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日本帰国情報

日本の空港検疫陽性率低下、香港・マカオは開国

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日本は昨年末より中国からの入国者に対して臨時的な水際対策強化を実施している。
まず中国本土からの到着者に対して、空港での検査を一律で実施。年明けには事前の陰性証明取得も義務付けるようになった。
今のところ水際措置の緩和の話は出ていない。

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空港検疫での陽性率は低下中

厚生労働省では毎日の空港検疫の結果を発表している。
2月2日の到着時検査での陽性者は4人。うち症状ありが1人、無症状が3人。滞在歴では中国が3人(全員無症状)、アメリカが1人(症状あり)。

週に1回、過去一週間の統計を発表。
2023年1月27日から2月2日までの検査数は8,620人で、陽性者は34人。陽性率は、0.39%。

前週は、検査数9,328人、陽性者は74人。陽性率0.8%。
前前週は、検査数10,400人、陽性者は117人。1.1%。
前前前週は、検査数7,261人、陽性者は249人。3.4%。
前前前前週(12月30日から1月5日)は、検査数4895人、陽性者は408人。8.3%。

8.3%→3.4%→1.1%→0.8%→0.4%、と明らかに減少している。

松野官房長官は、2月1日の会見にて、中国を対象とした水際措置を当面継続すると発表している。中国の感染状況を見ながら柔軟に対応していくとのことだ。

台湾は、中国からの入国者に対するPCR検査を7日に廃止する。
開始当初の陽性率は25%だったが、先週は2%にまで下がり、1月29日の陽性率は1.1%。
イタリアは、中国からの入国者への全員検査をとりやめて、ランダム検査に切り替えた。
韓国では引き続き検査を実施。
またアメリカなどでは中国からの旅行者に対する事前の陰性証明取得義務を継続する。

日本だけが厳しいわけではない。国によって対応は様々だ。
ただ、中国からの入国者への水際措置は緩和しつつあるのも確かだ。

日本は5月8日に5類への引き下げを決定している。
5月8日には水際措置が撤廃されるのは間違いないが、それまでに段階的に緩和されていくかもしれない。

中国本土と香港・マカオ往来が自由化

2月6日より、中国本土と香港・マカオ間の往来が全面再開されることになった。
事前の陰性証明証取得が一切不要となる。
また、中国本土から香港・マカオへの団体旅行も再開されるという。

すでに中国本土から香港へ移動する人は多かったようだが、6日からは自由に往来が可能となる。

さて、日本の水際措置だが、香港は対象外だ。
また、中国本土ないしマカオからの直行便到着者だけでなく、過去7日以内の中国本土滞在歴がある人は対象となる。
が、滞在歴はあくまで自己申告に基づくものだ。
滞在歴を偽れば、厳しい検疫を回避する抜け道ができてしまう。

まず中国本土から香港へ移動する。香港で一週間以上滞在すれば、中国本土の滞在歴ありとは見なされない。が、中国本土から香港に移動してから一週間以内に日本行きのフライトに搭乗する際に、中国本土滞在歴なしと申告すれば、事前の陰性証明取得も日本到着時の空港検査もスルーできてしまう。

香港発日本行きのフライトでは中国滞在歴の有無をどこまで厳しくチェックしているかはわからないが、中国から香港への入境に自動化ゲードを使っていれば、パスポートにスタンプが残らないため、調べようがない。
簡単に日本の検疫を回避することができる。

まあ、これは以前からそうだったこと。
2022年の中頃までは滞在国によって日本の水際措置が異なっていた。
厳しい国からの日本入国では強制隔離が求められた。
これを回避するため、滞在歴を偽るケースがあったという話だ。
たとえばアフリカから日本に帰国するとする。アフリカからの帰国では強制隔離ありだとしよう。
日本への直行便はないので、経由便を利用することになる。UAEで乗り換えて日本へ入る。
この際に、アフリカ滞在歴を申告せずに、UAEからの帰国とのみ申告する。
すると強制隔離を回避することが可能になるという寸法だ。

個人的にも過去何度も帰国しているが、滞在歴申告について、パスポートの中まで調べられたことはない。
滞在歴を偽るのは容易い。
中国本土から香港へ自由往来が可能となれば、検疫回避しようとする人も増えてくるかもしれない。
ただ、キャセイパシフィック航空や香港エクスプレスなどは日本行きフライトの一部欠航を追加すると発表している。
現在の日本の水際措置はなんとも中途半端な状態だ。

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