香港トランジット旅第2話。
グレーターベイ航空でバンコク・スワンナプーム空港から香港国際空港に到着した。
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2018年以来、実に7年ぶりの香港入国だ。
今回の滞在はトランジットのため、次の関空行きフライトの出発時間まで香港で過ごす。
最初の目的地は尖沙咀。重慶大厦なんかを見て回ろう。
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香港国際空港の喫煙所
香港国際空港から尖沙咀の重慶大厦へは、A21バスを使うのが一番手っ取り早い。過去何度も利用している。
空港到着口からバス乗り場までの道も覚えている。
でもその前にまずはタバコだ。
フライトを降りると、一服したくなるのがヤニカスの心情というもの。
香港空港の喫煙所ってどこだったっけなあ。あまり記憶にない。
ターミナルビル内の到着ロビー周辺には喫煙所はなさそう。
とりあえず、バス停のほうへ進んでみよう。
このあたりの景色は変わっていない。
通路をまっすぐ抜けるとバスターミナルになっている。
と、通路を抜けたあたりに喫煙スペースを見つけた。
通路の壁が途切れたところの右手が喫煙スペースだ。
上から見たところ。
屋外にしか喫煙所はないみたい。
ちなみに、あとで気づいたが、到着口を同じフロアの外の通路にも喫煙所がある。
到着口を出て、右端の出口へ。
すると、喫煙スペースの案内板が出ている。
通路をバスターミナル方面へ進んでいき、一番端っこに喫煙スペースがある。
A21バス乗り場付近から見上げると、すぐ近くだ。
階層が違うので、階段を登っていく必要があるけれど。
もし香港空港に到着して、イミグレーションと税関を抜けてから、真っ先に一服したいならば、こっちの通路端の喫煙スペースが最短距離だと思う。
なお、出国審査を通ったあとの制限エリア内にも喫煙所はある。屋内ではなく、中庭みたいなところや展望台に灰皿が設置してある。
これで香港空港喫煙所問題はあっさりとクリア。
香港の空気を感じながらタバコを吸う。
夏入りしてめっきり暑くなってきたタイ・パタヤから香港にやってくると、けっこう寒い。日本の冬に比べると全然マシだけど。
A21バスで尖沙咀へ
香港空港から市内中心部へはバスが安くていい。重慶大厦のある尖沙咀にはA21バスで行ける。
喫煙所の目の前がバス乗り場だ。
バスの運賃支払方法。
現金、オクトパスカード、電子決済、チケットの4種類。
バスや地下鉄に乗る回数が多いなら、オクトパスカードを買ってチャージしておくのがベターかも。
VISAのタッチ決済でそのまま乗車することもできる。
今回は窓口で往復チケットを購入する。このほうが少し安くなる。
City Flyer 城巴機場快速が窓口だ。
A21の運賃は、片道で34.6香港ドル。往復で購入すると60香港ドル。
ちなみに、2018年は片道香港33ドル、往復香港55ドルだった。
この7年で少しだけ値上げしているが、物価高に比べるとかなり抑えられている。
それよりも両替レートのほうが問題だ。
窓口でもクレジットカード払い可能。
すると、2枚綴りのバスチケットがもらえる。往路と復路の分だ。
A21は一番の人気路線で本数も多い。バス停前には列ができている。
すぐにバスが到着した、ダブルデッカーだ。
余裕で乗車できた。運転席横のボックスにさきほど購入したチケットの復路分だけを投入する。
座席数はたっぷりある。
スーツケース置き場も余裕あり。
人気なのは眺望のいい2階席最前列だが、すでに先客がいた。
2列目に陣取る。
すぐにバスは出発。
空港のまわりをぐるっと走って、なにやら巨大なバスターミナルのようなところで停車。
どうやら港珠澳大橋の香港側出発地点らしい。ここからバスに乗って、橋を渡って、マカオに行けるみたい。
次は、香港中心部へ向かう橋を渡る。
懐かしい香港市内の町並みへ。
ネイザンロードに入る。ちょっと渋滞気味。
尖沙咀のちょっと手前で下車してみる。
2階席はまだまだ客が残っているが、1階は無人状態。みんな2階が好き。
下車したのは、キンバリーロードあたり。
ここまでの所要時間は約70分。
けっこうかかった。
