2016年末から2017年初頭にかけて、いろいろと錯綜しているパタヤのソンテウ(ソンテオ、Baht Bus)状況。
Twitterのほうでは、ちょこちょことお伝えしてきたが、こちらでまとめておきます。
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まずは、地元パタヤ新聞の報道を元に、流れをおさらいしておく。
(注。わたしは単なる一旅行者につき、本当に情報が正しいかの保証はありません。当局に知り合いがいるわけでも直接取材したわけでもないので、あしからず。)
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パタヤのソンテウ新ルールと新ルート
2016年12月24日
軍当局がパタヤのソンテウの新ルールと新ルートを設定した。
(参考:Thaivisaforum)
ルート変更にともない、ソンテウ初乗り運賃が20バーツへ値上がりするのではという憶測も流れ、英語圏の掲示板では喧々諤々の議論が噴出していた。が、結局は軍の命令で最低運賃は10バーツのまま据え置きに。
ニュース⇒Pattaya Mail
2017年1月
ソンテウのフロントガラス上部にルートが掲示されるようになった。
パタヤタイ通りを走るソンテウにルート6と表記してある。
が、新ルール施行後も、パタヤのソンテウドライバーたちはルールをひたすら無視して、従来どうりの運行を継続。
ルートから外れているソイブッカオにおいても平気で走っていた。
ニュース⇒Pattaya Mail
2017年2月1日
ちっともルールを守らないソンテウドライバーに業を煮やした当局が、さらに厳しい施策を打ち出す。
セカンドロードなど主要道路上に横断幕が貼られる。
決められたルートを走行して、定められたバス停で乗降車しなさいとの布告。
バスストップは赤く塗られた場所。
パタヤ内にバス停は全部で289箇所指定されている。
ビーチロードからウォーキングストリートへ向かう場合は、ウォーキングストリートの少し手前のバス停で降ろされることになった。
これは1月時点で、すでに運用されていたようだ。
おそらく、パタヤ屈指の混雜場所だし、当局の目が光っているのだろう。
実際にルールを守らずに摘発されたドライバーもいる。
全部で32名。
ニュース⇒Pattaya Mail
罰金は2000バーツから。
それでも新ルールを守らないドライバーが圧倒的大多数。
ウォーキングストリート近辺以外の場所では、好きなところで乗降車できるのが現状。
ルートも従来どおり。
新ルートでは儲けにならないとばかりに従来の人気ルートをぐるぐると走るドライバーが多いようだ。
2017年2月7日
その後、また当局が方針を打ち出す。
ごちゃごちゃ言わんと決められたルートを走らんかい、と。
ニュース⇒Pattaya Mail
ソイブッカオのソンテウ走行が禁止されると話題になる。
今のところ、動きはここまで。
2017年パタヤソンテウ新ルート
当局の定める新ルートは以下のとおり。
ルート4
出発点バリハイ埠頭→サードロード→ソイポティサン→ナックルア通り→バンラムン地区役場→同じルートでバリハイ埠頭まで戻る
これが実現すれば、サードロードを乗り合いソンテウが走るわけで便利になる。
ルート5
出発点バーンチャルーンコミュニティ→スクンビット通り→ナックルア通り→ビーチロード→サウスロード→プラタムナック通り→タップラヤ通り→テパシット通り→スクンビット通り→テパシット通り→ジョムティエンビーチロード
これも長大なルートである。というかルートを覚えるのは無理だろ、こんなの。主にジョムティエンビーチ方面で使えそう。
ルート6
出発点サウスパタヤロードのセカンドロード近く→スクンビット通りとの交差点→スクンビットをひたすらナックルアまで→ナックルア通り→ドルフィンサークル経由でビーチロード→サウスロード→さらにスクンビットまで
これも複雑なルートだ。とりあえずサウスパタヤロードメインで使えそう。
ルート7
出発点ノースロードのスクンビット近く→ビーチロード→タップラヤ通り→ジョムティエンビーチ→ソイチャイヤプルックで曲がり→スクンビット通り→セントラルロード→セカンドロードまで
ノースパタヤのバスターミナル前から乘ると便利そうなルート。というか従来のルートを延伸させたものだな。これも長いなあ。
(ルート情報と地図引用元:Pattaya Mail)
地図と文字を一瞥しただけでルートが理解できる人は、相当なパタヤマニア。
日本語でのこんな情報は不要です。自力でどうにでもできるはず。
たしかに、このルートだとソイブッカオは外されている。規制が徹底化されると、ソイブッカオからソンテウに乗るのは不可となる。
まあ、狭いソイブッカオの渋滞と混雑を回避しようという魂胆なのだろうが、現状ではこの路線は旅行者や在住者から重宝されており、さらにドライバーにとっても大切な収入源。
2月21日の時点で、ソイブッカオ上を平気でソンテウが行き来している。
さて、これらどうなることか?
