これもアパート滞在時に、とても仲良くなった女性の話。
元々はソイ7のバービアで知り合った。
例によって、最初の一回のみ普通にペイバー。
それからは、かなりの頻度で部屋に来るようになった。
でもそこはタイの夜の女性。
バービアの閉店する深夜2時に今から行くと電話があったものの、一向に姿を現さない。
すると早朝5時くらいに酔っ払い&ずぶ濡れでアパートへ。
仕事終わりにバービアの同僚たちで海で宴会したそうだ。
待っているこっちの身にもなってほしいものである。
そんな彼女は、よくわたしの部屋のパソコンでインターネットをしていた。
ほとんどがフェイスブックだ。
フェイスブックのメッセージでファランの上客とやり取り。
わたしのそばで、ビデオ通話までしていた。
「黙っててね」と言われるので、ファランと楽しそうに会話している横で、わたしはじっと待機。
そのファランには、「友だちの部屋でパソコン使ってるの、ウフ」とか言ってるし。
で、ファランとやり取りをしていた彼女がいきなりガッツポーズ。
ファランが送金してくれたのだ。
小躍りして喜ぶ彼女。
と言っても、送金額はたった200ユーロ。
まあ、それでもタイ人にしたら、けっこうな額だ。
さっそく、お金を受け取りに颯爽と出かけていくバービア嬢。
ウェスタンユニオンの窓口で直接受け取ると手数料が安いらしい。
手続きを代行する銀行や両替所だと手数料が高いとか何とか。
笑顔でわたしの部屋に帰ってくると、その手にはスーパーの袋がぶら下がっている。
「スシ買ってきたナ」
別に頼んでもいないけど、わたしが日本人だからか、わざわざお寿司を買ってきてくれた。
スーパーマーケットのTOPSで売っているサーモンの握り。
屋台で売られれているなんちゃって寿司よりはかなりマシ。
握りをおいしくいただいた。
うーん、ファランもまさか自分の送ったカネで、日本人の男が寿司を食べることになるとは夢にも思ってないだろうなあ。
このバービア嬢には、他にもファランの顧客がいて、またまた送金。
今度は、ピザをおごってもらった。
ごちそうさま、ファラン。
やはり、パタヤ長期滞在は楽しい。
役得が多い。
もともとは資金節約のためにペイバー代を払わずに遊びたいだけなんだけど、お互い気に入った相手がいれば、カネをかけずに遊ぶことができるし、逆に食事をおごってもらうことすらある。
まあ、このバービア嬢は、たまたまわたしと仲が良かっただけの話。
これが若いゴーゴー嬢だったら、タイ人の彼氏やヒモにカネが渡っているだろうしね。
送金しても彼女がすべて手にするとは限らない。
それを割りきった上で、送金するならオッケーでしょうね。
ファランでも日本人でも同じ。
いくら送金したって、結局は、タイ人の男ないし長期滞在や現地在住の外国人がおいしいところを持っていく図式。
たぶん、これが現実だ。
じゃあ、訪泰時ならずっと一緒だから安心だとお思いの御仁。
甘い。
日中も夜も24時間べったり付き添っているのならともかく、昼間に数時間ほど用事で部屋に帰ると言われることがあるだろう。
その時は、タイ人の男や他の外国人の元へ遊びに行っているかもしれないのだ。
実際、一週間連続でペイバーしている客がいるのに、昼間抜け出してわたしの部屋にやって来たバービア嬢やゴーゴー嬢もいた。一発やってから、客の元へ戻って行った。
どうしても独占したいのなら、どこかに旅行に行くのがベストかも。
サメット島やチャン島まで出かけてしまえば、逃げられようがないし、お互いの仲も深まるかもね。
そもそも、他に男がいて途中で抜け出すような女性を相手にしなければいいのだろうけど、なかなかそうもいかない。
せめて自分といる時だけでも、たとえ錯覚でもいいから、親身になって相手をしてほしいと思うのが心情。
逆に一人の女性に束縛されたくないタイプの人や、特定の相手がいるけどたまには浮気をしたくなるタイプの人は、「どうぞどうぞお好きにお帰りになってください」と進言しましょう。
つかの間の自由も、これはこれで楽しいもんです。
さて、お寿司をおごってくれたバービア嬢だが、実はかなり苦労している。
お金がないといって、シンガポールに出稼ぎに行くこともあった。
あとでシンガポールの話を聞いても、あまり答えてくれなかった。
よほど肉体的にも精神的にもきつい仕事だったようだ。
友人と薬か何かやって、支離滅裂な言動を取ることもあった。
参照記事:タイの夜の女性たちの薬物使用について。ヤーバーとヤーアイス
まあ、そんな苦労している女性から何か施しを受けるってのは、やっぱりよくないよね。
タイの夜の世界で働く女性の多くには、養うべき家族と子どもがいる。
だからこそ夜の世界で働いているのだ。
うまく言いくるめて客から送金してもらったカネとはいえ、ちゃんと自分自身と家族のために取っておくべきだ。
わざわざ食事を買ってきてくれる彼女の心遣いはとても嬉しい。
でも、こちらは遊びである。
決して真剣なお付き合いではない。
ずっと彼女の面倒を見てあげるつもりはないし、そんな金銭的余裕もない。
別に、夜の女性とタダでやれたとか、飯を奢ってもらったなんて、自慢気に話をすることじゃない。
わたしは、たとえタダでヤレたとしても、相手が夜の女性なら必ずお小遣いを渡すようにしている。
相手がいらないと言っても、サロン代やタクシー代として無理やり渡す。
本音をいえば、払いたくないんだけどねえ。貧乏だから。
しかし、そこはやはりスマートに遊びたいと思っているのだ。