降りてすぐのところにドンドンドンキ。
日本ではドンキホーテだけど、香港ではドンドンドンキ。タイでも同じ。
香港には以前よりも日系店舗が増えているような印象だ。
美麗都大厦(ミラドーマンション)があった。
上階はゲストハウスになっていて、昔は何度もお世話になったものだ。すぐ近所の重慶大厦よりも利用しやすくて好きだった。
重慶大厦(チョンキンマンション)
そして重慶大厦に到着。
バックパッカー的には、香港といえば重慶大厦だ。
ここから旅が始まるってもの。
重慶大厦自体が観光スポット化してしまった感もあるけれど、ゲストハウスはまだまだ大量に営業している。
入口付近には、中東やインド系の男たちがたむろしたり、うろうろしたりと、ここが本当にアジアなのかと思える光景だ。
1階は両替屋と食堂と電気屋が多い。
香港でのベストレート両替ならば重慶大厦と言われる。
いくつかチェックしてみた。どこも似たようなレートだが、微妙に異なる。複数の店をチェックしたほうがいい。
1円=0.0508円
1香港ドル=19.68円
やはり1香港ドルは20円で計算しないといけない。
2016年のレートは、1香港ドル=13.73円。
2017年10月のレートは、1香港ドル=14.4円。
そして2025年現在は、1香港ドル=20円。
香港の物価上昇よりも円安がきつい。
1階の食堂は、インド系レストランかアラブ系レストランばかり。
チキンビリヤニの価格を聞くと、50香港ドル。つまり1,000円だ。
タイでいうところのカオモッガイが1,000円か。これはきつい。
どこも似たような価格設定で、ちょっと手が出ない。
エレベーター前ではゲストハウスの呼び込みがしつこい。
1泊200とか300とか言ってくる。まずは部屋を見てみろと。今でも4000円くらいではとまれるみたい。
以前に比べると部屋数は減っているように思う。
昔はエレベーター前に列ができていて、なかなか乗れなかったものだ。たまたまかもしれないが、がらがらだった。
明日の関空行きフライトは午前8時出発だ。
香港空港までのバスで1時間かかるし、バスの待ち時間もある。
フライト出発2時間前到着を目指すとなると、午前4時半には宿をチェックアウトしないといけない。
起きれる自信はない。それだったら空港泊したほうがいい。
というわけで、今回は重慶大厦宿泊はスルー。
外に出ると、重慶大厦前に道路に消防車やはしご車がずらりと並んでいる。
びっくりした。
すごい数だ。
まさか火事か。
重慶大厦で火事があったらおしまいだぞ。
でも何もなかったようで、すぐに消防隊は撤収していった。
重慶大厦全体像。
まあ、魔境ですな。
それでも一昔前に言われていたような治安の悪さとか悪の巣窟とかそんな雰囲気はすっかりなくなっている。
火事が怖いだけだ。
香港では歩道に灰皿が置いてあって、路上喫煙可能だ。
ありがたい。
火の不始末には気をつけましょう。
香港飯は玉子将軍
腹が減ってきたので飲食店を探す。
ついでに、スマホの充電もしておきたい。
尖沙咀周辺には日本人観光客でも利用しやすそうなレストランが多い。
どこも1品あたり50香港ドルくらいする。1000円だ。
チャーシュー丼で58香港ドル。1160円。
ベトナム料理屋のバインミーが45香港ドルで、900円。
日系店も多い。
すき家や海鮮丼屋や焼肉屋などなど。
で、結局入ったのはマクドナルド。
なんだか、香港に来ても毎回マクドナルドで食べているような気がする。
玉子将軍というメニューが気になった。
将軍バーガーwithエッグのセットで46香港ドル、920円。
まあ、円安なんでこんなもんでしょう。
キオスクでオーダーして、支払いはその場でタッチ決済が可能だった。
現金いらずで便利。
玉子将軍バーガーは、てりやきポークエッグバーガー。
日本にあるかは知らないけれど、普通においしい。
マクドナルドにした理由は、テーブルの下にUSBポートらしきものが見えたからだ。
てっきり充電できるものと思っていた。
でも通電していなかった。残念。
さて、腹も膨れたし、少し休憩も取れた。
次は、近くのマンションにピンポンでも鳴らしに行こうかね。
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