パタヤのローカルで人気のステーキ屋が、AE&EKステーキだ。
価格は安くて味は上等。
入店するのに列に並ばないといけないほどの人気ぶりだ。
スクンビット通り以東のいわゆるダークサイドに3店舗構えている。
関連記事:パタヤのAE&EKステーキで安くておいしいビーフステーキを
ただ、パタヤ中心部からダークサイドへはどうしても行きにくい。なかなか訪問できない。
そんなAE&EKがいよいよスクンビット通りから海側のパタヤ中心部へ進出してきた。
WELCOME TOWN内にオープン。これは行くべき。
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AE & EK STEAK WELCOME TOWN店
Welcome Townとは、パタヤカン(セントラルパタヤ)沿いにあるちょっとした店舗街のこと。
一本道になっていて、左右にレストランやカフェやオフィスが並ぶ。
日系不動産屋もあったりする。
一番奥は大きなフィットネスジムだ。
この一角に新しくAE&EKステーキの支店がオープン。
たぶん昨年11月頃だと思われる。
ダークサイドにあるような大型店ではなくて、小ぢんまりとした店舗だ。
店のすぐ隣が駐車場と駐輪場になっている。
きっちり改装してあり、外観も店内も綺麗。
パタヤの格安系ステーキレストランでは屈指の綺麗さだ。
店内には、テーブルが8つほど。大きな窓があって開放感あり。
昼過ぎに2回訪問したが、いずれも他の客は1組か2組のみ。
空いていて、とても利用しやすい。
まだあまり知られていないために空いているのだろう。これから人気になっていくかもしれない。
メニュー
綺麗に整ったメニュー。
内容は他店と共通のようだ。
2024年2月にダークサイド店を利用した際と比較すると、ビーフステーキなど一部の料理のみ値上げとなっている。
AE&EK シグネーチャー
ポークリブとライスのセットが130バーツ
チキンシチューとヌードルが130バーツ
カレーライスとエビのクリーミーオムレツが140バーツ
カツカレーライスが110バーツ
海老フライカレーライスが135バーツ
このカレーライスは以前の訪問時には見かけなかった。どうやら新しい料理のようだ。
ミラノ風コトレッタが225バーツ
リゾットサーモン295バーツ。
ちょっとおしゃれな洋食もある。
ブレックファースト
セットで125バーツ
クリスピーチキン/フィッシュバーガーが100バーツ
前菜
スープが50バーツより
ガーリックブレッドが35バーツ
ベイクドスピナッチが110バーツ
フレンチフライ55バーツ
サラダ
サラダ70バーツ
シーザーサラダ110バーツ
パスタ
カルボナーラ105バーツ
ボロネーゼ115バーツ
ステーキ
ポークステーキ100バーツ
ハワイアンポークチョップ200バーツ
チキンブレストステーキ100バーツ
ペッパーソースポークチョップ160バーツ
ストリップロイン245バーツ
Tボーンステーキ345バーツ
サイドディッシュは選択可能。
何も言わなければ、スタンダードのフレンチフライとサラダとトーストのセットとなる。
他に、マッシュポテト、白ご飯、ガーリックライスに変更可能。
ソースは、ペッパーとマッシュルームとBBQの3種類。スタンダードはペッパーソースだ。
ピザ
マルゲリータ170バーツ
シーフード200バーツ
ハワイアン200バーツ
タイ料理
カオパット50バーツより
ガパオライスシーフードが70バーツ
ジャスミンライス10バーツ
街中の食堂レベルの価格帯だ。
飲み物
水20バーツ
コーラ25バーツ
ホットアメリカン50バーツ
イタリアンソーダ60バーツ
チャンビール65バーツ
グラスワイン125バーツ
AE&EKステーキの歴史がメニュー裏手に記載してある。
当初はテーブルが4つしかない小さな店からスタートして、現在はパタヤに4支店を構えるまでに成長した。
他にアイスクリームも販売している。
ポークステーキ
まず、Grilled Pork Steakをオーダー。
普通のポークステーキだ。100バーツ。
脂身の少ない部位の肉が2枚。ロースなのかな。
肉は柔らかくて、食べやすい。安物でないことはわかる。
ソースは指定しておらず、ペッパーソースだ。胡椒がぴりりと効く。
付け合せのフレンチフライの揚げ具合が好き。サラダは新鮮。分厚いトーストのふわふわ具合が好き。
全体的に安っぽさがないのがいい。
高級感こそないけれど、ローカルステーキにありがちな、こりゃあ食材や調味料に手を抜いているなあという部分がない。
盛り合わせも丁寧だ。
気持ちよく完食できる。
満腹になるほどの量ではないものの、ランチとして食べるにはちょうどいい。
もっと食べたい人は、ポテトを白ご飯に変更するか、別途白ご飯を追加オーダーしてもいい。
