沈没日記26
昨日(5月20日)は、ヴィサカウイーチャという仏教の祝日にあたり、タイ全土は禁酒日となった。
バー関連は、クローズが基本。
日付の変わる24時をもって、禁酒が解かれるはずだが、はたしてどうなったのか。
友人たちがパタヤへ
ちょうど、日本から友人二人がパタヤへやって来た。
バンコクに2泊してから、パタヤへ。
昼間にエカマイからバスに乗ったけれど、まずバスに乗るのに1時間待ち。しかも、エカマイからパタヤへの道中はずっと渋滞で、なんと4時間近くもかかったそうな。
祝日なんで、タイ人の移動も激しくなっているのだろう。
それにしても4時間かあ。
ノースパタヤからの乗り合いソンテウも混んでいて、3本待ちとか言っていた。
昼間は暑いしで、友人たちは移動疲れでクタクタの様子だった。
セントラルフェスティバルでいつものように夕食を取ろうにも、どの店もタイ人客でにぎわっていて、時間待ち。
結局、新しく開店した焼肉&しゃぶしゃぶの店で20分待ちのうえ、食べることができた。
どうせバーも開いてないし、疲れているしで、食事後はホテルのロビーで話をするだけで友人たちのパタヤ初日は終わり。
禁酒日にタイ国内を移動するのは、やめたほうがいいみたいですね。
禁酒日夜のパタヤは大雨
わたしは一度部屋に戻る。
夜11時くらいから、パタヤの様子をチェックしに行くつもりだった。
が、またしても、スコール。
雷が鳴って、土砂降りだ。
これでは身動きが取れない。
雨が小康状態に入ったのを見計らって、ようやく外出できたのは、深夜2時だった。
まずは、ソイLKメトロへ。
真っ暗やね。
前回の禁酒日同様、ショーガールだけが唯一営業しているゴーゴーバーだった。
バービアは、ビラボン他数件だけが、大人しめに営業していた。
ブッカオからセカンドロード付近にあるバービア群も、大半が休業。
Rコンバービア群は真っ暗
ただし、ちらほらと営業しているバービアもある。
0時になってから営業を開始したという知り合いのバービアに立ち寄る。
雨が降っており、とにかく客は少ない。
これなら無理に店を開かず、休みにしたほうがよかったとママさんがこぼしていた。
雨のウォーキングストリート
ついで、本丸のウォーキングストリートへ。
雨が止まない。
客足は少なめ。いや、悪天候のわりには多いほうかな。
ソイ15のゴーゴーバーは閉まっているところがほとんど。ホワッツアップとスパイスクラブ以外は全滅の様子。
ウォーキングストリート通り沿いは、多くが営業している。ギンザは閉店。
前回の禁酒日で閉店していたセンセーションズは営業中。
でも、看板をよく見てみると、艶めかしい格好をした女性の姿に幕がかけられている。
そういえば、ランウェイの水着姿の写真にも新聞紙で目隠しがしてあった。
仏教の祭日ということで、過度の露出はご法度のようだ。
ゴーゴー嬢と遊ぶ
午前3時過ぎ。
せっかくなので、どこか1軒だけでも入ってみるか。
テキトーなゴーゴーバーにイン。
ちょっと大人っぽい雰囲気のダンサーと目が合う。
待機中の彼女が寄ってきた。
本日の営業開始が午前0時。客も少なくて、まだレディドリンクゼロ。
「ナァーナァー」とタイ人特有のお願いされて、濃厚なキスと交換にドリンク進呈。
25歳でイサーン出身。子供一人だが、スタイルは崩れていない。
抱き心地は良さそうだ。
楽しくおしゃべりしていると、場内アナウンスが流れる。
ダンサーたちがステージに全員登って、一礼。
音楽も鳴り止み、閉店の様子。
まだ、お互いのドリンクを飲みきっていないが、強制的チェックビンとなった。
残ったドリンクも撤収されてしまった。おいおい、最後まで飲ませてくれよ。
てっきり通常通り午前4時閉店だと思っていたが、本日はどの店も3時閉店とのことだ。
