アジア周遊旅行18(ペナン島編)
ペナン島ジョージタウンへ観光旅行に訪れた場合、やはり宿はチュリア通り周辺に泊まるのがベター。
観光客が多いし、ホテルとゲストハウスはたくさんあるし、コンビニや屋台もたくさんあって、滞在中困るようなことは何もない。
今回のペナン滞在では、3泊とも同じ宿に連泊した。
サーティー スリー スチュワート ハウズ ゲスト ハウス (Thirty Three Stewart Houze Guest House)
場所は、ジョージタウンのチュリア通りの少しだけ裏手にあたる。
チュリア通りの中心ともいえるセブンイレブンまでは、徒歩5分もかからない。
チュリア通り沿いは車の往来も人の話し声もうるさいので、少し離れた場所のほうが静かに過ごせる。
いつもはホテルを転々とすることが多いけれど、快適なあまりついつい3泊してしまった。
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サーティー スリー スチュワート ハウズ ゲスト ハウス (Thirty Three Stewart Houze Guest House)
外観
テラスが共用スペースとなっていて、気持ちいい。
目の前の通りは、こんな感じ。
ここも車が通行するが、それほど交通量は多くないし、走行音は室内までは聞こえてこない。
地図
最初はちょっと迷うかもしれないが、チュリア通りの裏手だと思っておけば大丈夫でしょう。セブンイレブンを中心に考えると、チュリア通り周辺は把握しやすい。バス停もセブンイレブン近くにある。
セブンイレブン角を曲がると、ラブレーンという通りになり、しばらく進んでから、Loron Stewartを右折してまっすぐ進んで右手がサーティスリースチュワートとなる。
レセプションとロビー
かなり雑然としていて、生活感あふれるところですな。
チェックインはスムース。
アゴダで予約を入れていることを告げると、バウチャーの提示は必要なかった。
デポジットとして20リンギットを預ける。もちろんレシートは渡してもらえるので、チェックアウト時に20リンギットが戻ってくる。
ペナン島ホテル宿泊特別税
注意点としては、宿泊客は必ず「Local Goverment Fee」を別途払う必要があるということ。これはペナン市が独自に設定している世界遺産宿泊税金のようなもので、予約サイトで先払いしていても別枠で払う必要があるとのこと。
(ひょっとしてホテルによっては込み込みの料金にしているところもあるかも。)
ランクによって料金が異なる。
4つ星以上のホテルが3リンギット。
3つ星以下のホテル(ドミトリーやホステルも含む)だと、2リンギット。
サーティスリースチュワートの場合は、2リンギット。
チェックイン時に2リンギット払った。
その後、1泊ずつ延泊していったが、その都度2リンギット請求されることはなかった。
このあたりの扱いは、ホテルによって違うかもしれない。
館内設備
わたしは、1階のドミトリーを予約した。
まずは、館内施設の案内から。
ドミトリールーム
ドミトリールームは二つあって、入り口は別々。
ドミトリー入り口は電子ロックとなっていて、カードキーをかざして中に入る。
全部で6つのベッド。
2段式だが、おそらくは、隣のドミトリールームのベッドと入れ子構造になっているようだ。
ドミトリーといっても、カプセル型のベッドで、きちんと壁に覆われていて、カーテンもあるのでプライベートな空間は確保できる。天井も高め。
照明、電源、タオル架けも完備。
コンセントは、日本のプラグをそのまま挿しても大丈夫だ。(もちろん電圧は海外対応のもの限定で。)
換気扇のような扇風機までついている。
ベッドの寝心地もいい上、掛け布団もわりとしっかりしている。
ドミトリー内はエアコンが低めに設定されているので、掛け布団をかけて寝るとちょうどいい。エアコンは24時間つけっぱなしのようだ。
また、しっかりした生地のバスタオルも提供される。これはなにげに嬉しい。