グループで訪問するならば、自分のステーキ以外にパスタやピザなどをシェアするとよさそうだ。
コーラ25バーツとポークステーキで合計125バーツ。
500円台でこれだけ楽しめれば上出来でしょう。
カツカレー
後日再訪。
メニューで気になっていたカレーライスにしてみる。
RICE CURRY with CRISPY PORKをオーダー。
チキンも選べるがポークにする。
まさにトンカツカレーライスだ。110バーツ。
ドリンクは缶のリプトンで。25バーツ。
コーラと同じ価格ならこっちがいいかなと。
オーダーから10分弱で料理が到着。
カツの迫力がすごい。
ルーは濃い目の色でこれまた迫力あり。
少なくとも見た目は完全に日本のカツカレーだ。
まずはルーを一口。とろみがあるタイプだ。
最初に感じたのは、マッサマンカレーのような風味である。
それから日本式カレールーの味が遅れてやって来る。
なんだろう、この味は。
マッサマンカレーのようなクリーミーさはないけれど、マッサマン風味はする。一方で日本のカレールーにも限りなく近い。
マッサマンカレーなのか日本式カレーなのか、なんとも判別しがたい味だ。
カレーに入った具合は、大きめの人参とじゃがいもだ。
いや、マッサマンカレーも日本式カレーも同じものを使うな。
これだけでは判別できない。
でも普通においしい。
けっこう辛さもある。
カレーが純然たる日本式かと言われると全面的には賛同できないけれど、日本人でもおいしく食べられるカレーであるには違いない。
まあ、そもそも日本式カレーというやつは、インド発祥のものがイギリスに渡り、イギリスから日本にやって来て、魔改造の上に出来上がったもの。それが最近ではタイやヨーロッパにも伝わっている。インドにも日本カレー専門店ができたほどだ。
マッサマンカレーの歴史はよく知らないが、インドから東南アジアムスリム圏に伝わってから、タイ南部に広まったような気がする。
インドから東へ進んでタイ南部にやって来たマッサマンカレーと、
インドから西へ進んで日本を経由してタイにやって来た日本式カレーが、ここパタヤで融合したと考えれば、なんとなく食の歴史を感じるではないか。
それでよし。
話が脱線したが、カツは文句なしにおいしい。
豚肉はそれなりに分厚いし、衣の付け方はばっちりで、揚げ加減もいい。
普通に日本のトンカツといえるレベルだ。
トンカツ自体が、ヨーロッパのカツレツを発祥として日本へ伝承云々という話はもういいか。
トンカツの量は多い。味変のために、ケチャップやチリソースもかけて食べる。
ウスターソースを卓上調味料として置いてほしいなあ。日本のトンカツソースではなくてイギリスのソースでもいいんで。
完食するとすっかり満腹になった。
おもしろいカツカレーだった。
これで110バーツ。
ある意味、パタヤ最強のカツカレーといえる。
純粋に日本式カツカレーがいいならば、日本料理屋に行ったほうがいいだろうけど、AE&EKのカツカレーも捨てがたい。
日本でいうならば、洋食屋のカレーみたいなものかも。
カレー好きは一度食べて損なし。
地図と営業時間
地図
営業時間:午前10時から午後9時(ラストオーダー午後8時)
定休日:月曜日
パタヤカンはいちおうルート乗り合いソンテウが走っている。ただし本数は少ない。
運が良ければセカンドロード交差点あたりからスクンビットまで行く乗り合いを捕まえることができる。10バーツだ。
ウェルカムタウン入口から店までは徒歩1分くらいですぐ。
帰りは、ハーバーパタヤ前にソンテウが待機していることがある。人が集まれば10バーツでビーチ方面へ行ける。運次第。
パタヤ中心部とはいえ、パタヤカンのサードロード以東は自前のバイクや車がないとちょっと行きづらい。
でもスクンビット通りを越えることを思えばはるかに楽だ。
店の向かい側には、Loafというベーカリーカフェあり。
パンデミック前まではソイレンキーにLoaf本店があったけれど、現在はウェルカムタウン店のみとなった。
ウェルカムタウンはここ10年くらいあるエリアだけど、全然発展してこなかった。
AE&EKステーキの登場で、知名度がアップしてくるかも。
まとめ
パタヤ中心部にあるローカルステーキ屋では、ナンバー1のコスパと上等さといえる。
もっと安い店もあるにはあるが、レベルは落ちる。
ちゃんとエアコンの効いた綺麗で清潔な店舗でこれだけのレベルの料理を格安で提供しているのがすごい。
まだAE&EKを利用したことがない人は、パタヤ中心部で味わえるようになった今こそ行ってみる価値があるかと。
個人的には食べたい洋食がまだまだたくさんあるので、適宜訪問していこうと思っている。
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