パタヤタイのワットチャイモンコン、略してワットチャイ近くには夜になると多くの屋台がひしめく屋台集中ゾーン。
ウォーキングストリートからは近いがローカル臭満載でおもしろい。
ちょっとひさしぶりに訪れてみると、見慣れぬ屋台を発見。
カオトムとクイジャップユアンとカノムジンの屋台だ。
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カオトム屋台
便宜的にカオトム屋台としておく。
夜になると、店舗の軒先を借りて営業スタイル。
The Chic Clinicという黄色の看板が目印。
屋台は煌々とした白熱ライトで照らされている。
テーブルが少々。無料の水あり。
写真と英語併記のメニューあり。
カオトムムー
カオトムタレーとクイジャップユアン
カノムジン
ただ、2回目に訪問した時は写真入りメニューを出していなかった。
たぶん言えば出してくれると思うが、タイ語の料理名を覚えておくと何かと便利。
カオトムムー
豚骨入りのカオトムにしてみた。
英語表記はRice Porridge with Spareribs。スペアリブ入りの雑炊。
カオトムムーで通じるし、メニュー写真を指差しするだけオッケー。
大きな鍋に入っているカオトムを小さな鍋に移して、ガスコンロで調理している。
ぐつぐつ煮え立った状態でカオトムが運ばれてきた。
照明の関係でうまく写真が撮れない。
もうもうと湯気が上がってくる。
とにかくスープが熱々だ。
タイではクイティアオにしてもカオトムにしても、ぬるいスープで出てくることが多いけれど、ここは熱々。
というか熱すぎ。ほぼ沸騰状態のままだ。
でも、このスープがうまい。
きちんと豚骨ベースでダシを取っているようなうまみがある。むろん、例の旨味調味料をたっぷり使っているだろうけど、あまり化学調味料っぽさは感じない。
具材は、スペアリブと薬味のような葉っぱときざみ生姜。
スープ自体はまったく辛くない。生姜がわりと入っているので、その刺激が強め。
好みが分かれるところだが、生姜が苦手な人は入れないほうがいいかも。
タイ語で言うなら、「マイサイキン」、英語なら「ノージンジャー」で通じるはず。
少しだけ入れてもらうなら、「サイキンニッノイ」「ジンジャーリトルビット」とかどうぞ。
スープはうまいが、スペアリブもうまい。
ちゃんと肉がついている。
が、どうにも食べづらい。かぶりつきたいところだが、熱々スープに浸されているため、これまた口の中がやけどしそうなほど肉が熱くなっている。
ほふほふ言いながら肉と骨をしゃぶりつくす。
がっつり煮込まれていて肉は柔らかい。スペアリブはおいしいよなあ。
ご飯と豚骨をすべて完食。
そのあとはスープだけを繰り返し飲んでしまう。
カオトムという料理でハズレに当たったことはないけれど、これまで食べてきたカオトムでベストかも。
50バーツ。
クイジャップユアン
カオトムのスープがうまいなら、クイジャップユアンのスープもうまいはず。さらにスペアリブもうまいはず。
と、後日、屋台を再訪。
クイジャップユアンとは、ベトナム式麺料理。
もちもちした食感の麺が特徴。
メニューの英語名はない。Kuey Jub Yuenと書いてあるだけ。クイジャップユアンで通じる。
カオトムと同じく、小さな鍋でぐつぐつと煮立てていた。
これまた、熱々状態で運ばれてきた。
具材は、スペアリブ、ソーセージ、ルアット(血のゼリー)。あと薬味が乗っている。
スープは麺料理としては、やや薄味。
胡椒をふりかけてやると味が引き締まる。
例によって、熱すぎほどのスープ。
もちもちとした麺も熱々で唇がやけどしそうだ。ここの麺はもちもち感半端なし。
今回のスペアリブは残念ながらカオトムの時よりも小さめ。でもおいしい。
カオトムほどの感動はないけれど、充分においしいクイジャップユアンだった。
50バーツ。
地図とまとめ
地図(The Chic Clinic)
営業時間は、夜10時から朝6時までとのこと。
たぶん時間はいい加減なので、夜遅くにやっている感覚で行けばいいかと。
ウォーキングストリートから徒歩5分くらい。
ウォーキングストリート近くにある有名レストラン、FRA PATTAYAの従業員も食べに来ていた。
ソイブッカオの出口からも近い。意外と便利な場所にある。
深夜に寄り道する価値あり。
カオトムのほうがおすすめだが、クイジャップユアンも普通にいける。
飲み歩きで疲れた胃袋に、氷入りドリンクで冷え切ったお腹に、熱々でおいしいスープのカオトムが染み渡ること必至。
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