タイ・パタヤでの節約生活には欠かせない屋台。
でも、どうせなら安くておいしい屋台で食事したいもの。
レストランに当たり外れがあるように、屋台にも当たり外れがあり、値段も微妙に違ってくる。
今回紹介する屋台は、味も値段も当たりだと思う。
何種類か料理を試してみたが、どれも美味しい。しかも微妙に安い。
ちょっと変わった具材のものも食べたてみたので、中級レベルのタイ料理ファンもどうぞ。
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場所と地図
場所は、ソイチャイヤプーンのブッカオ側の入り口にある。
といってもピンと来ない人もいるかもしれない。
地図をどうぞ。
地図
角を曲がってすぐのところにバイク屋台が出ている。
以前は固定屋台だったような気もするが、いつの間にか配置換えになったようだ。
隣はケバブ屋とバイタク待機所。
外見
営業時間は午前中から材料とご飯がなくなるまで。
先日、昼3時に訪れると、「フィニッシュです、ミスター」と言われて、買えないことがあった。
ご飯がなくなったそうだ。
また、日や時間帯によっては、別の屋台が出現していることがある。
間違えないように。
おばさんが調理担当で、おじさんがバイクで出前に応じているようだ。
以下、実際に購入して食べたものを紹介していこう。
ガパオムーサップカイダーオ
おなじみのガパオムー。
豚ミンチ肉のホーリーバジル炒めの目玉焼きのせだ。
正確には、「パッガパオムーサップカイダーオドゥアイ」と注文するのがいいのだろうけど、「ガパオムーカイダーオ」だけでも通じる。
ガパオでの豚肉は、ミンチ肉を使うのが常道だからだ。
普通の豚肉を使ってほしい場合は、「ムーシン」と言えばいいらしいとタイ人に教えてもらった。ただ実際には注文したことがないので本当かどうかは不明。
ここのガパオ、普通にうまい。
炒め方も調味料のあんばいもバッチリ。
大定番のガパオでこの味なら他の料理も期待できよう。
値段がはっきりしない。
後述する野菜炒めと同時に購入して、合計80バーツだった。
野菜炒めが35バーツだとすると、ガパオが45バーツとなる。
目玉焼きをつけて、45バーツなら安い。
まあ、50バーツが相場なんで、たった5バーツの違いだけど、その心遣いが嬉しいじゃないか。
ガパオクルンナイガイノーマイドーン
続いてもガパオ。
でも、料理名が長くてややこしくなってきた。
注文したのはタイ人なので、わたしもすべては把握していない。
クルンナイガイで、鶏の内蔵のことだと思われる。
肝臓やらいくつかの種類が使われている。
ノーマイが、たけのこ。
ドーンはよくわからない。(追記:ドーンは漬物のことのようだ)
さしずめ、「鳥の内臓とタケノコのガパオ」といったところか。
これも、うまい。
鳥の内臓は臭みも少なくて食べやすい。なんの部位かはわからないが、コリコリした食感がうまかった。
タケノコは、まあ日本人なら普通に好きでしょ。問題なし。
味付けは、ガパオなんで、安定感抜群。
ちょっと変わったガパオが食べてみたい人は、ぜひ注文してみてほしい。
お値段40バーツ。
パットパックルアンミット
野菜炒め。
特に具材は指定しなかったが、豚肉が入っていた。
この豚肉の量がけっこう多めで嬉しい。
野菜と豚肉の相性が抜群だ。
味付けもいい感じ。決して濃い過ぎず、あっさりし過ぎてもいない。
バクバク食える。
野菜とキノコと豚肉好きの人はぜひどうぞ。
値段がはっきりしないけど、おそらく35バーツ。安い。
カオパットプラーカポン
最後は、カオパット。
大定番の焼き飯だ。
ただ、具材をちょっと変わったものにしてみた。
注文したのはタイ人。
最初、「パーカポン」と聞こえて、何のことやらさっぱりわからなかった。
パーは、要するに「プラー」、魚のことだ。
で、カポンは、「缶詰」のこと。クラポンとも表記できるけど、実際の発音はカポン、ないしガポンに近い。
何度説明されてもよくわからなかったので、最後にはグーグル画像検索でイワシ(ニシン)の缶詰を見せられた。
英語で「sardine サーディン」かとたずねると、イエスだと言う。
これで納得。
すなわち、「魚の缶詰入りのカオパット」というわけだ。
ごはんをほじくり返すと、オイルサーディンが現れる。
おお、普通にイワシですな。
身もぶっとい。
缶詰だけにちょっと濃厚な味。
でも、意外とカオパットによく合う。
ここの屋台のカオパット自体が、普通においしい。
ご飯の炒め加減も文句なし。
これは、思わぬ収穫だった。
お値段40バーツ。
タイ料理本に載っていないような具材のメニューはタイ人に聞かないと注文しようがない。
この記事を読んだ人は、もう大丈夫。
「カオパットプラーカポン」と「ガパオクルンナイガイノーマイドーン」を注文してみましょう。
まとめ
数ある屋台の中でも、アタリの屋台であることは間違いないと思います。
定番のガパオとカオパットがおいしいので、屋台初心者の人でも満足できるでしょう。
しかも安い。
タイ料理中級者は、ちょっと変わった具材のものを試してほしい。
わたしも日々勉強中。
この屋台、いつも注文多数でにぎわっており、昼飯をお求めの際はお早めにどうぞ。
(スペシャルサンクス:読者ケンタローさん)
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