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タイ入国情報

非常事態宣言延長のタイ、8月からの入国規制と国内行動制限は?

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タイでは2020年3月以来、非常事態宣言がずっと発令されている。
これまで18回延長されてきた。
2022年7月31日までの非常事態宣言は、8月1日から9月30日まで2ヶ月延長されることが官報掲載により正式決定した。これが19回目の延長となる。
タイ在住者には非常事態宣言は慣れっこになっており、もはや誰も気にしていないとさえ言える状況だ。
8月からの夏休みでひさしぶりに日本からタイへ旅行しようと計画している人も多いだろう。
延長された非常事態宣言のタイではどのような規制措置や制限が課せられているのか、まとめてみる。
日本人旅行者にとってのタイ旅行非常事態とは。

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非常事態宣言下のタイ

CCSAによる非常事態宣言延長の告知。

8月1日から9月30日まで非常事態宣言は延長される。

では、2022年8月から非常事態宣言において、タイではどのような措置がとられるのか。

結論から言えば、何も変わらない。
これまでどおりだ。

タイ入国規制

8月1日以降も、これまでどおりに入国可能。

関連記事:タイ入国 スワンナプーム空港での状況最新レポート

必要なものは、パスポートとワクチン接種証明書(or陰性証明書)のみ。
完全なワクチン接種は接種2回でいい(ジョンソンアンドジョンソンは1回)。
ワクチン接種証明書がない人は、出発前72時間以内のPCR検査もしくは専門機関による抗原検査の陰性証明書があればいい。

タイランドパスによる事前登録は不要となっているし、医療保険加入義務もなくなった。(ただし、海外旅行保険の加入は強く推奨されている)

パスポートとワクチン接種証明書だけで、簡単にタイへ渡航できる。

タイへ出発するフライト搭乗チェックイン時に、航空会社がワクチン接種証明書or陰性証明書の確認を実施。
タイ入国時には書類の提示は原則不要(ランダムでチェックが行わる可能性はある)。

日本国籍者は、ビザ免除措置を受けてタイに入国できる。滞在日数は30日までだが、現地で手続きすればさらに30日の滞在延長が可能だ。

タイ国内規制

タイ国内での規制や行動制限はどうか?
特にこれといって、規制や制限はない。

公共交通機関の利用

バス、フライト、地下鉄など公共交通機関はもうほぼ元通りになっている。
中には休止したままの路線や減便などはあるが、多くのルートが選択可能。
ソーシャルディスタンス仕様の座席制限もほぼなくなっている。
昔のままの状態で乗り物利用可能だ。

マスク着用義務解除

まず、マスク着用義務は、6月下旬にすでに解除されている。
それまでは非常事態令によって公共の場でのマスク着用義務が課せられていた。罰則規定ありだ。最悪の場合逮捕されることもあった(実際には逮捕者は一人も出ていないそうだが)。

この着用義務が撤廃され、マスクの着用は任意となっている。
ただし、人混みや換気の悪い場所ではマスクを着用するよう強く推奨されている。

また、電車や飛行機の中など公共交通機関でもマスクの着用は求められる。
コンビニやスーパーでもまだまだマスク着用が求められる。
運営者や施設側が客に対してマスク着用を求めているわけで、法律による強制ではないが、マスク非着用だと施設利用を断られる可能性もある。

パタヤの現実でいえば、街を歩いたりバイクに乗っているタイ人の大半は引き続きマスクを着用している。
店に入る時はほぼ全員マスク着用だ。

街中の欧米人や中東の旅行者の大半はマスクをしていない。
店舗に入る際やバスに乗る際には、欧米人は比較的ルールに従うが、アラブ系は完全無視する傾向が強いように見える。

昼間のパタヤは暑い。
出歩く時はマスクをしなくても問題ない。
ただ、店に入る時や公共交通機関を使う際には各施設の指示に従うこと。
あとはマスクの着用は完全自由だ。

なお、検温と手指消毒は継続中。
ただ、検温についてはかなり減ってきたように思う。
ビッグCでは入り口の検温器が撤去された。セブンイレブンでは入り口に置かれたままだが、特にうるさく言われることがなくなった。
アルコール消毒は各店舗入り口にあり。

