以前に紹介したEアウトフィッティングブティックホテル。
セントラルフェスティバル目の前の好立地ながら、ソイの奥にあるため知名度がまったくない隠れ家的ホテルだ。
実際に宿泊してみたので、さっそくレポートをお届け。
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E アウトフィッティング ブティック ホテル パタヤ (E-Outfitting Boutique Hotel Pattaya)
受付は、建物手前側のガラス張りの小屋。
駐車場は狹い。バイクは好きに置ける。
デポジットが1000バーツ。領収書は忘れずに受け取ろう。
ベルボーイはいないので自分で部屋に行く。
中庭を抜けて館内へ。
建物は3階建てでエレベーターはない。
廊下
どこからでも緑が見える環境だ。
スタンダードダブルベッドルーム室内
予約したのは一番下のランクのスタンダードダブルベッドルームだ。
木目調のフローリングが気持ちいい。
部屋は広い。いや、無駄に広い。
しかも、廊下側にも窓があって、開放感がある。
壁の色がちょっと単調だけど。
設備は一通り揃っている。
壁掛けテレビ、小型冷蔵庫、机とイス、丸テーブルとイス2脚、タオルとアメニティ置き、ハンガー架け。
ベッド脇にサイドテーブルが一つと読書灯あり。部屋の照明はベッド脇で操作できる。
ベッドのマットはやや固めながら、枕はふっくらしている。寝心地は良い。
冷蔵庫は床に直置き。
チェックイン時にセーフティボックスが部屋内になかったので、リクエストして持ってきてもらった。
このセーフティボックスは、暗証番号と鍵の二重式。鍵ももらう必要がある。
クローゼットがないけれど、ハンガー掛けがあるのでそれほど問題ない。
アメニティ置き場に、バスタオル、ハンドタオル、スリッパ。
さらに石鹸、ボディソープ、シャンプー、ボディローション、綿棒、シャワーキャップ、櫛、プラスチップのコップ、それにヘアドライヤー。
このドライヤーはポイント高し。
丸テーブルの上に、電子ケトルとコーヒカップとマグカップが2セット。
インスタントコーヒーも2セット。
またティッシュボックスがあるのも嬉しい。
エアコンのリモコンは壁固定式。効き目は抜群。
一つ難点として、コンセントの数が足りなかった。
ベッド脇に1つだけ空きがあるだけ。
あとは備え付けの電化製品で埋まっているので、ちょっと工夫が必要だ。
Wi-Fi無料で室内でもつながる。
パスワードはチェックイン時に教えてもらおう。
回線速度はまずまず。決して早くないので重たいサイトだと厳しいかも。
浴室内
シャワーブースは、カーテンで仕切るタイプ。わずかに段差もついていて、トイレや洗面台が濡れないようになっている。とはいえ、少しは濡れる。
シャワーの温度は申し分ないけれど、水圧は低め。
シャワーブースに石鹸置き場がないのは不便。
トイレには、タイ式ハンドシャワーが付いていないのも残念。
洗面台がやや狹いのもマイナス点。アメニティを置く場所が足りない。
換気扇がなくて、バルコニーに通じる網戸があるだけ。
なんだかマイナス点ばかり上げているが、普通に使えるのでご心配なく。
バルコニー
狹いながらもバルコニー付き。
室内禁煙のため、バルコニーで喫煙。
このバルコニーは、アリが這い回っていた。夜になるといなくなるけど。
目の前は、鬱蒼とした空き地となっている。
ビーチ方面には、セントラルフェスティバル(通称センタン)が見える。
ちなみにホテル裏側は目の前がブッカオ常設市場となっている。
残念ながらホテル敷地内から直接行くことはできないようだ。
その他の部屋
掃除中のところにお邪魔して、いくつか部屋を見せてもらった。
ツインルーム(おそらくスタンダード)
デラックスルーム
ちょっと調度品が増えている。手前に見えるのはソファー。
1階カーデン前の部屋は、各部屋の玄関前にもテーブルと椅子がある。
部屋の総評
簡素な作りではあるけれど、清潔に保たれている。
アゴダホテル情報によれば2015年改築とある。おそらく、元々あったホテルを改築して新規オープンしたものだろう。
建物の作りからして、アパートだったかもしれない。
ベルボーイがきちんと出迎えてくれる大型ホテルのような高級感はまったくない。
こじんまりとした都会の隠れ家的ペンションのような佇まいである。
セントラルフェスティバルまで徒歩1分という好立地は、まさに都会のオアシスだ。
