タイ・パタヤの街角には無数の屋台が出没する。
その中にでも、ひときわ異彩を放つのが、この屋台。
南京玉すだれか巨大数珠か、最初見た時はびっくりした。
タイ人に教えてもらったところ、サイクロークイサーンだという。
サイクローク(サイクロック)は腸詰めソーセージのこと。イサーンは、タイ東北部。つまりは、イサーン風ソーセージとなる。
広告
サイクロークイサーン
サイクロークイサーンの形状は、ソーセージといっても様々。
球タイプ
一般的なソーセージタイプ
通常は焼きソーセージだが、中には油で揚げるタイプのものもある。
中身もそれぞれ微妙に異なるが、基本は豚の挽肉と香辛料ともち米(カオニャオ)をこねたもの。
注文すると、炭火で焼き直してくれる。
油で揚げるタイプも同様に熱々仕様となる。
やけどには気をつけましょう。
どれでも一皿20バーツ。
球タイプのものは、8個ほどそのままの形。
長いソーセージタイプのものは、カットして皿に入れてくれる。
キャベツ、紅しょうが、唐辛子が付け合せとなっているのが基本。キュウリとセットになっていることもある。
ソーセージ単体で食べるとかなり濃厚。臭みもある。
キャベツと一緒に食べるのがベター。
タイ人は、唐辛子も一緒に口に放り込んだりする。
口直しに紅しょうがをどうぞ。紅しょうがは、日本のものとほぼ同じ味。
豚のひきにく、香辛料、もち米、それに腸の皮の香ばしさがあいまって、口の中いっぱいにイサーンの大地の香りが広がるような気がしないでもない。
いや、うまいけど、喉が乾いてしょうがない。
で、ビールを飲んでしまう。
まあ、好き嫌いが分かれるところではありますが、わたしはけっこう好き。
もち米が入っていて、腹持ちもいい。
主食にはならないけれど、ビールのアテとしては最適な一品。
おつまみとしてバービアに持ち込んで、イサーン出身の人たちと一緒にサイクロークイサーンをつまむのはオツなもんです。
正体不明の見た目だけど、見かけたらぜひ買ってみるべし。
タイのソーセージは他にも種類いろいろ。
これは見た目はサイクロークイサーンっぽいが、中身は珍しく牛肉だそうだ。
名前は失念。
こちらは、タイ北部チェンマイ名物のサイウア。
関連記事:カオソーイとサイウア。パタヤの新チェンマイ料理レストランKASALONG。
サイクロークイサーンと似ているが、よりハーブがきつめで濃厚な味。
ちなみに欧米式のソーセージは、単純にサイクロークと呼ぶか、もしくはサイクロークファランとか呼んでいますね。ま、ソーセージで通じるけど。
広告