ドミトリールーム内には、専用のロッカーあり。
大きくはないが、貴重品を閉まっておくには充分なサイズ。
今時のゲストハウスといったアメニティと設備である。
シャワールーム
ドミトリーの奥が洗面所と浴室。ここは二つあるドミトリールームで共用となる。
洗面台
やや雑然としているが、特に問題なし。
ただ、ここでの洗濯は厳格に禁止されている。
洗濯は、受付に頼めばランドリーサービス利用可能。
また、チュリア通り周辺にはいくつかコインランドリーがあるので、そちらでどうぞ。
さらには、チュリア通りには、日本語オッケーのクリーニング屋さんもある。
朝出して夕方受け取りらしいです。
シャワー兼トイレ
全部で3つある。
ゲストハウスにしては、広くて綺麗なシャワー室だ。
劣悪なゲストハウスでは、素足でシャワーを浴びれないほど汚いところもあるけど、ここはかなり清潔。
湯量、湯温とも文句なし。
服を着ながらシャワーを浴びれば洗濯できてしまうなんていう、洗濯禁止のゲストハウスでのバックパッカーのセコい知恵はあえて内緒にしておこう。
また、シャワールームが満室で使えないなんて事態は、3泊中一度もなかった。
わたしは見ていないが、2階が個室フロアになっているようだ。
2階へは土足禁止。1階で靴を脱いでから上がる。
ちなみに1階は土足禁止というわけではないが、できればスリッパやサンダルで移動するほうがよさそう。
館内は禁煙。
喫煙はテラス席で。
ここには灰皿も用意されているし、天井ファンがまわっていて、暑い日中でもほどほどに涼しい。
Wi-Fiはもちろん無料。テラス席でも使えるし、ドミトリールーム内でもさくさく繋がる。
朝食
ドミトリー宿泊でも朝食が付いてくる。
といっても、食パンとコーヒーのセルフサービスだけど。
食パンとコーヒーもしくは紅茶は食べ放題飲み放題となっている。
テラス席で食べられます。
使った食器は自分で洗いましょう。
朝食の時間帯以外でも、無料のウォーターサーバが利用できる。
ここに宿泊していれば、飲水の心配は不要かな。
ソフトドリンクやビールは別途販売している。
また、ゲストハウス定番の日本語本も少々並んでいる。
「地球の歩き方ビルマ」って今では貴重なんじゃなかろうか。
旅行代理店兼務
東南アジアのゲストハウスはどこも似たようなサービスを行っていることが多いけど、ここでもバスやビザ代行の手配が可能。
マレーシア・シンガポール方面バス
クアラルンプールまで38リンギット
マラッカまで50リンギット
タイ方面バス
ハジャイまで35リンギット
バンコクまで120リンギット
リペ島までのジョイントチケットも手配可能。ミニバスとフェリーを乗り継いで、140リンギット。所要時間は11時間とある。
サムイ島、ピピ島、パンガン島、タオ島、もうタイ南部の島ならどこでもオッケーだ。
バス料金やビザ代行など、他の代理店と比較してみたが、ほとんど同じ料金。
バスは微妙に異なることがあるかもしれないので、念のため比較調査しておいたほうがいいかも。
同じくらいなら、ゲストハウスで手配するのがベター。
宿の前で待っていればいいんで、いちいち移動する必要がない。
まとめ
宿の人はとにかくフレンドリーで親切。
おじさんは、英語が流暢で面倒見もよかった。
カプセル型ドミトリーで、快適に眠ることができた。
たまに独り言がうるさい人がいて迷惑だったが、これは運次第なので、ドミトリーに泊まっている以上どうしようもない。
昼間は観光したり、テラス席でまったり過ごす。
腹が減ったら、近所にはうまい屋台や食堂がたっぷりあるんで、好きなだけ食べればいい。
関連記事:【ペナン島はB級グルメ天国】チキンライス(カオマンガイ)、カレーラーメン、エビラーメン、ワンタンメン、ぶっかけ飯などなど一気に紹介。
夜はバーで飲むか、またまたテラス席でまったり過ごす。
あとはタイ観光ビザの到着を待つ。
そうこうしているうちに3泊してしまった。
快適な滞在でしたね。
サーティスリースチュワートハウスの料金と予約
わたしは、アゴダで予約した。
