日々世界中で運航されるフライトで、もっとも混雑する路線はどこか?
OAGが2023年のデータとして、国際線と国内線のそれぞれでトップ10を発表している。
あくまで客席のキャパシティを元に算出した結果だが、実際にそれだけ多くの座席を販売しているわけで、それだけ乗客も多く混雑していることになる。
日本路線はどれだけランクインしているのか。
広告
2023年世界で最も混雑する国際線トップ10(座席数)
1. クアラルンプール-シンガポール 4,891,952
2. カイロ-ジェッダ 4,795,712
3. 香港-台北 4,568,280
4. ソウル(インチョン)-大阪(関空) 4,218,484
5. ソウル(インチョン)-東京(成田) 4,155,418
6. ドバイ-リヤド 3,990,076
7. ジャカルタ-シンガポール 3,910,502
8. ニューヨーク(JFK)-ロンドン(ヒースロー) 3,878,590
9. バンコク(スワンナプーム)-シンガポール 3,478,474
10. バンコク(スワンナプーム)-ソウル 3,362,968
1位は、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ路線となった。たしかにドル箱路線だ。価格も安い、ほとんど国内線感覚で利用する人がほとんどだろう。
日本発着では、4位にインチョンと関空を結ぶ路線、5位にインチョンと成田を結ぶ路線がランクイン。
トップ10のうち、アジアが7路線、中東が2路線、欧米が1路線。
アジアの短中距離路線が強い。
なお、インチョン-関空路線の座席数は、2022年と比較すると2023年は356%となっている。ものすごい増加率だ。それでも2019年との比較では、22%のキャパシティにとどまっている。
2023年世界で最も混雑する国内線トップ10(座席数)
1.済州 - ソウル金浦 13,728,786
2.札幌新千歳 - 東京羽田 11,936,302
3.福岡 - 東京羽田 11,264,229
4.ハノイ - ホーチミン 10,883,555
5.メルボルン - シドニー 9,342,312
6.北京 - 上海虹橋 8,355,225
7.東京羽田 - 沖縄那覇 7,982,218
8.ジェッダ - リヤド 7,902,142
9.ムンバイ - デリー 7,276,430
10.ジャカルタ - デンパサール - バリ 7,190,961
1位は韓国国内線の済州とソウル(金浦)を結ぶ路線となった。1300万席以上の座席が提供されている。
日本国内線では、札幌と羽田、福岡と羽田、羽田と沖縄の3路線がランクインした。
札幌-羽田と福岡-羽田は、たしかにものすごい数のフライトが飛んでいる。
ハノイ-ホーチミン線が4位。座席数は1000万超えだ。電車やバスではあまりにも時間がかかるため飛行機を利用する人が多いのだろう。
なお、アメリカ国内線の1位は、ホノルル-カフルイで座席数が約360万席。オアフ島とマウイ島を結ぶ路線だ。
詳細データ⇒https://www.oag.com/busiest-routes-world-2023
まとめ
国際線も国内線もアジアが強い。人口が多いうえに、LCCも発達している。
ヨーロッパ内はランクインせず。狭いエリアに国と都市が固まっているせいだろう。電車やバスを使えば簡単に隣国へ移動できる。
日本の国内線は大したものだ。それだけに欠航があると大混乱するが。
広告