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タイ入国情報

タイ、中国・香港・マカオ・韓国への感染危険国指定を正式に解除

投稿日:2020年5月16日 更新日:

かねてよりタイ保健省が提案していた、中国(香港とマカオ含む)と韓国に対する感染高リスク国指定の解除だが、しばらく保留されていた。

関連記事:タイ 感染高リスク国からの中国韓国の指定解除は見合わせ。日本からのタイ入国条件は?

が、内閣の正式承認を得て、本日5月16日付けで解除となった。
これは中国と韓国がウイルスの予防と封じ込めに成功したと判断してのこと。

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中国と韓国への感染危険国指定解除

3月3日時点、タイ保健局が定めたリスク国ならびにエリアがこちら。

タイ保健局スクリーンショット

ここから、特に危険なエリアとして、韓国と中国とイタリアとイランを指定した。3月5日。

タイ保健局スクリーンショット2

台湾とシンガポールとドイツとフランスと日本(一部都道府県)は、国内感染進行中の国となった。(3月8日)

タイ保健省スクリーンショット (1)

国内感染進行中の国はさらに増えた。(3月13日)

タイ保健省スクリーンショット

フランス、スペイン、アメリカ、スイス、ノルウェー、日本、デンマーク、オランダ、スウェーデン、イギリス、ドイツだ。

その後、タイと国境を接する国が、感染危険国に追加指定された。

今回の解除措置により、中国(香港・マカオ)と韓国に対する指定は一切なくなる。
日本や欧米諸国への国内感染進行中の国という指定は継続となる。

日本よりももっと感染が進んでいる国はたくさんあるはずだが、そういった国を新たに指定しているという話は聞かない。
タイへの国際線フライトを禁止している状況では、新たな指定はほとんど意味がないからだと思う。

タイへの国際線フライトは5月31日まで全面禁止となっている。
今回の中国と韓国への指定解除措置により、すぐに中国や韓国からタイへやって来られるようになるわけではない。
タイへのインバウンドフライトの禁止は、おそらく6月1日以降もしばらくは継続される見込みとなっている。
現在は外国に足止めされているタイ人の帰国を最優先させているからだ。

参考:Bangkok Post

私見

国際フライトが解禁となったとしても、危険国指定があると入国制限は厳しくせざるをえない。実質的に入国不可となる。
タイ政府としては、なるべく早く中国からの出張者や旅行者を受け入れたいのだろう。そのためには危険国指定が邪魔になる。よって、さっさと解除させた。
というのは、邪推だろうか。
中国からのプレッシャーがあったと考えるべきなのかもしれない。

もっとも、インバウンドフライトの全面禁止が6月1日以降も継続するなら、中国からも韓国からも日本からもタイへの入国へ不可能なまま。

フライトが解禁になってからが問題。
国ごとに扱いが変わる可能性が高い。
このままでは、真っ先に中国からの訪問客を受け入れることになりそう。

タイ商工会議所や政府観光局への取材を通じたThe Nationの記事によれば、7月までには中国から大量の訪問者がやってくるだろうとの見立てが強いとのこと

Most foreign nationals will not be allowed to enter Thailand for most of this year, though it is believed that Chinese tourists may be allowed into the country by July as the number of infections in the country is under control. Operators believe there will be a large influx of Chinese tourists because they are not able to travel anywhere else.

「ほとんどの外国人は今年の大半はタイへの入国を許可されないだろうが、国内の感染者数ををコントールしているので中国人旅行者は7月までに入国を許可されるだろう。他に行くあてはないから、中国人旅行者の巨大な流入があるに違いない。」

ソース:The Nation

やはり、中国の旅行者を最初に受け入れることを見据えているようだ。

日本人として、またこの騒動の最中にずっとタイ・パタヤに滞在している者としては、なんだか歯痒い思いを禁じえないし、本気でやめてほしいとも願うが、これがタイの方針ならば従わざるをえない。

とはいえ、まだ何も決まっていない。
とりあえず、中国と韓国の危険国指定を解除したにすぎない。
中国が再度危険国指定となるかもしれないし、日本が国内感染進行中の指定をじきに解除される可能性も少なくはない。
タイ入国時の検疫措置についても何も新しい決定はない。
入国ができたとしても、14日間の強制検疫があるならば、実質的に観光客がやってくることは不可能だ。
もう少し様子を見ておきたい。

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