25日目
今回のパタヤ滞在も残すところあと4日。
夜を過ごせるのは3日だけだ。
【元バービア嬢への送金】
覚えておいででしょうか、ゴールドの指輪を買ってあげたFちゃんのことを。
元バービア嬢の22歳。
まあ、控えめに見ても、けっこうかわいい。
昔知り合った元バービア嬢が田舎から会いに来た/1・2コールの罠
金の指輪をはめて田舎へ戻り、日給200バーツで健気に働いている。
そのFちゃんから、また連絡があった。
パタヤへ会いに来ると言うのだ。
そろそろ、また小遣いが欲しくなったかな。
今回は、ずばり小遣いの金額を指定してきた。
2泊3日で3000バーツほしいそうだ。
プラス、イサーンからパタヤへの往復交通費として1000バーツ。
合計4000バーツ。
む、ちょっと苦しいぞ。
残りのパタヤ滞在もわずか。それほど予算はない。
すかさず交渉して、交通費込みで3000バーツで妥結。
が、手持ちのカネがないから、まず1000バーツを送金して欲しいという。
500バーツがバス代、500バーツが洋服代に使うそうな。
送金かあ。
まあ、昔したことあるけど、あんまり好きじゃない。
まさか、1000バーツだけ受け取ってトンズラってのは無さそうだけど、どうにも気分のいいものじゃない。
でも、どうしようかなあ。
かわいいしなあ。
2泊3日でずっと一緒にいるのも悪く無いかなあ。いつでもヤれるし。
ああ、でもまたショッピングに連れて行かれるかもなあ。
それに、もう他の子とは遊べなくなるしなあ。
Bちゃんとも、もう一回くらいお手合わせしたいしなあ。
でも、やっぱりFちゃんもかわいいしなあ。
う~ん、と、もじもじと考える。
とりあえず飯だ。昼飯を食べに行こう。
と、外出。
天気が悪い。
雨が降ったり止んだり。
スコールではなくて、日本の梅雨空のような中途半端な天候。
ずっと薄い雨雲がかかっていて、すっきりしない。
サウスパタヤの食堂で食べようかと思ったが、雨なのでトゥッコムに避難。
そのまま地下のフートマーケットで食事。
豚のガーリック炒めご飯。50バーツ。
飯を食べている最中にも、Fちゃんから送金の催促が入る。
よほどわたしに会いたいのか、単にお小遣いがほしいのか。
トゥッコムのすぐ近くには、カシコーン銀行がある。
よし、Fちゃんに教えてもらった口座番号に送金してみるか。
トランスファーを選択して、口座番号を入力する。
すると送り先の口座名義が出てくるので、確認の番号をおせばオッケー。
そのはずだった。
が、なぜかその画面まで行かず。
これまでは簡単に送金できたのに。
まあ、ATMが使えないことは、タイの銀行ではちょこちょこある。
タイミングが悪いだけか。
よし、これも天の知らせ。
金を送るなってことだ。
あっさり方針転換。
結局、送金せず。
今は、Fちゃんよりも、バービアのBちゃんのほうが気になる。
サービスはBちゃんのほうが断然上なのだ。
Fちゃんには、「ATM使えなかった、ごめん」とだけメールしておいた。
でも、なんかFちゃんも可哀想だなあ。
わざわざイサーンから会いに来てくれるっていうのに。
悪いことしたような、ちょっとした罪悪感。
う~む。
この時のわたしは、文章からおわかりのように、かなりモヤモヤした気分であった。
【Bちゃんをペイバーへ】
送金を断ってしまった以上、Fちゃんとは終わりである。
まあ、来年くらい、また何事もなかったかのように、ひょっこりと連絡を取り合って再会するかもしれない。
それくらいの関係のほうが、お互い楽でいい。
そういうことにしておこう。
というわけで、今夜はBちゃんとしっぽり過ごそうと決意。
残り予算から考えて、ペイバーできるのは、あと二回だな。
今日ペイバーして、明日は休み。
それでパタヤ最終夜のあさってに、もう一回ペイバーする。
うん、計画はばっちりだ。
降り続く雨は、夜10時ころ、ようやく小康状態に。
いそいそとBちゃんのバービアへ。
Bちゃんと仲良く飲む。
で、またもソムタムを奢らされる。
すっかり金づるである。まあ、40バーツだけど。
でもお返しに、ピーナッツをおごってもらった。20バーツ。
この落花生、茹でて調理してあるのだが、乾燥させておらず、すごく柔らかい状態。
中の豆も、ふにゃふにゃ。
最初はすごく違和感があったけど、食べているうちに癖になってくるから不思議。
バービアのつまみシリーズに、あらたな食材が加わった。
ピーナッツをつまみに楽しくビールを飲む。
Bちゃんにもレディドリンクを2杯おごった。
わたしにしては、太っ腹である。
普段、レディドリンクは1杯しかおごらない。
Fちゃんへの送金を断ったのだ。その分だけでも楽しまなくては。
時刻は夜12時前。
そろそろ、Bちゃんを連れ出そうかな。
と、ペイバーを切り出す。
が、Bちゃん、まさかのペイバー拒否。
体調が悪いから、今日は行かないと。
む、確かに頭痛がすると薬を飲んでいたが、そこまでひどいようには見えない。
そこを何とか、と食い下がってみたものの、Bちゃんの首は横に振られるばかり。
「明日だったら大丈夫。明日ね、明日」
と、Bちゃんは頑として譲らない。
こりゃあ、無理っぽいな。
なんのために、Fちゃんの誘いを断ったのか。
なんだか、すっきりしない気分のまま、チェックビン。
天気は曇り模様。今にも、また雨が降ってきそうだ。
心も晴れない。
これが天の配剤か。
モヤモヤが続く。
今日の記事も次回に続く。