ドミトリーが税込みで824円と格安価格。
ウォークインの価格を聞いてみると、32リンギットとの答え。曜日によって価格が異なるようだ。土日はもう少し高くなるらしい。
1リンギット=26円で計算すると、832円。
ネット予約のほうがわずかに安いかな。
とはいえ、ほぼ変わらない価格となっている。
(前述のとおり、現地特別税2リンギットは別払いの必要あり。)
事前のクレジットカード決済をしたい人は、アゴダで予約するのがベター。
わたしはクレカ払いにしたかったので、延泊のたびにアゴダを通して予約した。
またハイシーズンは人気のため、満室も予想される。やはり予約しておいたがほうがいいかも。
現地で現金払いしたい場合は、ブッキングドットコムがいい。
ドミトリー以外の個室も予約可能だ。
共用バスではなくて、専用バストイレ付きの部屋もある。
詳細な料金と予約先はこちらから。
それぞれの口コミでも高評価だ。
ペナン島ジョージタウン、チュリア通り周辺のホテルとゲストハウス
チュリア通り周辺には、他にも手頃なゲストハウスやホテルはたくさんある。
逆にありすぎて、どこにしていいかわからないほどだ。
わたしが前回ペナン島を訪れたのは5年ほど前。
その頃よりも綺麗なホテルやゲストハウスが明らかに増えている。
チュリア コート ザ タバーン (Chulia Court The Tavern)
チュリア通りのどまんなかにあるゲストハウス。
セブンイレブンの向かい側で、周囲には屋台やバーが多数。
一階がバーになっていて、ちょっとうるさいかも。
賑やかな雰囲気が好きな人向け。
2015年改築済み。
タイム カプセル ホテル (Time Capsule Hotel)
こんな立派なカプセルホテルまで登場していた。
2015年完成の新築カプセルホテルで、カプセルの中にはテレビまで設置されているようだ。
安ゲストハウスも時代とともに変わっていくものだなあとしみじみと実感する。
やはり、ドミトリーを備えたゲストハウスが多い。
安いところは、20リンギットほど。1泊500円だ。
ドミトリー以外にも個室も用意してあるところがほとんど。
予算と用途に応じて使い分けましょう。
もちろん、きちんとしたホテルも少なくない。
セブン テラシズ (Seven Terraces)
サーティスリースチュワートの目の前にあるセブンテラスは、アンティーク調のブティックホテルだ。
ものすごい高評価のホテルで、併設のレストランもおいしいと評判。サーティスリースチュワートのテラス席から眺めていると、次から次へとレストランへ客が訪れていた。
まあ、ホテルもレストランは、バックパッカーが手を出せる価格帯ではないけれど。
老舗のゲストハウスや旅社も健在だ。
有名な豪華旅社(HOTEL NOBLE)
ここは、予約サイトでの取り扱いが見つからないので、現地ウォークインで。
チューン ホテル – ダウンタウン ペナン (Tune Hotel – Downtown Penang)
エアアジア系列格安ホテルのTUNEホテルもペナンにある。
チュリア通りからは少し離れるが、コムタービルからは近い。
かつて沢木耕太郎が深夜特急の中で宿泊した「同楽旅社」は名前を変えて、TUNEホテル向かい側で営業中だ。
関連記事:沢木耕太郎「深夜特急」に登場するペナン島の同楽旅社は、うらぶれた娼館のまま健在だった。
やはり、アゴダが取り扱い件数が多い。次いでブッキングドットコムか。
⇒アゴダで探す
(地図から探す場合は、George Town Heritageエリアを選択すると、チュリア通り周辺のホテルを探しやすい。)
以上、ペナン島おすすめのゲストハウス、サーティスリースチュワートの紹介と、チュリア通り周辺のホテルを紹介しました。
節約したいけど、汚くて蒸し暑いドミトリーは遠慮したいというバックパッカーや個人旅行者は、サーティスリースチュワートがおすすめです。
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