リアルタイムでは現在イサーン・ラオス旅行の真っ最中。
暑いさなかに旅をしている。
ちょっと体調を崩したけれど、ようやく持ち直してきた。
詳細な旅の様子はまた記事にするとして、とりあえずラオスで感じたことを先に。
ラオスキープの暴落が止まらない。どんどん下がっている。
特に酒とタバコが安い。
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ラオスキープの暴落
2022年4月頃からラオスキープの暴落が始まった。対タイバーツの価値がどんどん下がっていき、以前の半分の価値となった。
実際に2022年6月にラオスを訪問して実感した。
2022年6月のタラートサオショッピングモール内にある銀行の両替レート
1バーツ=487.55キープ
1円=106.54キープ
パンデミック前までは、1バーツ=250キープあたりをうろうろしていたように思う。
つまり、1000キープが4バーツという計算になる。
街中で1000キープで買えるものほぼないので、1万キープ=40バーツと考えるとわかりやすかった。ひどいときは1万キープ=50バーツで計算されることもあった。
それが、2022年6月には、1万キープ=20バーツにまで下落。すなわち半分の価値しかなくなった。
タイバーツを持ってラオスに遊びに行けば、以前の半分の出費で済むというウハウハ状態に。
まあ実際にはラオス国内でもインフレが起きているわけで、そんな単純な話でもないのだが、それでもラオスキープ下落による外国人旅行者の恩恵は大きい。
2023年4月末にも再度ラオスを訪れた。
この時の銀行両替所のレート。
1バーツ=515.5キープ
1円=127.21キープ
さらにキープ安が進んでいた。
1万キープが19.4バーツだ。
そして、今回、2023年6月ラオス訪問ではどうか。
国際バスでタイからラオスに入国したが、国境で両替商がバスに乗り込んできた。
口頭でレートを告げていたが、ハーシップハー(55)だと。
ちょっとわかりづらいので電卓を叩いてもらうと、1バーツ=550キープとのこと。
2ヶ月前に515.5だったものが、550にまで下がっている。
1万キープ=18.2バーツだ。
街中にある私設両替所へも行ってみる。
提示されたレートは56。
1バーツ=560キープだ。
1,000バーツ両替すると、56万キープとなる。
なんだか金持ちになった気分。
1万キープ=17.8バーツ
グーグルでもレートを確認してみる。
1バーツ=535キープとなっている。
でも、市中実勢レートでは560だ。
ちなみにグーグル上では、1円=132.29キープ。
1万キープ=75.59円という計算になる。
両替屋でも円の両替は可能と言っていたが、レートは未確認。
まあ、1万円を両替すると、132万キープ以上になりそうだが。ただ、円からキープへはレートがあまりよくないことあるので、タイバーツからが確実だとは思う。
コンビニの商品価格
では、街中にあふれる商品の販売価格はどうなっているのか。
コンビニや商店での価格を見てみる。ざっくり1万キープを18バーツで計算する。
タイから持ち込まれたであろうポテトチップのレイは、1万キープ。約18バーツ。
タイ国内のセブンイレブンでは現在値上げされており22バーツで売られている。少し前までは20バーツだった。
1万キープは18バーツ。つまり、値上げ前のタイ国内価格よりも安いことになる。
ラオス国内でも価格引き上げが行われているが、それ以上にキープが下がってしまっているような感じ。
これまたタイで一般的な缶コーヒーはは8,000キープ。14.4バーツ。
タイ国内では、以前は15バーツだったものが、今年値上げされて17バーツとなった。
同じ商品がタイよりも安い。
酒とタバコと夜
ラオス唯一の特産品ともいうべきBEER LAOは、缶が1万キープ。
ビールは、BEER LAOの缶が1万キープ。18バーツ。
1バーツ=4円で計算すると、72円。
安いねえ。
ローカルタバコはもっとに安い。
銘柄によるが1箱7,000キープないし8,000キープだ。12.6バーツ、14.4バーツ。
ざっくり一箱50円くらい。
ただし味はいまいち。
パンデミック前は、日本やアメリカのブランドのタバコをコンビニでも売っていたが、最近はほぼ見なくなった。一部ローカル商店ではあり。
国境免税店ではマルボロが1カートン300バーツで売られている。キープ建てではないので、これは以前のままの価格だと思う。
激安ではあるけれど、過去の経験上、あんまり味がよろしくないんで買わないようにしている。たぶん本物だとは思うが。
タイからの輸入品ではタイよりも安いという逆転現象が発生。
そして、ローカルの酒とタバコはひたすらに安く買える。
ついでに、夜の遊び代も安い。
詳細は察してほしいが、Sで従来価格の15万キープを維持しているローカル店ならば、なんと270バーツである。
パンデミック前は600バーツだったのが、半値以下に。
円安の今でも1000円ちょっとで遊べるというわけだ。
まあ実際にはビエンチャンにあるような外国人客の多い店は、タイバーツ払いを基本にしており、キープ払いでの旨味はないようだが。
ちなみに、タイ・ラオス国際バスでも、タイバーツをもとにキープでの額面を調整しているみたい。
キープ払いで3万キープ、バーツ払いで55バーツといった具合だ。
おおよそ市中実勢レート通りの計算となる。
要するにバーツ建ては動かさずに、キープの額面を都度調整する形。
また、ラオス国内の外国人観光客の多いゲストハウスのオーナーに話を聞いたところ、キープ暴落でかなり大変らしい。
部屋代は、やはり基本バーツ計算としている。
420バーツのところ、キープだと23万キープ。キープ払いは日々変動させるらしい。
なるべくならバーツ払いのほうが嬉しいみたいな雰囲気だった。
まとめ
ラオス国内ではタイバーツがそのまま使えるため、無理にラオスキープに両替する必要はなかったりもする。タクシーの支払いもバーツでいける。
ただ買い物時のレートは店やドライバーが自由に設定するため、レートが悪くなることがままある。
キープに両替しておいて支払いしたほうがすっきりはする。
とはいえ今のキープの暴落ぶりをみると、両替したキープはさっさと使い切らないと、この先どうなるかは不透明だ。1万キープ札の価値が現在は18バーツくらいだが、10バーツにまで下落するかもしれない。
ラオス国外ではキープはほぼ再両替不可。なるべく使い切ろう。
とにかく、酒、タバコ、夜が安い。キープ暴落の恩恵はその3つ。
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