まあ、実際には3時半頃までだらだら続けていたが、たぶん警察の指導が入って、あわてて閉店したといったところか。
ちょっと会話も飲みも中途半端になってしまった。
「パイ ナイ トー(次にどこに行くの)?」とわたしの顔をのぞきこむようにして、彼女が聞いてくる。
これは、お誘いの合図だな。
「パイ ティアオ ドゥアン ガン マイ(一緒に遊びに行かないか)?」と誘うと、彼女は嬉しそうにうなずいた。
すでにバーは閉店状態。
あわててペイバーしている客もいたが、この状態で無理にバーファインを払う必要もなかろう。
とはいえ、いわゆるスニークアウト行為には違いなく、店側としては容認はできない。
彼女もわたしも事情はよくわかっている。
バーの出口に視線を送って、表で待っているからと無言でやり取りする。
指でオッケーサインをもらった。
理解の早い子は、付き合いやすくていい。
しれっとバーを出て、少し離れた位置で待機。
おっと、目の前にママさんがいる。
しかもバイクに乗った警察官と一緒だ。
やはり強い指導が入ったな、これは。
他のゴーゴーバーも軒並み閉店。
5分ほどして、私服に着替え終わった彼女が出てきた。
目で合図して、離れた状態でウォーキングストリートを歩く。
少し歩いてから、合流。これで問題なし。
808ディスコ
さて、どこへ行こう。
彼女が808へ行きたいと言う。
ディスコですな。
読み方は、タイ語ならそのまま「ペーッ スン ペーッ」と数字を並べるだけ。英語は、エイトオーエイトでいいのかな。
入り口は2階にあって、まずエスカレータ下でセキュリティチェックを受ける。
彼女はIDチェックも必要だった。わたしはボディチェックだけでIDチェックは無し。
ダンスフロアー入り口手前に休憩所があって、ビリヤードが2台置いてある。
それを見かけた彼女がビリヤードを所望。
ここは1ゲーム30バーツ。
自分でコインを入れてもいいらしいが、店員にお金を渡せば用意してくれる。
チョークやパウダーもお願いすれば持ってきてくれる。
二人で楽しく遊ぶ。
大人びた雰囲気の彼女だが、よく笑う。
スキンシップもうまい。
ビリヤードは下手だけど、男をその気にさせるポイントを心得ているな。
ビリヤードで遊んでから踊りに行こうかと思っていたが、プレイ中に店員が寄ってきて、彼女に耳打ち。
どうやら、もう閉店の時間らしい。
ゴーゴーバーだけでなくディスコまで早々に閉店を命じられているわけか。
指導はかなり厳しいようだ。
とりあえず1ゲームだけ最後まで終えて、808をあとにする。
結局、ダンスフロアーに足を踏み入れることも、ドリンクを注文することもなかった。
禁酒日開けとはいえ、遊びにくいなあ。
まあ、いいか。このまま彼女をお持ち帰りしよう。
808をエスカレートを下りながら、部屋に来るかと誘ってみる。
が、あっさり断られた。
今日は帰って寝ると言う。
なんか、昨日と同じ流れだなあ。
昨日もウォーキングストリートで日系OLにお持ち帰りを断られたっけ。
でも、また今度一緒に遊びましょうと笑顔のゴーゴー嬢。
これまた同じ流れか。
外はまだ雨が降り続いている。
軒先に入って、電話番号とLINEの交換。
抱擁してからお別れ。
うーん、この子もいいなあ。
2日連続でなかなか楽しい出会いがあった。
どっちも即日お持ち帰りを拒否られたのが残念だが、まだ滞在日数は残っている。ゆっくりやろう。
降り止まぬ雨中、帰宅。
ずぶ濡れになってしまった。
さっそくゴーゴー嬢からはLINEが届いていた。
パタヤの仕事歴が長いようで、英語できちんと文章が書けている。やりとりが楽でありがたい。
でも語尾には、きちんとKaを付けている。些細な事だけど、好感が持てますね。
というわけで、雨にたたられた禁酒日当日であった。
この日、限られた時間内でお相手探しした人は大変だったろうなあ。