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パタヤ近況

タイは7月1日から外国人受け入れ再開へ。8月には観光旅行客も再開か?

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7月1日からタイ入国再開へ

6月24日の政府スポークスマンのブリーフィングで、7月1日より外国人受け入れ再開がタイ政府の正式方針として発表された。

入国を許される7つのグループ分けについてはすでに明らかとなっていた。

関連記事:タイ入国制限緩和へ。日本は最初にタイへ入国できる外国人観光客となるかも。

1 ビジネスマンあるいは投資家
2 特定の商業目的のための専門的労働者や輸出業者
3 タイ人と結婚した外国人ないしタイ永住資格を持つもの
4 医療目的の旅行者

5 短期滞在のビジネスマン
6 セレモニーやセミナーのために政府が招待したゲスト
7 トラベルバブルの下で入国する観光客

このうち、7月1日から入国が認められるのは、上掲1のビジネスマンと投資家のグループ。自費で行う14日間の隔離検疫であるAlternative State Quarantineに同意済み。700人がすでにタイ入国希望登録を済ませている。

2番目に認められるグループが、2と3のグループ。いわゆるエキスパート、タイ人と結婚した外国人、永住資格者、それに教師や学生も含まれる。

また、医療目的の旅行者は、医療機関や病院の準備が整い、政府の定める認証を取得すれば、入国を許可されるようになるとのこと。これも7月1日から。
このグループのために開かれたエリアは、バンコクとプーケットとハジャイとチェンマイとチェンライにかぎる。

以上の4グループが、7月1日からタイ入国を認められることになる。
約5万人の外国人が順次タイに入国していく。

残りの3グループ、短期滞在のビジネス出張者、政府が招いたゲスト、観光客については検討中。
政府のゲストは7月1日からの入国が認められるとみられる。
短期滞在のビジネスマンへの隔離検疫は行わない予定のため、他の監視方法で実施予定。

また、トラベルバブルのもとでの観光旅行者については議論が行われている。
ウイルスの状況に改善が見られれば、8月1日から観光客を受け入れる可能性がある。ただし、Villa QuarantineあるいはState Quarantineが必要となるかもしれない。

外国人受け入れ再開に関する案は来週の月曜日29日に再度検討され、正式決定する。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1940340/50-000-select-foreigners-to-start-arriving-next-week
参照:https://www.nationthailand.com/news/30390208

観光客受け入れは?

やはり気になるのが、外国人観光客の入国についてだ。
最初に観光目的での入国が認められるのは中国と日本と韓国となっているが、まだ正式決定はしてない。
時期も不明。
ただ、具体的に8月から可能になるかもしれないとなったのは一歩前進といえる。
とはいえ、かりに観光での入国が可能となっても、Quarantineが必要となるようだ。

State Quarantineが14日間の強制隔離検疫のこと。
タイ人帰国者は無料だが、外国人は自費で検疫用ホテルを予約して14日間を過ごす必要がある。これをAlternative State Quarantineと呼ぶ。

最後に出てきたVilla Quarantineという用語は初耳だ。
バンコクポストの解説によると、「宿泊施設にとどまり、移動しないこと」となっている。

どうにもVilla Quarantineの定義がはっきりしない。

ホテルから一歩も出てはいけないとするならば通常の隔離検疫と変わらない。
他県への移動はだめだがホテル近隣エリアなら外出してもいいのか。

おそらくは、特定のエリア内に滞在を限定するなら観光目的での入国を認めるというものだと思われる。

以前から提案されていた観光客受け入れ策だ。
たとえばプーケットやサムイ島など隔離しやすい場所に観光客を14日間隔離検疫なしで受け入れて、エリア外への移動は禁止とする。追跡アプリで場所は管理される。

富裕層を狙った観光誘致プランだが、Villa Quarantineがそれにあたるのかはわからない。
近々、また発表があるはず。

とりあえず、8月1日からいきなり無条件で日本人がタイへ観光目的で入国できるようになるとは思えない。
さすがにそれはないかと。
条件次第では入国可能かもしれないが、それもかなり厳しいと思う。

日本人ビジネス旅行者が最初にタイ入国

今朝になり、新しいニュースが入ってきた。

24日に、タイ副首相とJETRO(日本貿易振興機構)のバンコク所長が会談を開き、ロックダウン解除にともない日本から1日あたり100人のビジネスマンが最初にタイへ入国することを許されることになったという。
また、現在のAlternative State Quarantine用のホテルは900部屋が用意されているが、それでは少なすぎる可能性があるので、部屋数を増やすことになる。

参照:https://www.nationthailand.com/news/30390233

報道ではざっくりした内容しか触れておらず、詳細は不明。
入国を認めるには特別な条件があるようで、外務省と協議が必要とされている。
具体的にいつから入国が認められるかはまだわからないが、このままいけば7月1日からとなりそう。
日本だけでなく他国のビジネスマンも同様に入国を認められるのだろうが、日本が最初のグループに入るのは確かなようだ。

日本人のビジネス目的でのタイ入国に関しては、着々と進んでいるような印象。
観光旅行者は、もうしばらくの我慢。それでも希望は見えてきた。

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