19日目
大卒バービア嬢Fとの不完全燃焼なペイバーから3日ほど経過した。
2週間ほど前に一夜をともにしたツンデレ系Sが忘れられない。
今日こそペイバーしようと意気込み、バービアへ向かう。
いた。
Sだ。
ファランにペイバーされずに働いている。
よしばっちりだ。
朝まで3発に挑戦しよう。
鼻息は荒かったが、いつものようにふらっと訪れた態で席につく。
S以外のバービア嬢相手に軽くビールを飲みながら、ビリヤード。
「じゃあ、Sをペイバーで」とキャッシャーに告げる。
Sは驚きながらも了承。
帰り道、コンビニで買い物。
Sは歯ブラシを購入していた。
よし確実にお泊りだな。
部屋に戻り、Sはチャンネル7あたりのテレビドラマを鑑賞。
内容はいつ見ても変わらぬ愛憎劇。タイ語がわからなくても理解できそうな内容。出演している女優さんはきれいだ。
Sにちょっかいを出しながらも、じっと待つ。
ふふ、夜は長いんだ。じっくり攻めようじゃないか。
一つのドラマが終了。
我慢できずにSを襲ってしまう。
Sも積極的に応じてくる。
相変わらずスタイルもサービスも良い。
たまらん。
体位をS自ら変更。上に乗ってくる。
やばい。
すぐにいきそうになる。
さすがに早すぎる。
いちど抜いてから、正常位に戻る。
それでも我慢しきれず早漏気味にフィニッシュ。
いやあ気持ちよかった。
これなら朝まであと2,3回はできそうだ。
やっぱり他に浮気などせずS一筋にすればよかったのだ。
まあ、これからそうしよう。
シャワーを浴びてさっぱり。部屋に戻ると、Nが服を着ている。
あれ、前回は全裸のまま布団にくるまって寝ていたのに。
どうしたの、と訊くと、これから友達とウォーキングに遊びに行くと答える。
うそ、やめて、そんなの。
「一緒に寝ようよ~」とお願いするも、Nの決心は固いようだ。
いったい何があったのか。
しつこく理由を聞くと、「あなた他に女がいるでしょう」との答え。バービアのあるソイの名前を具体的に挙げていた。たぶん大卒バービア嬢Fのことだろう。
いつ見られたのだろう。さっぱりわからない。
いやいや、あれはもう終わった。今はS、きみだけだ、と必至に食い下がるも撃沈。
Sはバイタクに乗って、ウォーキング方面へと消えていった。
残されたのは未使用の歯ブラシだけだった。
む、無念じゃ。
サービスもスタイルも抜群だったのに。
あの様子じゃもうペイバーできそうにない。
女はさっぱりわからない。ベッドの上では積極的に応じてくれたところなのに。ただの商業的サービス心だけだったのか。
まあ、そりゃあそうか。
本日も不完全燃焼。朝までに3発はしたかったのに。
まったくせこい話だが、ショートはコストパフォーマンスが悪いのだ。
同じバーファインを払うのなら、断然ロングのほうがお得だ。
チップもそう。ショート1000バーツで1発。ロングなら1500で2発は可能。
コストパフォーマンスは断然ロングだ。
が、嫌われたら元も子もない。
無理に引き止めてもお互い居心地が悪いだけ。帰りたい人は帰ってもらうほうが無難だ。
それにしても不完全燃焼感はぬぐえない。
時刻は夜10時半。
寝るにはまだ早い。
いつものバービアへビールを飲みに行く。
ビール2杯とビリヤード三昧。
結局、いつもと同じ夜になってしまった。
明日から、また新規開拓だ。
滞在期間が少々長いとはいえ、しょせんは夜遊び旅行者なのだ。
次から次へと女という旅先を移動してまわる夜の放浪者。
これも夜遊びの楽しみだとわりきろう。
でも、やっぱりSが忘れらないんだよなあ。
困ったものだ。