は徐々に緩んできている。
ASQホテルも90施設以上に増加中。
はっきりしないが、1日あたりのタイ入国人数はかなり増枠されてきているようだ。以前は一日あたり400から500人までと制限されていたはずだが、今では1000人以上とのこと。
昨日10月20日には、中国・上海から特別観光ビザで39人の旅行者がタイ・スワンナプーム空港に到着した。
タイが国境を閉じて以来約7ヶ月ぶりの外国人旅行者のタイ入国となった。
関連記事:特別観光ビザの中国人グループが本日スワンナプーム到着予定→39人が入国
このSTV第一陣中国人グループが搭乗してきたのは春秋航空。
調べてみると、春秋航空は上海発バンコク行きのフライトを週1便で運航している。
これもセミコマーシャルフライトないし特別便という扱いなのだろうけど、あまり大声で宣伝されてないだけで、実は他にも運行再開しているフライトがあるのかもしれない。
とにもかくにも、飛行機が飛ばないことにはタイに行きようがない。
ビザとCOE取得や14日隔離などタイ入国のハードルは高いままだが、徐々に開国へ進んでいる。
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