アテンド8日目
友人2人はパタヤ最終日。わたしもパタヤ最終日となる。
明日揃って帰国する。
事前にスケジュールを調整して、同じ便に合わせたのだった。
アットマインドエクスクルーシブ前のタクシースタンドでドンムアン空港までのタクシー手配を済ませておく。
3人なのでワゴン車利用。高速代コミコミで1500バーツ。
帰国準備
最終日は何かと忙しい。
パタヤ4ヶ月の沈没生活でたまった荷物やゴミを整理しておく。
無駄なビニール袋がいっぱいある。着古して穴の空いたTシャツは捨ててしまおう。
残りの必要なものは、カバンにまとめておき、アパートの管理人に預かってもらうことに。
これで身軽に帰国できる。
パタヤ滞在を繰り返すには、なじみの宿を作っておくと便利。大型ホテルでは融通が効きにくいんで、個人経営の小さめのホテル、ゲストハウス、アパートがベター。お願いすれば、いろいろ面倒を見てもらえる。常に友好的な態度で接しておきましょう。「おれは客だ。カネ払ってるから言うことを聞け」なんて態度ではタイ人に相手してもらえない。もちろん、カネをばらまけば何でも言うことを聞いてくれるけど。
ある程度片付いたところで、銀行へ。
次回に備えて、余ったタイバーツを入金しておきたかった。
が、デポジット用の機械が故障中。
しょうがないんで、銀行窓口で入金作業をしてもらう。
バンコク銀行の自分の口座に入金するだけなら当然無料だけど、ちょっと面倒くさい。番号札を取って、順番待ちして、窓口へ行って、用紙を記入して、現金と通帳を渡す。
タイのATMは壊れやすい。現金やカードが飲み込まれるリスクを考えれば、面倒でも窓口で入金するのがベターかも。ついでに通帳記入もやってもらえる。
そういえば、通帳記入用の機械で通帳が詰まってしまい、ぼろぼろになったことがあるなあ。わざわざ銀行内に人を呼びに行って、機械を開けてもらった。
ATMを使うにしても、営業時間内の銀行前にある機械を利用するとちょっと安心。
レンタルバイクの返却もすます。
最後は一ヶ月2200バーツで借りられた。安いね。
これで最低限やるべきことは終了。
バービアでお別れ
夜。
友人2人は一足先にバービアで飲んでいた。
昨晩、初心者の友人がペイバーしたバービア嬢、通称アラレちゃんのいるバービアだ。
テキーラ奢りながらビリヤードしていた。
わたしは屋台で購入した焼き飯(カオパットというより焼き飯)とルークチンで晩飯。合わせて70バーツと少し豪華。
そのままアラレちゃんをペイバーするのかと思ったが、一昨日まで連続ペイバーしていたバービア嬢が忘れられないそうで、これから迎えに行くとのこと。
さらにパタヤベテランの友人も同じ。何度かペイバーしたバービア嬢を今一度連れ出すとのこと。
最後の夜は馴染み嬢としっぽり過ごすのが間違いない。
最終日に大当たりを引くパターンもあるが、大外れを引くと目も当てられない。
二人ともペイバーを終えて、別のバービアで飲みなおし。
これでパタヤ滞在が終わりかと思うと、ちょっと感傷的な気分となる。
どうせすぐに戻ってくるとしても、別れというのはいつも寂しいもの。
友人2人は、せいぜい年に一度か二度のパタヤ訪問。わたしよりも後ろ髪を引かれる思いは強いはず。
でも、8日間の滞在でも充分みたい。
あまり長いとホームシックになるとかなんとか。
ま、長ければいいってもんじゃないが、月単位のパタヤ沈没生活を一度でも経験してしまうと、もう後戻りはできなくなってしまう。この中毒性はハンパなし。
ほどほどに飲んだところで、友人2人はそれぞれの嬢を連れてホテルへ戻って行った。
明日の朝、アットマインドエクスクルーシブで待ち合わせ。
最後の夜は元ゴーゴー嬢としっぽりと
わたしは、懇意の元ゴーゴー嬢と約束をしていた。いつもよりペースは早いが、最終日ということで部屋へ来てもらうことになったのだ。
やっぱり最後は安定志向で。
彼女はようやくまっとうな仕事に就いたようで、レストラン勤務。
仕事が終わりしだい、うちに来るとのこと。
午前0時頃、ようやく彼女がやって来た。
ゴーゴーの仕事を離れて1年近く経過しており、夜嬢の匂いがかなり薄れてきたかも。普通の若いタイ女性の雰囲気。
このまま普通の仕事を続けてくれればいいのだが。遊ぶカネがほしくなったら、わたしの部屋に泊まり来て、お小遣いをもらうパターンでいい。
ま、カネ目当てに体を差し出している時点で普通の女性とは言えないだろうけど、それはそれとして。
ごく普通に見える女性が裏ではウリをやっているなんて日本でも珍しいことじゃないだろし、タイでは日本よりその傾向が少々強いだけだろう。
楽しい時間が過ごせればなんでもいい。
パタヤ最後のブンブンもつつがなく終了。
最終日だからって特別に盛り上がることもなかった。
でも、この安定感は捨てがたい。
あとは、翌朝、彼女がちゃんと起きてくれるのを祈るばかり。
最後の朝
翌朝。
タクシーは午前9時に予約してある。
最後の荷物整理もあるし、わたしは午前7時過ぎには起床。
もちろん、彼女はまったく起きる気配はない。
わたしが後片付けをすべて終えても、まだまだ起きそうにない。
体を揺すると、「うーんうーん」と唸り声を上げるばかり。目は開かない。
ちょっと怖い。
寝たタイガールは起こすな。怒りを買う。
でも、そろそろ起きてくれないと、本当に困る。
さらにぐいぐいと体を揺する。
ようやく彼女は言葉を発した。
が、「ハー ナティー(5分)」と言いながらも、平気で10分以上寝続ける彼女。
こりゃダメだ。
8時半頃、ようやくお目覚め。
彼女がシャワーを浴びると、すでに午前9時前。
もう一回戦やる時間はない。
ここで時間切れ。
最後に奮発してお小遣いを2500バーツ渡す。
次回もよろしくね。
ハグしてバイバイ。
これにてパタヤでの日程はすべて終了。
途中ペナン島でのビザ取りがあったが、4ヶ月に渡るパタヤ沈没生活であった。
いつもと同じ感想となるが、短いようで長い、長いようで短いパタヤ沈没生活。
いろいろあったようで、結局はいつもどおり。
終わりのないルーティンの毎日。でも、毎日が刺激的かつ退廃的。
沈没生活なんてこんなもの。
さて、日本に帰ろうか。