9月4日の台風21号が直撃して、孤島となった関西国際空港。
9月6日時点ではまだ閉鎖されたまま。
国内線の一部は明日7日から再開される見通しだが、国際線はまだわからない。
広告
タイから日本への帰国便
さて、9月3日の深夜ぎりぎりにタイへ無事に旅立った友人。
すでにパタヤに滞在しているが、次は帰国の手はずを整えなければならない。
あれやこれやと相談を受ける。
友人は、タイ国際航空利用で関空まで飛ぶ予定だ。
現在のところ、関空を離発着するTG便は9月11日までの欠航が決まっている。
(9月11日バンコク発TG622便は運行予定)
特例措置として、無料でフライト日時の変更も日本国内の行き先変更も可能。
友人の搭乗予定便は、現在決まっている欠航日以降のフライトだ。
うまく関空が再開してくれたら、変更する必要はない。
このまま放置しておき、当日スワンナプームへ行って、関空行き便に乗って日本に帰ればいいだけ。
が、ここで悩む友人。
もしも関空再開が長引いてしまった場合、あらためてフライト変更を申し込む必要がある。
それが判明するのが搭乗予定日の直前だったら、振替便が満席になっているかもしれない。
となるとタイ滞在を延ばす必要が出てくる。
もしも変更するなら、元々の帰国予定日と同日の名古屋行きの便が希望。
関西人にとっては関空以外の最寄りの国際航空となる。
この名古屋行きのフライトを希望する関西人は多いはず。
満席となりかねないと友人は危惧。
できれば、確実に帰国できる手段を確保しておきたい。
中途半端な状態のままでは、パタヤ滞在が楽しめない。
まずは、手堅い帰国便をおさえておくべきだと判断。
友人はユナイテッド航空のマイレージでチケットを購入していたため、ユナイテッドへ電話。
もちろん日本のコールセンターにかける。
国際電話代がかかるがやむをえまい。
多少電話は混み合っていたが、無事に希望する日時の名古屋行き便へと変更できた。
手数料はもちろん無料。
これにて無事に帰国便の確保ができた。
やはり、関空の状態が不安定すぎる。
この状態なら、多少遠回りすることになっても、確実に帰国できそうな手段を確保しておくべきであろう。
わたしのようなぷらぷらした長期滞在者は、数日遅れとなろうが別にどうでもいいのだが、日本で仕事や用事がある人間はそうはいかない。
まずは、帰国の足を確保すべし。
日本の地を踏みさえすれば、あとはどうとでもなる。
もしも、順調に関空が再開したなら、また関空行きの便に再変更すればいいだけだろう。
(再変更が可能かどうかは確証がないけれど、たぶんできるはず。)
友人の判断は賢明だったと思う。
往路の関空前乗りもあわせて、慎重過ぎるように思えなくもないが、これくらいの慎重さが国際線搭乗には必要なのかもしれない。
結果として無事にタイに来れている。
そして日本帰国の目途もたった。
関空のことも台風のことも忘れて、今はパタヤを楽しむとあらためて友人は宣言。
これまた正解でしょう。
とにかく行動は早めかつ慎重に
なお、タイ国際航空以外の航空会社でも事情は同じ。
今回はあまりにも特殊な事情なため、LCCでも無料でフライト変更やキャンセルを受け付けている。日本国内にかぎり行き先変更もできる。
また、エアアジアは名古屋への臨時便を増やしているほどだ。
JALなどのレガシーキャリアもしかり。
何がなんでも帰国しないといけない人は、帰国便が少し先であっても、早めに確保しておいたほうが無難だろう。
一部航空会社はネットでフライト変更できるようだが、多くは日本のコールセンターへ電話する必要あり。
タイの携帯電話からかける場合は、頭に009を付けたり、安い国際電話プランを利用するのがベター。
また、スカイプやLINE通話といったネット電話を活用すべし。
まずは情報収集が第一。
ついで、行動。
航空会社のコールセンターも回線がふさがりがちだが、あきらめずに何度でも電話すること。
のんびりしていたら、あっという間に取り残されてしまう。
ちなみにわたしは2008年のスワンナプーム占拠事件の経験者。あのときパタヤにいた。
最初は甘く見ていたが、まったく事態が好転しないものだから、途中ですごく焦ってきた。帰国予定日を数日過ぎても帰国できないまま。
それから、どうやって脱出するのか必至に策を講じたものだ。
あの時の経験が生きていて、今回も友人にいくらかのアドバイスができた。
そして今回の件でさらに勉強になった。
・とにかく早く動け
・慎重すぎるほど慎重になれ
この2点に尽きる。
まずは確実に日本へ帰国できる手段を確保しておく。
それから事態の変化に合わせて、より都合の良い方法へ切り替えていく。
まったく初めての人は動転してしまい、どうしてもいいのかわからず、パニックになりがち。
特に海外滞在中はなおさら。
まずは、落ち着いて対処していきましょう。
まったく無責任な言い方だけど、なんとかなるもんです。
あとはトラブルも楽しむ気持ちがあればなおよし。
続き⇒【関空閉鎖下のパタヤ旅行】関空脱出からバンコク発名古屋行きで帰国まで
広告