25日目
早朝8時から日本代表の試合だ。
苦しい戦いからあまり時間はたっていないが、無理やり目を覚ます。
隣でNは眠ったままだ。
試合開始。
そのうちNも目を覚まして、一緒に応援する。
ホンダさんのゴールで眠気は完全に吹っ飛んだ。
が、その後は残念なことに。
負けられない戦いに負けてしまった。
最後はすっかり足が止まっていた。
南国の気候に体力を奪われてしまったかのように見えた。
修行が足らん。全員、南国パタヤでの合宿を命じる。
足腰が立たなくなるまで下半身を鍛えなおせ!
いつの間にか、Nはまた眠っている。
どうやら、本当に調子が良くないようで、体を触ると熱がある。
そういえば、夜中にも何度かトイレに駆け込んでいた。
それでも夜の営みにはけなげにつき合ってくれて、なかなかサービス精神の豊富な子だ。まだ若いのに。
日本が負けたので、ふて寝。
もう一度目が覚めたら11時半頃。
まだNは寝ている。かなりお疲れの様子。
一人でコーヒーと食パンで朝食。
ごそごそしているとNも目が覚めたようだ。
疲れているところ本当に申し訳ないが、日本代表の復讐戦を挑ませてもらう。
最初は「マイアオ」と言うNだが、すぐに応じてくれた。
睡眠をたっぷりとったので、こちらは元気そのもの。
ドーピングなど不要で、疲れ知らずの波状攻撃だ。
あっという間にゴール。
かなり独りよがりの試合であったが、とりあえず無事にフィニッシュできた。
2戦連勝。
Nはいったん着替えのため帰宅。
そのあとセントラルに食事に行こうという話になった。
いい子だった。チップの額は事前に約束しており、2000バーツ。こういう子なら気持ちよく2000バーツを渡せる。
まあ、ベッドの上での濃厚サービスという点ではツンデレSのほうが断然上だけど、ルックスと性格と若さでNに軍配を上げたい。
(つづく)