アジア周遊旅行16(ペナン島編)
ペナン島には合計3泊滞在した。
朝はゲストハウスの朝食。
昼と夜は、主にチュリア通り近辺にある屋台で食べた。
屋台がたくさんあるし、手頃な食堂も多い。
どれも手頃な価格だし、味もいい。
中華料理、マレー料理、インド料理、タイ料理などが混在していて、まさにB級グルメ天国と呼ぶにふさわしい状況だ。
食べても食べても食べつくせない。
アジアの路傍B級グルメ好きとしては実に嬉しい悲鳴。
ジョージタウンのチュリア通りがメインとなるが、いくつか紹介していこう。
地図も掲載しておくので、ご参考にどうぞ。
目次
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カレーラーメン
チュリア通りのほぼ真ん中あたり、セブンイレブンの斜め当たりは、夜になると屋台群が出現する。
まずは、この屋台から。
CURRY MEEとアルファベット表記。感じでは、咖喱面となる。
間違いなくカレーラーメンですな。
小:3.5リンギット
大:4リンギット
トッピングの魚丸(フィッシュボール。タイでいうところのルークチンプラー。
つまり、つみれのこと):0.3リンギット
大サイズのカレー麺を魚丸入りでオーダーした。
カレースープの上に、ねっとりとしたタレが別にかかっている。
スープは、ピリ辛程度の舌触りだけど、食べているとじわりじわりとと辛さが効いてくる。
カレースープというよりも、カレー風味かな。
カレールーをかけたラーメンではない。
混ぜ返すと、黄色い中華麺と細い米麺の二つの麺が現れる。
やはり太い中華麺のほうがこのスープには合う。
具は、豚肉とイカ、それに小さな貝が入っている。
野菜は、モヤシくらいか。
魚丸は、歯ごたえもあって、カレースープと一緒に食べるとけっこういける。
というか、このカレーラーメン、うまいね。
かなり気に入った。
なお、テーブルに座ると、ドリンク屋台の人が飲み物のオーダーを取りに来る。
別の断ってもいいが、わたしは、アイスティーを注文した。1.7リンギット。
ほどよい甘さがカレースープとよく合う。
インドでいうところのチャイですな。
合計で6リンギット。約150円。
ペナン最初のB級グルメは大満足であった。
ワンタンメン
屋台群の端っこに出ているのが、ワンタン麺屋台。
WAN TAN MEE、雲呑面。
小が3.8リンギット、大が4.3リンギット、特盛りが4.8リンギット。
わたしは大で注文。約110円。
かなりの量があった。特に麺が多い。麺はやや細麺タイプ。
ワンタンと焼豚が乗っています。タイで食べるバミーナムギアムムーデーンと一緒の具材。
焼豚は並です。ワンタンは、皮も食べごたえがあって、けっこういける。
スープは、かなり薄味でちょっと物足りなかった。そのわりに麺の量が多くて、最後は無理やり流しこむことになった。
水餃と書いてあるのは、おそらくワンタンスープのことでしょう。タイでいうところのギアオナーム。これはワンタン1個0.9リンギット。
こっちにすればよかったかも。
チキンライス 海南鶏飯
宿泊しているゲストハウスにおすすめのチキンライス店を教えてもらった。
それがこちら。
チュリア通り沿いにあるチキンライスの店だ。
HAINAN CHICKEN RICE。海南鶏飯。
わざわざ看板に「FAMOUS」とまで書いてある。店名がGOH THEW CHIKなのか。中国語だと、伍秀澤。
店頭で「チキンライス」とオーダーすると、スチームかローストかを聞かれた。蒸しか焼きの違いだな。蒸しどりにしておく。これだと、タイのカオマンガイと同じになる。
おっと、鶏肉とご飯は別皿なのね。鶏ガラのスープが付いてくるのは、タイのカオマンガイと同じ。
鶏肉用のタレも別の小皿で用意されている。
でも、鶏肉の皿には、すでにタレが大量にかかっている。
このタレが、うまい。醤油ベースの味で、かなり深みがあって、柔らかい鶏肉との相性が抜群なのだ。
これはご飯がすすむ。醤油ダレだけ舐めてもいける。
鶏肉が骨付きなのはちょっと食べにくいけど、こいつはうまいぜ。
日本人向けの味だなあ。
アップでどうぞ
タイ料理ファンのわたしですが、これまでタイで食べてきたどのカオマンガイよりも、こっちのほうが好きです。ああ、うまい。
醤油タレだけでも充分だけど、さらに刺激を加えて味を変えたいときは、小皿のタレも足すとベター。
あまったるいタレではなくてピリ辛。ラー油っぽい感じ。
いやあ、本当うまかった。
普通盛りが5リンギット。約130円。タイのカオマンガイと同じか、ちょっと安いくらいですな。
あ、ちなみに鶏ガラスープは、味気がなくて、何とも覇気のない味でがっかり。これは、お水かわりに飲んでおきましょう。
店内の様子
いつも大繁盛している。
まあこれだけおいしいので当然か。
肉とご飯が別皿なので、グループ客は蒸しどりや焼いた鶏肉を頼んで、シェアして食べていた。
できれば両方味わってみたいところだ。
夕方には閉まってしまうようだし、鶏肉が売り切れたらおしまいだろう。昼過ぎには訪れたい。
あまりにもおいしかったので、別日に再訪したが、あいにくと中国人の団体客20人くらいがやってきて、辟易してしまい断念。
ああ、もう一度食べたかった。
