沈没日記39
カラオケ嬢からの連絡なし
カラオケ嬢からの連絡はまだない。
以前の半同棲時期でも2日ほど音信不通でどこかへ消えていることがあったんで、まあ気にしないでおこう。
が、明日には定宿をチェックアウトして、別のホテルに移動する予定。
約50日生活した部屋には荷物が散らかっている。
荷物整理をしなくちゃならない。
さらに、カラオケ嬢の巨大ぬいぐるみは、まだわたしの部屋においたまま。
その他の私物は歯ブラシとシャンプーくらいなんでそれほど困らないが、ぬいぐるみが邪魔だ。
明日の昼までに連絡がなければ、また宿の倉庫に放り込んでおくか。
夜になっても、カラオケ嬢からの連絡は一向にやって来ない。
こちらからのメールにも返事なし。LINEは既読にすらならない。
もう知らん。
というわけで、遊びに行こう。
女子大生と飲む
ひさしぶりに女子大生バービア嬢と飲む。
ソンクラーンの頃は毎日のように遊んでいた。
何度か一緒に寝ようとペイバーの打診をしているがすべて断られている。
たぶん、どうやっても無理なパターンだ。
出会った頃は、向こうからチューしてくれたが、最近は触ってもくれない。
でも、やっぱり美人だし、若いし、スタイルもいいんで、そのうちどうにかなるんじゃないかと淡い幻想を抱いて、ついつい会いに行ってしまうのだ。
まあ、一緒にビリヤードしたり飲むだけでも、そこそこ楽しいんだけどね。
もうすぐ大学の授業が再開するようで、バービアで会えるのは残りわずか。
が、大学が休みの日に電話してくれたらバービアで一緒に飲もうね、と誘ってくれている。
ということは、バー以外では会ってくれないのね。
諦めたほうがよさそうだな。
ソイニュープラザ
次いで、ソイニュープラザにある知り合いのバービアへ。
ビール50バーツとお安い価格。
年齢層高めのバービア嬢が6名ほど。あとレディボーイ1名。
これでは選べない。でも知り合いが多いんで、楽しく飲める。
安く飲むなら、ソイニュープラザのバービア群は最適です。
22歳のクメールバービア嬢
それから道路を渡って、ソイ7とソイ8へ。
カラオケ嬢から無理やり別れのメールを送らされた30歳バービア嬢が働いているはずで、そのバービアの近くだけは避けて通る。
ソイ8のビーチロード寄りに脇道があって、この一角にはL字型にバービアが並んでいる。
ここにはカンボジア出身のバービア嬢がなぜか多い。これは以前から。
とあるバービアに入ると、4人ほどがカンボジア出身だった。
20代前半と年齢も若い。
が、カンボジアから出稼ぎに来たばっかりというわけではなくて、一度バンコクなどで他の仕事に就いており、それからパタヤへ流れてきたパターンが多いようだ。
気になるのは22歳のクメールっ子。
顔立ちは整っており、スタイルもいい。胸は天然で大きい。
やや大人しめの性格だが、ノリは悪くない。
自称元ショップ店員で、まだパタヤのバービアで働き始めて間がないらしい。
タイ語はばっちり。英語は苦手のようだ。
「ソムチョイ」とクメール語で卑猥なスラングを言うと、ばかうけだった。
「ボンサランニアン」も連発。
関連記事:ブリラム嬢との楽しい会話。タイ語、イサーン語、クメール語の3つで攻めてみよう。ついでにワイルンも。
ブリラムやスリン出身者にクメール語教わっておいてよかった。
こんなに受けるものだとは。
楽しい時間を過ごす。
わたしにはしては珍しく、レディドリンクを2杯もおごった。
お菓子も差し入れした。
ママさんもまじえて、会話も弾む。
いい感じだ。
カラオケ嬢からの連絡はない。
どうせ明日からホテルチェンジだ。他の女性を連れ込んだ形跡が残ったところで問題なし。
よし。ペイバーしちゃえ。
が、あっさり断られた。
けんもほろろ状態。
ええっ?
そりゃあないよ。
ママさんに助太刀を請うも、「知らない。行くか行かないかは彼女次第よ」との冷たい返事。
元々ペイバー不可嬢なのか、それともわたしが嫌われているだけなのかはわからん。
変なスラング使ったせいかな。
が、これ以上粘ったところで無理っぽい。
撤退じゃ、撤退。
ソイ8でカラオケ嬢に遭遇
少々ダメージをくらったが、これでへこたれていては、パタヤでは遊べない。
しつこくソイ7とソイ8をうろうろ。
すると、わりと若くて陽気なバービア嬢を発見。
バービア入り口で、一緒に飲もうよとお誘いを受ける。
でもよく見ると、ちょっと歳がいってそうだ。
どうしようかなあと逡巡していると、見慣れた女性が近づいてきた。
なんと、カラオケ嬢ではないか。
びっくりした。
むこうもびっくりしている。
お互い、「なんでここにいるの?」という表情だ。
もちろん、口に出して質問もする。
わたしの答えは、「ビールを飲みに来た」というもの。
カラオケ嬢の答えは、「ここはピーサオ(お姉さん。血の繋がりは不明)が働いている」というもの。
ん、よく見ると、カラオケ嬢の隣にはファランがいるぞ。
50過ぎくらいのお世辞にもイケているとは言えない風体のファランだ。
一瞬、たまたま同じタイミングで店に入ろうとしているのかと思ったが、ファランが軽くカラオケ嬢に合図をしていた。二人は知り合いのようだ。どういう関係かは不明。
とりあえずファランは無視して、「なんで連絡しないの?」と尋ねる。
すると、「携帯電話の残高がなくなって、インターネットが使えない」とか言っている。
おいおい、そんなわけないだろ。お小遣いも渡してあるのに。
このファランと付きっきりで連絡してこないのかも。
まあ、わたしが渡しているのは丸一日のロングでも1000バーツ。
カラオケ嬢のルックスと若さなら、本来は最低でも2000バーツ、普通は2500か3000バーツが相場といったところだろう。
そんな甲斐性なしのわたしが文句を言える筋合いではないが、男連れで露骨なウソをつかれると、ちょっと傷つくってものだ。
ああ、イヤダイヤダ。
でも、もしカンボジアバービア嬢をペイバーできていたら、まともに女連れのところをカラオケ嬢に見つかっていた可能性が大きかったわけで、それはそれでラッキーだったと思っておこう。
22歳バービア嬢
ソイ7・8からは撤退。
ここはやめておこう。
ブッカオに戻る。
なじみのバービアで最後を締める。
22歳バービア嬢が気になってしょうがない。
ドリンク奢って攻撃もまったくないのに、寄り添ってくる。
彼女からツーショット写真を撮ってくる。
もうカラオケ嬢は捨てて、こっちに鞍替えしようかしらん。
とはいえ、今日はペイバーする気が失せてしまった。
軽く一杯飲んだところで切り上げる。
部屋に戻って、荷物整理。
でも、なんだかイライラして、荷物整理がはかどらない。
なんなんだよ、女子大生
なんなんだよ、カンボジアバービア嬢
なんなんだよ、カラオケ嬢
もういいや、荷物の片付けは明日やろう。
今日は寝る。