勝手な予測では、しばらくはこのままじゃないかと。
地元タイ人に聞いたところ、「same same before」との返事。まあそうでしょうな。
とはいえ事態は流動的。軍の動き次第といったところ。
従来のソンテウルート
2月21日時点で、従来のすべてのルートが存続しているかの確認は取れていないが、元々の始発場所でソンテウが客待ちしているところがほとんど。
(パタヤのすべてのルートのソンテウを始発から終点まで踏破して確認するなんて無理な話です。)
ウォーキングストリート近くのセカンドロード上からジョムティエンビーチ行きやノースパタヤ行きのソンテウは相変わらず客待ちしているし、他も似たような状況。
ただし、ノースロード(パタヤヌア)とセントラルロード(パタヤカン)のスクンビット寄りの始発は本数が激減している。これは新ルールというよりスクンビット通りの工事の影響でここ1,2年変わらぬ状況。
また、交差点近くで客待ちはまずいようで、少し離れた場所に移動しているケースもある。
が、要するに、今までどおり!
パタヤのソンテウはほとんど変わっちゃいない。
好きな場所で乗って好きな場所で降りるだけのこと。あとはドライバーまかせだ。
最後に一言。
流しの乗り合いソンテウの細かいルールやルートなんて、あって無きが如し。
近場でさくっと乗って、さくっと10バーツ払えばいいだけのこと。
やれどこそこで急に曲がっただの、途中で降ろされただの、文句を言ってもはじまらない。
文句があるなら、全部自分の足で歩けばいい。バイタクに乗ればいい。タクシーに乗ればいい。ソンテウ自体をチャーターすればいい。レンタルバイクを借りればいい。
初心者のうちは迷うことがたくさんあるでしょう。
とにかく乗ってみることです。間違ってしまっても、たかだか10バーツ。ちょっともったいないけど、勉強代としては安いもんです。
みんな、そうやってパタヤの移動方法を学んでいきます。
ああブッカオとパタヤタイの交差点では右折することもあれば左折するこもあるんだなあとか、セカンドロードの旧TOPSマーケット前から乗れば確実にナックルアまで1本で行けるんだとか、テパシット通り入り口にも乗り合いソンテウがあるんだとか、乗車していきなりルートを外れたソンテウには10バーツ支払わなくても済むことがあるとか、区間が長くなるとドライバーによっては20バーツ請求することがあるとか、いろいろ勉強できます。
習うより慣れろです。
細かいことを気にする人は、自己責任で歩くのが一番。
こんなもん、テキトーですよ、テキトー。
かりに新ルートが徹底されるようになったとしてもビーチロードやセカンドロードなどの近距離の移動には変わりがないし、あとは慣れるしかない。
ソンテウは気軽で便利な乗り物。気楽にやろうぜ。
2018年5月追記:変化なし
予測どおり、新ルートと新ルールは形骸化した。従来のまま変化なし。
ウォーキングストリート近くのバス停下車が守られているくらい。あとは、ザル。
新ルートのことは忘れてください。
料金は10バーツのまま。
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