店舗営業時間

2年半前の非常事態宣言発令後、娯楽施設閉鎖命令は何度も発令され、夜間外出禁止令も出て、ロックダウンされる時期もあった。店内飲食不可の期間もけっこう長かった。

パタヤは文字通りゴーストタウンと化していた。

飲食店にしろ娯楽施設にしろ再開許可が出ても、営業時間はずっと制限されてきた。

が、もはや店舗の営業制限は全面的に解除されている。
通常の飲食店はもちろん、ナイトライフ娯楽施設も全面的に再開が認められている。
すべての業種が再開可能となった。
営業時間の制限も通常通りに戻った。
飲食店は24時間営業可能だ。ただ朝まで営業しているような店は少ない。

娯楽施設は、各県各エリアが定める営業時間内でオープンできる。
バンコクやパタヤでは営業時間は午前2時まで。表向きの営業時間は元に戻った形だ。
ただ、午前2時にはきっちり閉めてしまう店は少なくない。
客が少ないせいもあるだろうし、当局の巡回を警戒しているともいえる。
パンデミック前であれば、午前3時や4時、特には朝まで営業する店も多かったが、現在は少なめ。むろん、中には遅くまで営業しているバーもあるが。

ATK検査とワクチンパスポート

娯楽施設によっては、入店時にATK(簡易抗原検査キット)による陰性証明を提示する必要があった。
が、そのような店はほとんど見かけなくなくなった。
検査もなく普通に入店できる。

また、イベントによってはワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の提示がないと入場できないこともあった。
特に大きなイベントではワクチンパスポートが必要だった。

ここ最近ではワクチンパスポートの提示が求められ場面には遭遇していない。
もともと大きなイベント以外でワクチンパスポートが必要なことはほとんどなかった。

タイ国内で普通に旅行する間に、ワクチン接種証明書や陰性証明書を見せろと言われることは、まずないだろう。
ただ、どのみちタイ渡航にはワクチン接種証明書が必要なわけで、紙媒体のワクチン接種証明書しか持っていない人は、写メにしてスマホに保存しておくのがベター。紙自体は持ち歩く必要はないだろう。

検査陽性での隔離

タイでPCR検査をして陽性となり、感染が確認されれば、隔離療養の対象となる。原則10日間だ。
隔離のルールを破れば、感染症予防法や非常事態令違反ということになろう。
指定伝染病では当たり前といえる措置なので、非常事態宣言はそこまで関係ないような気もするが。
ただ、非常事態令違反となれば、本当に逮捕される可能性もあることだけは頭に入れておいたほうがいい。過去には隔離から逃亡した外国人が追跡され身柄を拘束された事例はいくつかある。

無症状であれば、検査しないかぎり陽性となることはなく、感染確認もされない。

日本帰国前72時間以内のPCR検査で陽性となれば、完全に無症状であっても、10日間隔離療養の対象となる。
これはタイ側の問題というより、日本の水際対策の問題であろう。

日本人旅行者にとってのタイ非常事態

タイは開国済みである。ワクチン接種証明書があれば簡単に入国できる。制限はない。
タイ国内の規制措置はほぼすべて解除されている。マスク着用義務はない。店は通常営業可能。夜中まで遊び回ることが普通にできる。
タイはパンデミック前の状態に戻っている。
非常事態宣言下にあるものの、これといった規制も制限もない。自由だ。
非常事態宣言を理由にタイ渡航を躊躇する必要はないだろう。旅行者にはほとんどまったくといっていいほど非常事態宣言は影響がない。

パタヤでの体感としては、マスクを着用している人が多いことと観光客(特に中国人)がいないこと以外、パンデミック前とさほど変わっていない。再開していない店はまだまだ多いけれど、ツリータウンといったにぎわっているエリアはパンデミック前よりも盛り上がっているほどだ。

タイの非常事態宣言はほとんど無関係でも、日本からの旅行者にとっては、日本の水際対策のほうがはるかに大きな課題だ。帰国前72時間以内の陰性証明書取得は必須のままだ。ここで陽性となれば、すぐには日本に帰国できない。
日本人旅行者にとっての非常事態は帰国前PCR検査で陽性となることだ。

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