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空港やバス関連

タイ国際航空(TG)の非常口席バルクヘッド席の座席指定が有料化になっていた。ただしクラスによっては無料。

投稿日:

日本からタイへ行く際、ここ数年はエアアジアかスクートいったLCCばかり利用していた。
今回久々にタイ国際航空を使うことになった。
詳しくは別記事にするが、マイレージがたまっていたのである。
ユナイテッド航空のマイレージプラスでタイ航空の特典航空券を購入した。

事前座席指定は不可で、予約時に自動振り分けされていた。後方の真ん中の席だった。
でもそれは気にしない。
チェックインカウンターで貧者のファーストクラスと呼ばれる座席に変えてもらうつもりでいたからだ。

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非常口席バルクヘッド席

飛行機に乗る際、それぞれ好みの席があるだろう。
外の景色が見たいから窓側がいいとか、トイレに行きやすいように通路側がいいとか。
そんな中、足元の広い席がいいと希望する人は多い。
わたしもそうだ。
どうせ乗るなら少しでも快適なシートがいい。
そこで選ぶのが、通称、非常口席とスクリーン前席。
最近では機内スクリーンがなくなってきたせいで、あまりスクリーン前とは呼ばないかもしれないが、あくまで通称ということで。
壁や仕切りの前の席のことをバルクヘッド席という名称で呼ぶようだ。

エアアジアのプレミアムフレックス搭乗レポート (6)

非常口席は、英語を使ってエグジットシートとかエグジットローシートとも呼ぶ。
自分の席のすぐ脇に非常口があり、間の前には客席がなく、基本的には足は伸ばしたい放題である。
キャビンアテンダントが離着陸時に座る席と対面するケースが多い。それを恥ずかしいと感じるか、トークの絶好のチャンスと捉えるかはあなた次第。

さて、そんな非常口席、貧者のファーストクラスと揶揄されることもある。
わざわざそんな席を指定する根性が卑しいみたいなニュアンスも含まれていそう。

だってねえ、快適性が全然違うんだもの。
どうせ座席を無料で変更できるんだったら、非常口席がいいに決まっている。
足を完全に伸ばせるんだよ。さらば、エコノミー症候群。

LCCでは、足元が広い席を指定するのは、通常シートよりもかなり高額となっている。
日本からバンコク路線では数千円もする。
それだけの価値があるということだ。

でもレガシーキャリアなら無料。

そんなわけでレガシーキャリアに乗る時は、チェックインカウンターでいつも非常口席を希望する旨を告げている。
過去タイ航空には数え切れないほど乗ってきたが、おおよそ3分の2ほどは非常口ないしスクリーン前の席に変更してもらえたように思う。
ずっと無料で変更できていた。

指定する際には、英語かタイ語が話せますか聞かれるが、素直に話せると答えておけばいい。

TG優先座席指定有料化

数年ぶりのタイ航空関空・バンコク路線。
マニラ・バンコク路線は何度か利用しているが、関空・バンコク路線は本当にひさしぶりだ。
ウキウキ気分で関空のチェックインカウンターへ。

すると、なにやら看板が出ている。

タイ航空優先座席指定有料 (5)

Long leg and Bulkhead
Preferred Seats Fee for Economy Class
KIX-BKK: USD50

日本語表記に切り替わった。

タイ航空優先座席指定有料 (1)

TG優先座席指定(有料)のご案内
足元の広いお席を有料にして販売致しております。
ご購入ご希望の方は、最寄りのスタッフまでお問い合わせ下さい。

つまりは、エグジットシートとスクリーン前が有料化されたということだ。
まったく知らなかった。
料金は片道50ドル。なにげに高い。

あとでTGのホームページをチェックしてみると、2019年7月27日搭乗分より実施になったようだ。

タイ航空スクリーンショット

日本語でのお知らせページ

英語版では、他の路線や条件などさらに詳しい説明がしてある。

より詳しい英語での説明

これは困ったなあ。
と思いつつも、そのままチェックインカウンターへ。

ダメ元でエグジットシートへの変更を申し出る。
すると、マイレージ特典で購入したチケットのクラスだと、無料で変更可能と言われた。

同じエコノミーのチケットでも、クラスが分かれている。
格安航空券会社で売られているものや、TGのプロモーションで売られているのは、基本的に一番下位のクラス。
日程変更やキャンセル不可だったり、マイレージ加算がなかったりもする。そのかわり運賃が安い。
どうやら、こういうクラスだと優先座席指定が有料となるようだ。

TGのホームページに詳しいクラス説明がしてあるので、座席変更を考えている人は確認しておきましょう。

ちなみに、ユナイテッド航空のマイレージ特典で購入した航空券のクラスはX(エックス)。
これなら優先座席指定は無料。

こうして無事にエグジットシートを確保できた。しかも窓際。
エグジットなら窓側の席でも隣を気にせずトイレに行ける。

ちょっとラッキーだったが、結果オーライ。

実際の優先座席

機内へ入ると、エグジットシートやバルクヘッドシートには、RESERVED PREFERRED SEAT ADDITIONAL FEE APPLYと書かれていた。

タイ航空優先座席指定有料 (2)

追加料金が適用されると、しっかりと表記。
これなら勝手に席を移動してくる乗客もいないだろう。

が、インド系の客は平気で他の席から移ってきていた。わたしは窓側、インド人は通路側の席へ。
おいおい。

しかもキャビンアテンダントは搭乗券の座席番号をチェックすることなくスルー。

50ドル払って座席指定した人間がいたら、さすがに怒るぞ、これは。

あとでキャビンアテンダントに聞いたところ、どうやら当日のキャビンクルーのトップの裁量次第のようで、規則にうるさい人が担当だった場合、当然追い出されることになるそうだ。

ちなみに、今回のエグジットシートの窓側は、ちょっとハズレだった。

タイ航空優先座席指定有料 (4)

目の前に非常口があって、足をまっすぐ完全に伸ばすことができなかった。斜めにすれば伸ばせるが。
TVモニターも小さいし、なにかと不便。

タイ航空優先座席指定有料 (3)

それでもやっぱり非常口席は快適なのだ。

ちなみに搭乗率が低い場合は、通常シートを3席なし4席独占して使うほうがいいと思う。
肘掛けを上げれば横になって寝ることができるし、窓際の席ならソファーのようにして座ることもできる。
その点、エグジットやバルクヘッドは肘掛けが固定されており、多少窮屈な思いをする。
でも混んでいる時は非常口席ないしバルクヘッド席がやはりベストだ。

他の航空会社の取り扱いは不明だけど、TGはとりあえず有料化となった。
同じエコノミーでもクラスによっては無料でも変更できるので、貧者のファーストクラス狙いの人は一度チェックインカウンターで交渉してみることをおすすめ。

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