サービスは、良くも悪くも家庭的。
セーフティボックスをリクエストした時も、「スタッフが昼飯中だからちょっと待っててね~」とお願いされたくらい。
こういう細かいことを気にしない人には、とても向いている。
なお、ゲストの連れ込みはノーチェックの模様。
入り口すぐ脇に建物内への勝手口があって、そこから出入りすれば誰にも見られない。
こんなザル状態なので、たぶん、ジョイナーフィーは無料でしょう。
地図と周辺設備
地図
セカンドロードのソイ8となる。
路地を入った突き当りがホテルだ。
今のところソイの入り口に看板が出ていない。ソイ8の標識を目印にどうぞ。
本当にセントラルフェスティバルが目の前。
ホテル出口からもセントラルフェスティバルが見える。
この短いソイの中には、マッサージ屋と洗濯屋もあり。
洗濯屋にはコインランドリーが置いてあって、自分で洗濯もできる。
ホテル内には、レストランもコンビニもないけれど、食事や買い物は周囲でいくらでもできるので心配無用。
コンビニは、セカンドロード沿いにセブンイレブンとファミリーマートあり。
セントラルフェスティバルに行けば、日本食から洋食、タイ料理、ファストフードまで何でも揃う。
地下のフードコートはタイ初心者の強い味方だ。
地下にはスーパーマーケットもあって、酒も売っている。コンビニよりもセンタン地下のスーパーのほうが近い。
この周辺のレストランは、やや物価が高い。
朝食セットは、130バーツ前後。
お得なアメリカンブレックファーストなら、ソイ8のセイラーレストランがおすすめだ。ホテルから徒歩5分ちょっとだろう。
⇒【パタヤのファランな朝食】セイラーバーレストランのアメリカンブレックファーストは70バーツへプチ値上がりしたけど、満足度は高し
本格的なフィッシュアンドチップスが食べたければ、ソイニュープラザへどうぞ。
⇒FRYDAYのフィッシュアンドチップスが値上げ。110バーツへ。でもうまい。
観光客向けエリアにつき、ローカル食堂はあまりない。
強いてあげれば、ソイ9の警察署横にローカル屋台村がある。
初心者が一人で行くにはちょっとハードルが高いけれど、何とかなるでしょう。
もちろん、ホテル裏手のブッカオ常設市場へ行けば、好きなだけローカルな雰囲気と味を楽しめる。
パタヤビーチまでは徒歩5分足らず。
ウォーキングストリートへは、涼しいセンタン内を通ってビーチロードへ出て、乗り合いソンテウを拾えばいい。ほとんど汗もかかないんでしょうね。
帰りは、セカンドロードのソンテウに乗って、センタン前で下車。徒歩1分でホテルに戻る。
ソイLKメトロへは、ソイメイドインタイランドを抜けてブッカオまで出てからソンテウを拾うか徒歩で。徒歩でも10分ちょっとだろうか。
なお、バービア好きにとっては、これ以上ないほどの好立地条件となっている。
セカンドロード沿いに、ソイメイドインタイランドバービア群とニュープラザバービア群。セカンドロードを渡ると、ソイ7とソイ8が待ち構えている。
他にもソイ10のバービア群など、徒歩5分圏内に数え切れないほどのバービアがあふれかえっている。
宿泊料金と予約先
予約のタイミング次第だが、わたしが宿泊した時はわりと安い価格で出ていた。
アゴダで税込み3000円ほど。つまり1000バーツ。
アゴダの口コミ評価は、9.0と高い。
確かに居心地はいいので、この評価はうなずける。
が、正直なところ、ローシーズンだと1000バーツがギリかなあと思う。
ハイシーズンど真ん中だとプラス300から500バーツはやむを得ないところ。
あとはこの立地条件をどう考えるかにかかっている。
立地条件と部屋の清潔さを優先させるなら、大いにアリでしょう。
ビーチロード近くのホテルが高騰している状況では、1000バーツで泊まれるならば、コスパは高いんじゃないでしょうかね。
まとめ
夜はとても静かに眠れた。それこそ、虫の鳴き声しか聞こえなかった。
ほどよく清潔な部屋で窮屈な感じもしないし、そこそこ快適に滞在できる。
とにかく立地条件が素晴らしい。
高級感を求めない人、特にサービスを求めない人、レストランやスイミングプールは必要ない人、ほったらかしでも平気な人、立地条件重視だが静かに眠りたい人、そういった人にはおすすめできます。
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