タイ出入国の際に提出が求められていたのが、TM6と呼ばれるイミグレーションカード(出入国カード)だ。
現在は、一時的な措置として、空路入国でも大半の陸路入国でも提出不要となっている。
が、2025年5月1日からは、事前のTM6オンライン申請を導入する予定との発表があった。
外国人は事前にTM6を提出しないとタイ入国ができなくなる。
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タイ入国TM6オンライン申請導入へ
報道によると、観光スポーツ省では、2025年5月1日よりタイに入国するすべての外国人にオンラインTM5申請プラットフォームの開設を準備しているとのことだ。
現在、TM6は一時的に免除されている。この期限が4月30日までだ。
免除期間終了にともない、TM6は、紙からデジタルへと移行させる。
TM6のオンライン提出は、外国人入国者のみに適用。
料金は無料。
空路、陸路、海路による外国人入国者全員に義務付ける。
現時点では計画段階だが、来月には内閣によって承認される予定だという。
以前より計画されているタイ入国税(300バーツ)の導入は延期される可能性が高いとのこと。
TM6オンライン申請システムがスムーズに稼働するまで数ヶ月以上かかるかもしれないため。
また、ESTAのような電子渡航認証システムは、TM6オンライン手続きをスムーズに運用する準備のために延期されるとのこと。
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2945991/online-tm6-form-for-visitors-to-thailand-coming-on-may-1
情報としては以上のようになる。
まだ正式決定ではない。
でもおそらくは5月1日に運用開始となるはずだ。
補足
少し補足しておく。
従来の紙のTM6フォーム。
以前はこの紙をタイ入国のたびに記入して提出し、出国分の用紙は出国時に回収されていた。
2022年7月からは、空路入国にかぎりTM6提出が不要となった。これは一時的な措置とされたが、特に期限は設定されていなかった。
空路が不要となっても陸路国境では引き続きTM6提出が必要だったが、2023年よりサダオ国境検問所をはじめとしてTM6提出不要な国境検問所が増えていった。
2024年4月からは外国人が利用する陸路海路国境ではほとんどの検問所で不要となった。ノンカイ陸路国境検問所、パタヤ海路検問所などだ。
この措置はさらに延長されて、2025年4月30日まで実施されることになっている。
これらのTM6提出不要措置が4月30日で終了する。
そして、5月1日からはTM6のオンライン申請が始まる、という流れになっている。
現時点では、どのようなプラットフォームになるかはまったく明らかになっていない。
WEBないしスマホでプラットフォームにアクセスして、必要な情報を入力すればQRコードのようなものが表示されて、それを入国時に提示するというようなスタイルになるとは思われる。
これは他の国でも実施されていることだ。
日本でもVISIT JAPAN WEBにおいて似たようなシステムを実装している。
とりあえず、今回は、TM6オンライン申請から開始となりそうだ。
その次には、タイ入国税徴収や、電子渡航認証システムの導入も追加されるかもしれない。
この流れは世界共通といえるので、あとは時間の問題だと思われる。
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