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タイ入国情報

タイ入国料導入は9月に延期へ

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タイ入国料とは、外国人観光客のタイ入国に際して入国税を徴収するというものだ。
空路入国では300バーツ(約1200円)、陸路・海路入国では150バーツ(約600円)。
ここ数年何度も提案されてきたが、パンデミックにより延期に続く延期となった。
今年ようやく承認されて、2023年6月1日に徴収開始となる計画だった。
が、またしても延期となる。

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タイ入国料導入延期

タイ入国料導入を推進してきたピパット観光スポーツ大臣が答えている。
徴収方法の問題により、空路入国外国人旅行者からの入国料徴収開始は6月から9月に延期されるという。

空路入国での入国料徴収は、航空券に切り込む方式を取ることにしていた。
しかし航空会社が、規則に照らし合わせて難色を示している。
というのも、タイ入国料は、タイ人とタイ在住外国人は対象がとなっているからだ。
外国人旅行者からは徴収、タイ人と在住外国人は非徴収という形だ。
航空券を販売する際にはすべての乗客を同じに扱う必要がある。購入者の国籍などによって徴収金額を変更することはできない。
これが航空会社の言い分となる。
よって、空路入国者への入国料徴収開始は9月に延期される。

ちなみに、タイが入国料導入にあたり参考にしたのが日本の出国税だ。日本を出国する旅行者は1000円を払わないといけない。日本人も外国人も一律で航空券購入時に徴収される。

が、タイ入国料は、タイ人とタイ在住外国人は適用外だ。
航空会社としても、いちいち乗客の国籍やタイ在住かを確認するのは困難で、できるとしても面倒なプロセスが必要となる。
たしかに無理がある。

海路・陸路でのタイ入国料については、まだどうなるかはっきりしていない。空路入国だけが延期となり、海路・陸路入国が6月1日開始となるのは不公平だという声が出ている。
陸路と海路での入国での徴収方法もまだ定まっていないようだ。

陸路入国の外国人にも150バーツの入国料を徴収するのは、陸路国境を越えて遊びに来るマレーシア観光客などへの影響が懸念される。
1泊2日程度の短期旅行のたびに入国料を徴収されるのでは、旅行しようという気分が失せるのではないかと。
短期旅行者には入国料を免除する措置を調整する必要がある。

また、入国料を徴収をホテルに代行させるという提案もあったが、これも不公平になるだろうとして反対されている。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2552146/operators-seek-clarity-on-b300-tourism-fee

というわけで、タイ入国料の徴収開始は早くとも9月1日になりそうだ。
このままでは9月1日開始も怪しくなってきた。

航空券に切り込む方式では、外国人とタイ人を分けるだけでも面倒なのに、さらに外国人在住者も区別する必要がある。無理というものだ。
空路入国の場合は全員一律で徴収するしかなさそう。
タイの空港に到着時に徴収する形にすれば区別はできるものの、到着フロアが大混雑する。入国審査だけでも長蛇の列になるのに、そこに入国料支払いが加わると、おそろしい事態になるのは必至だ。これまた無理。

陸路入国では、国境検問所で外国人だけ150バーツを徴収すればいけそう。外国人でも在住資格のあるビザやワークパーミットを提示すれば免除とする。

さて、ピパット大臣がどのような解決策を出すのか、ちょっと楽しみになってきた。

なお、タイを訪れる外国人観光客は、今年3月下旬時点で600万人を突破した。毎月200万人ペースだ。
2022年1月が13万人だったことを思えば、大きく回復している。
2019年は一年で4000万人、一ヶ月あたり350万人ほどだった。
今年の外国人観光客は3,000万人に達すると予測されている。

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