ぶっかけ飯
そのチキンライス屋の隣にあるのが、ぶっかけ飯屋。
小玲経済飯と書いてある。
店頭に具材が並べてあり、ご飯をよそってもらってから、好きな惣菜を自分でぶっかけていくスタイルだ。
すべて選んでから、店の人が見て計算する。
タイ料理と似たようなおかずが多いかな。
でも、辛そうな料理は少ない。
中華系も混じっている。
チキンカレーとじゃがいもと酢豚っぽい揚げ物と白菜の酢漬けを選んだ。
これで、合計9リンギット。意外と高くつく。まあ、日本円になおすと230円くらいなのだが。
チキンカレーは、たぶんマッサマンカレーですな。
普通においしかった。
白菜の酢漬けは、ちょっと失敗した。もっと普通の野菜炒めにすればよかった。酢豚っぽいやつは、甘辛炒めって雰囲気で、味は並。
いろいろな惣菜を食べて見たい人は、おすすめです。
欲張っていろいろぶっかけると、決して経済飯にはならないので、ご注意のほどを。
エビラーメン
これは、チュリア通りからは少し離れる。
ビルマ通り(Jalan Burma)のTUNEホテルの斜め向かいにある食堂だ。チュリア通りからは歩いて15分ほど。
店頭に堂々と書かれた、蝦麺の文字が気になってしょうがない。
エビさんが、グーサインを送っているではないか。どうせ、君は食べられてしまうのにね。
青屋蝦麺専賣店 GREEN HOUSE PRAWN MEE CORNER
そのままの店名だ。
店頭で「プラウンミー」とオーダー。麺の種類を聞かれたので、イエローヌードルと答えておく。
追加具材は無しで。
はい、こちら。
小エビが乗ってますね。小さな貝も乗ってます。あとは、ゆで卵。
麺は太麺タイプ。ビーフンのような細麺も少し入っている。カレーラーメンと同じ感じ。これが、ペナン島でのラーメンの基本仕様なのかな。
スープは、ちょっと辛め。
でも、エビの風味が出ていて、おいしい。
いや、かなりいける。
ゆで卵好きとしては、卵入りなのもうれしい。ラーメンにはやっぱりゆで卵でしょう。
小椀が5.5リンギットと、カレーラーメンよりは値は張るが、味は文句なしです。
これは大盛りでもよかったかなあ。
あと、ロンガンジュースも注文してみた。
Homemade Longanで、2.5リンギット。
ロンガンとは、龍眼。タイでもよく見かけるフルーツだ。
さっぱりしていて意外とおいしかった。
ロンガンの果肉も入っている。もちろん、食べられますよ。
エビラーメンともども、おいしい店でした。
合計8リンギット(約200円)。ごちそうさま。
地図
店の場所を示す地図を作っておいたので、ご参考までに。
2017年11月にも第2段食べ歩きを実施。その時の位置情報も同じ地図に加えておいたので、合わせてご参考までに。
関連記事:【ペナン島B級グルメ食べ歩き第二弾】ラクサ、インドカレー、ケバブ、海南鶏飯、サテ、APOMなどなど。
その他のグルメ
他にも、ペナン島で見かけたおいしそうなグルメはいっぱいある。
時間が足りずに食べきれなかった。
軽くご紹介。
楽楽 LOKLOK
串揚げ屋ですな。
チュリア通りにも出ています。
具材によって価格が違う。食べ終わってからの精算となるが、串の端に色が付いていて、それで見分けるようだ。
ソースは二度漬けオッケーなのか。これぞB級グルメ。
サテ
マレーシア名物の串焼きです。
10本で7リンギット(25円くらい)。安いなあ。
中華街
チュリア通りの隣にある中華街にも、たくさん屋台が出ていて、中華食堂も多い。
これはパクテー(肉骨茶)の店。日本語の看板はちょっとめずらしい。
ラクサも置いてある。ラクサは、マレーシアを代表する麺料理とのこと。ああ、食べればよかった。
大量の焼きそば屋台。
大盛りでも2リンギット(50円)と激安プライス。
もちろん、ミーゴレン(マレーシアやインドネシアの有名な焼きそば)屋台もありますね。
あと、チュリア通り内には、タイ料理屋台もあって、パッタイも売っていた。
もう、麺料理なら何でも来いのペナン島です。
チュリア通りから近いホーカーズ
道端の屋台で食べるのはちょっと遠慮したいという人は、チュリア通り近くにあるホーカーズへどうぞ。
RED GARDEN
巨大なホーカーズで、屋台が大量に集まっている。
食事はテーブルで食べられる。
グループで訪れると、いろいろな料理をシェアして楽しめそうだ。
日本料理屋もありました。
あとは、チュリア通りの近くにインド人街があって、インド料理も食べられる。
インド系やアラブ系の屋台もチュリア通り近くに出ていますね。
うーん、時間と胃袋が足りなくて、まだまだ食べていないものが多すぎる。
以上、かけ足でペナン島のB級グルメ情報をお届けしました。
タイに負けず劣らずの屋台外食文化が発達していますね、ペナン島は。
数はタイのほうが多いけど、いろんな文化が融合しているぶん、バリエーションはペナン島も負けていない。
旅のB級グルメ好きな人は、ぜひペナン島へどうぞ。
食べ歩きの続編はこちら。カレーやラクサなども取り上げてします。
⇒【ペナン島B級グルメ食べ歩き第二弾】ラクサ、インドカレー、ケバブ、海南鶏飯、サテ、APOMなどなど。
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