アジア周遊旅行記2
ミラドーマンション(美麗都大厦)に宿泊
香港到着後、A21バスに乗って尖沙咀へ。
いつもはチョンキンマンション(重慶大厦)に泊まることが多かったけれど、今回はミラドーマンション(美麗都大厦)を選択してみた。
場所は重慶大厦のすぐ近くでネイザンロード沿いなので立地条件はほぼ変わらない。
宿泊したのは、こちら。
パール プレミアム ゲスト ハウス プレミアム ゲスト ハウス リミテッド (Pearl Premium Guest House – Premium Guest House Limited)
まあ、重慶大厦と変わらない激狭シングルルームでしたね。
本当にベッドが置いてあるだけの簡素なもの。
これで1泊2500円ほど。
ちなみに、ミラドーマンションは16階建ての巨大な団地みたいな作りになっている。
中央が吹き抜け構造で、見下ろすとこんな感じ。
うーん、これぞ香港だなあ。
一般的な日本人旅行者の想定するホテル像とはかけ離れているが、世界一地価が高いと言われている香港中心部のホテルはこんなものである。
でも、清掃はきちんと行き届いていて清潔だし、ちゃんとホットシャワーも出るし、エアコンも付いている。冷蔵庫もある。文句をいうのは野暮ってものだ。
広々とした夜景の綺麗なホテルに泊まりたければ、この10倍の料金を覚悟しないとね。香港とはそういう街です。
ちなみにチェックイン時に、わたしの前にいたのはタイ人旅行者だった。
女性二人連れだったが、残念ながらおばさんだった。若ければ声をかけたのだが。
はたして普通に観光旅行に来たのか、それとも何かの商売に来たのかは知らないけれど、香港にもタイ人が普通に来ている時代。
ゲストハウスの人に話を聞いてみると、以前は日本人だらけだったが、最近は日本人旅行者が激減して、そのかわり韓国人や東南アジアの旅行者が増えてきたそうだ。
日本人の旅行スタイルが変わったのと海外志向が薄くなってきたせいもあるだろうし、東南アジアの人たちが経済力を付けてきたせいだろう。
20年前なんて、バックパック旅行をしているアジア人は日本人くらいなものだったんだけどねえ。やはり時代は変わる。
日本の若者よ、もっと海外に出かけよう。
香港の両替
さて、A21バスはクレジットカード払いだったし、ホテルはあらかじめホテル予約サイトで支払い済み。
よって、ここまで一度も現金を使っていない。
ミラドーマンション1階にいくつか両替所があったが、香港の両替所といえば、やはりチョンキンマンションだ。
ちょいとレート調査に出掛けてみた。
中に入ると、両替屋がうじゃうじゃ並んでいる。
ざっとチェックしたところ、一番良かったレートがこちら。
1万円=728香港ドル
最高値がこのレートとなっていた。
つまり、1香港ドル=13.73円
まあ、こんなもんでしょう。
1万円も使うことはないし、千円札でも両替できるだろうけど、結局、手軽なATMキャッシングで済ませた。
それも100香港ドルだけ。日本円で1300円くらい。
どうせ香港は一泊するのみ。これだけあれば、1日過ごせるでしょ。
もちろん、ナイトスポットで散財しない限りの話しだけど。
旺角のマッサージ屋見学
無事に100香港ドルをゲットして、尖沙咀から旺角へ地下鉄で移動。
運賃は5.5香港ドルと安い。日本円で75円ほどだ。ホテルは高いけど、地下鉄は安い。乗らないと損だね。
旺角(モンコック)といえば、怪しいマッサージ屋である。
以前、はじめて香港で夜遊びした時に、実際にプレイしたことがある。
今回は単なる見学だけのつもり。そもそも現金持ってないし。
昔の記憶を頼りにふらふらとモンコック周辺を歩く。
隣の油麻地駅方面に歩くと、あっさり見つかった。
ピンクの看板が目印だ。
有名なのは、ここでしょうかね。
「多情」
青春学生妹 250
純情少婦 250
とか、扇情的な中国語が踊っている。
怪しい。あまりにも怪しい。
他にも数店舗あって、簡単に見つかる。
上海街という通りに集中しているかな。
大雑把な地図(場所は大まかです。このあたりの筋をうろうろ歩いているとピンクの看板がいくつも見つかる。)
中には日本語っぽい店もあるなあ。
「美の園」
24時間営業でがんばっております。
中国大陸280ドル
香港本地280ドル
マレーシア・タイ250ドル
ロシアは、びっくりの880ドル
まさか本当にロシア人がいるとは思えないが、圧倒的な価格差だなあ。
あと、タイ人もいるのね。
ということは、ゲストハウスで見かけたタイ人のお姉さんもこういうところで働いている可能性があるわけか。まあ、本当に純然たる観光客かもしれないが。
道端におねえさんたちが座っていることがあって、おそらく、この人たちは近くのマッサージ屋に派遣されるのだと思う。まあ、おばさんが多いけど。
ふらふらと歩いていると、呼び込みらしきおばさんから中国語で話しかけられた。
わからないんでスルーして歩いていると、おばさんがしつこくついてくる。
「ノーチャイニーズ」というと、英語に切り替えてくれた。そんなにわたしが中国人に見えるのかね。
案の定、マッサージ屋の呼び込みだった。
言い値は380香港ドル。
うむ。高い。
看板を見てみると、250と書いてあるのに。
まあ、せっかく声をかけてくれたので、話に乗ってみる。
「見るだけならタダだよ」と言ってるし、ここは大人の社会見学でもしておこう。
2階にあるマッサージ屋へ連れて行かれた。
個室がいくつかあって、その中で待機する。
部屋はベッドが一台とシャワーブースがあるだけの簡素な作り。
壁は鏡張りになっていて、なかなかの淫靡さ。
シャワーブースは狹い
テレビでは怪しい洋物が流れている。
そんな環境の中でベッドにちょこんと腰掛けながらしばらく待機。
すると、店のおじさんが女性を連れてきた。
うわ、おばさんだよ。
それもかなり芋臭い雰囲気。
「ノーサンクス」と断ると、すぐに退散していくおばさんマッサージ嬢。
続いて、店のおじさんは、女性3人を一気に連れ来てきた。
うーむ、年齢層は下がったようだ。たぶん20代半ばくらいかな。でも、やっぱり芋臭いというか野暮ったい雰囲気。
純情少婦や青春学生妹はどこにいるんだ!?
期待しただけ落胆も大きい。
とはいえ、以前利用したことがあるんで、だいたいレベルは織り込み済み。
250香港ドルだとしれば、日本円で3500円くらい。
これで最後までサービスを受けられるんだから、安いといえば安いんだけどね。
タイバーツになおしたら、1100バーツくらいか。パタヤのソイハニーのスペシャルマッサージ屋と同じくらい。
あまり店の人に期待を持たせても悪い。
二組目の顔見せが終わったところで退散する。
おじゃましました。
次第に日が落ちてきた。
モンコックの怪しいネオンサインが光っている。
でも、夜総会は敷居が高すぎる。
香港のサウナは、マカオと違って普通のサウナらしいのでパス。
次は、香港名物のピンポンマンションこと141へ向かうことにしよう。
ここには、若い中国ギャルがわんさかいるはずだ。