ミャンマーで発生した大地震は隣国タイへも大きな影響を及ぼしている。
タイにいても、ミャンマー国内の情報はほとんど入ってこない状況だ。
バンコクでは、建設途中の建物が崩壊するなど、大きな被害も出ている。
電車は運行停止し、高速道路入口も一部閉鎖。
空港も設備点検のためにフライト運行を停止していた。
ここでは、主に日本人旅行者向けに情報をアップデートしておく。
まず、在タイ日本国大使館から注意喚起の第二報が出された。
【注意喚起】ミャンマー(タイ国境付近)における地震の発生(第二報)
本日午後にミャンマー(タイ国境付近)において発生した地震の影響による現在の交通機関の運行状況等は以下のとおりです。
1 運航状況
・ 航空
スワンナプーム空港及びドンムアン空港は若干の遅れはあるものの通常通り
・ 電車
BTS及びMRTは運航停止中2 バンコク都による発表
・ 15時30分、バンコク都知事が被災地となった旨を宣言
・ 建物に閉じ込められた場合やケガをした場合の緊急連絡先は1555本文
在留邦人及びタイに渡航を予定されている皆様は,引き続き,地震(余震)及び津波に関する情報等に御注意下さい。また、建物倒壊の危険がある場所には近づかないように十分ご注意ください。
以下、2025年3月28日19時15分(タイ時間)時点の情報。
BTSとMRTは地震の影響により運行停止したが、MRTのブルーラインとパープルラインは3月29日に運行再開すると発表があった。
エアポートレイルリンク(ARL)は、地震の影響により、運行停止。
19時時点では運行再開についてはまだアナウンスがない。
(その後、追加アナウンスがあり、ARLの再開は3月29日土曜日となることが決まった)
スワンナプーム空港、ドンムアン空港などタイ主要空港は、一時的にフライト運航停止したが、14時30分には通常運転再開を発表している。
高速道路入り口閉鎖により、空港ではタクシー不足が発生している。
スワンナプーム空港では、シャトルバスを運用して、乗客の移動を手助けする。
スワンナプーム空港では、国内線は出発2時間前、国際線は出発3時間前に空港に到着しておくよう推奨。
ARLの運行再開がどうなるかわからないし、タクシーも台数不足。
フライト遅延も発生しているようだが、なるべく早く空港へ向かうほうがいいだろう。
タイ航空からアナウンスが出ている。
タイ航空のコンタクトセンターとセールスオフィスは一時閉鎖。
スワンナプーム空港でのサービスは、15時より通常通りに継続。
フライトや旅程変更が必要であれば、タイ航空ホームページにて自分自身で変更するか、チケット代理店を通して変更すること。
エアアジアからもアナウンスが出ている。
すべてのエアアジア便はスケジュール通りに運航している。しかしながら、いくつかのフライトでは地震の余波により遅延が生じるかもしれない。
乗客は時間的余裕をもって空港を訪れて、エアアジアMOVEアプリを通じてフライトステータスを確認するようにしてほしい。
これから日本へのフライトに乗る予定に人は、とにかく時間に余裕をもって空港へ向かうこと。
また、日本からタイへのフライトに乗って来る人は、スワンナプームやドンムアン空港は問題ないと安心してほしい。
ただ、空港からバンコクへの交通手段には要注意。また余震への備えも必要。
パタヤでは大きな混乱はなし。
パタヤ市長は、工事中の建物の工事一時中止を命令し、作業員を安全なところへ避難するように命じた。
また、パタヤ市病院では、建物の安全性が確認されるまで、一時的に患者を建物外へ避難させた。
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