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日本帰国情報

Visit Japan Webに新機能追加、どうなる水際対策のゆくえ

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日本入国時の手続きに用いるVisit Japan Web。
日本人の帰国ではファストトラックと税関電子申告で使われている。
細かい仕様がコロコロと変わっており、なんともわかりづらいシステムでもある。
Visit Japan Webならびにファストトラックの登録は、日本帰国時に絶対必須なわけではないが、登録しておいたほうが検疫がスムーズに進む。
そんなVisit Japan Webに新しい機能が実装された。4月1日からはさらに機能が増える。

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Visit Japan Webの新機能

Visit Japan Webのサイトを開く。

https://vjw-lp.digital.go.jp/ja/

お知らせとして、2023年3月28日付けで、3つの新機能追加を告知。

「パスポートのOCR入力」
「VISA連携」
「第3者による代理入力」

具体的に見ていく。

トップ画面に、「代理店入力はこちら」という項目が増えている。
これが「第3者による代理入力」ということだろう。

あくまで代理店用のログインとなるため、個人でVisit Japan Webを利用する際は関係ない。
個人はスルーだ。

次に、「パスポートのOCR入力」

Visit Japan Webにアカウントを登録して、ログインする。

「利用者を登録」で、本人の情報を登録する。

パスポート情報登録が必須となっているが、登録方法の選択ができるようになっている。
「カメラで読み取る」がOCR入力というわけだ。

マニュアルより

従来の「自分で入力する」も選択可能。これは、パスポート番号などを手入力していくもの。

すでにVisit Japan Webで本人情報を登録済みであれば、改めて登録し直す必要はない。パスポートのOCR入力は不要だ。

もう一つの新機能が「VISA連携」
これは、日本人帰国者には関係ない。
外国人の入国でビザが必要な人は、ビザ発給番号を入力するようになったということ。

マニュアルより

ビザ連携は任意。どういうメリットがあるかはよくわからない。
日本人はそもそもビザなど関係ないのでスルー。

以上が3月28日からの新機能となる。
2つは日本人個人旅行者には無関係。
パスポートOCR入力も特に不要だ。すでに本人情報登録済みであればスルーできる。

なお、4月1日からは「日本滞在中の手続きメニュー」が追加される。
免税QR作成機能が増えるそうだ。

マニュアルより

免税QRコードを作成することができる。
免税店で買い物する際に、パスポートの提示の代わりに免税QRコードを提示することで、必要な情報を提供できるようになるとのことだ。
これまた、日本在住の日本人には関係がない。
(海外在住日本人は日本一時帰国の際に免税で買い物ができるため、免税QRコードが使えるかもしれないが)

Visit Japan Webの新機能は、日本在住の一般日本人にはほぼ無関係だ。
気にしなくてもいい。

水際対策とVisit Japan Webのゆくえ

日本の水際対策は、今のところ変更されるという発表はない。
最後の変更は3月1日だった。中国本土からの直行便での入国では、陰性証明書の提示が必須で、日本到着時の検査はサンプル検査となっている。

中国以外からの日本入国では、従来のルールをずっと継続中。
つまり、ワクチン3回接種済みのワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示が必要だ。

2023年2月に実際に帰国した際の検疫の様子はこちらから。

関連記事:日本帰国事情2023年2月:Visit Japan Webで検疫スルー、健康カード配布終了、税関電子申告ゲート増設

Visit Japan Webでファストトラック登録しておけば、検疫はほぼスルーできる。
念押ししておくと、Visit Japan Webの登録は絶対必須というわけではない。登録しなくても日本帰国・入国はできる。でも登録しておいたほうがスムーズに進む。
日本行きフライト搭乗時には、ワクチン接種証明書or陰性証明書の提示は必須。

水際対策がいつ廃止となるかは不明だ。
5月8日に5類への引き下げが実施されることが決定しており、おそらくそのタイミングで水際対策も撤廃されると予想されるが、正式発表はない。

なお、Visit Japan Webはその名のとおり、本来は外国人訪問者向けに開発されたはずなので、水際対策撤廃後も継続するだろう。
水際が完全撤廃されれば、日本人にとってのVisit Japan Webは、税関電子申告くらいしか使い道がなくなる。
税関電子申告は必須ではなく、従来の紙での税関申告でも何の問題はない。
Visit Japan Webをわざわざ登録する必要もなくなりそうだ。

まあ、Visit Japan Webの登録はもうすっかり慣れてしまったので、個人的にはあってもなくてもどっちでもいいかなというレベルだ。
でもやっぱりないほうがいい。面倒くさいんで。

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